「船上編「汚れなき悪戯」」海の上のピアニスト きりんさんの映画レビュー(感想・評価)
船上編「汚れなき悪戯」
「ひとりの捨て子が、素敵なおじさんたちに拾われて、うんと可愛がられて、そして死んでいく」。
マルセリーノ。そしてこの1900。
貧しい、定められた境遇に生きる船員と修道士たちに与えられた、
この幼子は神からのギフトだ。
今作「海の上のピアニスト」は、物語の展開的には1900の成長後に重点が置かれているけれど、冒頭描かれていた「船員たちと幼子が一緒に暮らした船倉でのシーン」が、心に深く残る。
つまり、世から隔絶された海の上の、船の中の、そのまた隠された窓のない船倉での、彼らの共生のシーン。
「船」を舞台にした数々の名画は、その不安定性と閉所性のゆえに、なにか独特の物語世界が醸されていて、
だから実に面白い。
170分のイタリア版、これ観てみたいです。
イタリア映画って、人々がささやかに暮らして、そして少しだけ幸せになったのに 破壊で終わるの。
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僕は何度か台風の客船を体験しています。
下船したあと四つん這いになって、ペタペタと港のコンクリの地面を叩いて確かめる「動かぬ大地」の、どれだけ頼もしく、嬉しく思えたことか!
そしてあの「眼振」って、実験・再現出来るんですよ、ぐるぐる回って目を回した人の眼を覗きこんで見て下さいね。
こんばんは。
お久しぶりです。
まだまだ暑い日々ですが、それでもところどころに初秋を感じるものもちらほら見かけるようになりました。
紫外線と熱に弱いはずの新型コロナウィルスも数値的にはまだ衰えを見せていませんが都内ではもうwithコロナの様相です。
我が家の大黒柱もこの夏をやっと越せたといった有り様で、病気が分かって以来1年半、徐々に少しずつ下り坂を降りているといったところです。