ブレア・ウィッチ・プロジェクトのレビュー・感想・評価
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高予算で作られた映画こそが良い映画とは限らない
わずか6万ドルという超低予算にも関わらず、2億4050万ドルという興行収入を叩き出した作品。 全編画質の悪いホームビデオ画面という斬新な映像は当時の映画界を騒然とさせました。 しかしこれが逆に功を奏し、とても映画とは思えない本当にあったような恐怖を味あわせてくれます。 大きな画面で見ればより一層世界感に入り込めるはず。 次々と襲いかかる謎の恐ろしさ。 やがて訪れる戦慄のラストシーンはもはやトラウマ級。 注意点としてはホームビデオ故の手ブレ・ピンボケが多く、動き回る映像に慣れてないと画面酔いしやすいこと。
アイデア勝負
『食人族』的POVモキュメンタリー。主人公の女性にイライラするが、それもリアルと言えばリアル。(軽率さが大変な事態を呼ぶということがキモなので。)/誰もが手軽に撮影できるようになったということの功罪自体が描かれる映画。映画内映画もそうだし、この映画自体も、低予算お手軽機材の賜物だという意味で。/『X』(『Pearl』のシリーズのやつ)も思い出した。
リアル感が売り、だけど古い
今作はVHS時代に流行った。 今の時代ならスマホでさえ手ブレ防止機能があるし、もっと見やすい映像が当たり前なのだが、20世紀の当時は一般人が撮った動画のクオリティといったらコレが普通だった。 オリジナル音声(字幕版)での視聴だとリアル感がある。 吹替版だとリアルさは無くなる。 声優が駄目というわけではなく、演技を感じたり手を加えている気配があれば醒めて没入できなくなる。 出演者の演技が上手いか下手かは氣にならない、ということは上手い。
観る側の想像力に委ねられる
怖いよ!めちゃくちゃ怖かった!夜寝れなくなっちゃうじゃんすか!いいぃぃぃやあぁぁぁぁ!!!!!
あまりホラー映画に詳しくないので、この映画が後世に与えた影響とかは抜きにして、純粋に作品をレビュー致します。
70年代位までは「今から皆さんが観るお話は実際に起こったことなのです…。イヒヒヒ…。」なんて前説がホラー界で結構あったみたいですが、今作はそれをガチでやろうぜ!というわけであります。求められるリアリティは申し分なし。手ブレピンボケ当たり前。観客が快適に観れるかどうかなんてお構いなしです。
登場人物はほぼメインの3人のみ。この3人が罵り合うシーンが面白いです。観終わった後に「ん?そういえばあれって演技なんだよね?」と思い出して演技力の高さに驚かされます。
この作品に私が入り込めた理由の一つに、山岳部に所属していた(体力無くて1年しかもたなかったw)というのがあるかもしれません。あの人達が背負ってる荷物、何泊かするのを想定しているなら20〜30キロ位はあるはず。そんな重いもの背負いながら、道に迷ったり地図がないとか言い出したりしたら…まあ、ああなりますよね。それに山や森の中で迷うって凄く怖いんですよ、単純に。地図があっても、予定通りに目的地に着かないだけで凄く不安になります。
森の中で謎のアイテムを発見したり、怪異に怯える3人。やり過ぎると嘘っぽくなる、絶妙な塩梅が素晴らしいです。
さて、この「やり過ぎると嘘っぽくなる」というのがこの作品の一番大事なところだと思います。嘘っぽくならないようにした結果、結局何が起きていたのか分からないのです。お化けが出たー!とか、殺人鬼が出たー!とか…そういうわかりやすい答えがないまま終わります。
つまり、怖いかどうかは観る側の想像力に委ねられるのです。怖くなかったという人が想像力が無いとかそういうことではなく、このシチュエーションにどれだけ共感し、感情移入出来るかだと思います。「こいつら何やってんだ?」って思って観てた人はラストシーンでも「?」だったと思います。「共感」は恐怖への入口。そしてその恐怖の中身も人それぞれだったのでは。
全てはラスト5分の為のお膳立て。あのラストでどれだけ怖がらせる事ができるか、つまり、どれだけ観客を没入させる事ができるか。そういう映画だったのではないかと思いました。
リアル志向が過ぎると不気味だがより現実味が無くなるのか
低予算POVパニックモキュメンタリーの先駆者的作品として知ってはいたが観た記憶が無く、鑑賞 公開当時では画期的であっただろう演出は不気味ではあるが、やはり「これはノンフィクションなんだ!」と心から信じて観るのと観ないのとでは没入感は違う。今観ると良く言えば物語の余白があるが、悪く言えば説明不足で盛り上がりも少なく眠たくなる。 ラスト10分はなかなかドキドキさせるものはあるがそこも余白、と。
面白いけど今見ると
The Blair witch projectついに見ました。以前Blair witchは鑑賞しましたが、今作は未鑑賞でした。正直あんまり怖くなかったです。Blair witchが怖かっただけに残念です。でも当時の時代を考えると画期的な映画だとわかるくらい作りがすごくいいです。あと嫌いな人が多いであろうバットエンド!僕は大好きなのでこの評価です。
モキュメンタリーの先駆け
魔女伝説が残る山中で遭難し、正体不明の何かに襲われるって感じだけど 道中の険悪になってゆく人間模様としょうもない喧嘩しか印象に残らなかった。 たしかに不気味な映画ではあるけど、徹底して怪異の正体を写さなかったのは評価分かれそう。 いや、あからさまに魔女や怪物を出したらチープになるか?
余計なものが映っていない分こわい
引き算の発想で、予算がなければ余計なものを映さないという徹底ぶりで、低予算なのにここまでのクオリティの映画にしてしまった奇跡の出来栄え。この映画に関わった、ほとんどの人がその後ヒット作を作っていないことを見ると、とんでもないまぐれ当たりだったことになります。 監督のコメンタリーに、カーラジオから流れる曲に、「使用したい曲があったが、予算の都合で使用できなかった」みたいなコメントがあったので、このような、ファウンドフッテージものにして、編集も粗く、音楽もつけず、登場人物も最小限で済むという、開き直りで作ったら、妙なリアリティが出て、それが怖さを生み出し、ヒットしたという皮肉な作品ですね。 潤沢な予算と、入念な準備期間を経て制作された映画だけが、面白いものになるわけではないという、いい例になったと思います。 ただし、結局みんなどうなっちゃったの?とか、ブレアウィッチっていったい何だったのとか、そういう根本的なことは何も解決していません。
【モキュメンタリー・ホラーの先駆け的作品。】
■大学の映画学科に通うヘザー、ジョシュ、マイクは、伝説の魔女を題材としたドキュメンタリー映画を撮影するべくブラック・ヒルズの森に向かうが、そのまま消息を断ってしまう。 それから1年後、彼らのものと思われるフィルムとビデオが森で発見される。 ◆感想 ・超低予算で作られた作品であろうことは良く分かる。 ・特に怖いシーンが出てくるわけではなく、じわじわと怖さが伝わって来る作品である。 <今作の意義は、その後多数制作されたモキュメンタリー・ホラーの先駆け的作品であるという事であろう。>
アイデア勝負のホラー
残されたビデオを再生してみると・・・、このパターンを作り出した伝説的なホラー映画。 公開当時は映画館でカメラのブレを見せられるのは苦痛でもあった。 ハリウッドに若者が集まる理由がよく分かる。
POVである意味
劇場公開時鑑賞。
お金がないなりに、臨場感や没入感を高めて映画内でのリアリティのレベルを少しでも上げるため、と思っている。
終盤映像も顔もグシャグシャになるのも、ラスト思いっきりぶん投げてるのも、はっきりとは映さないのも、そういう意図で見れば良かった。
実話(というふれこみ)とかどうでもいい。一種のメディアミックスみたいなもんかなと。
乗り物には酔いやすい方だが、POV映画で酔ったことはない。なぜだ。むしろもっとカメラをぶん回せ!って思ってしまう。臨場感や没入感が上がって、自分がそこにいる意識が強くなる。だからホラーと相性いいのかな。
後世に多大な影響を与えた
POVホラー・ファウンドフッテージの金字塔。 この映画をキッカケにたくさんの類似作品が作られた。 ナイト・オブ・ザ・リビングデッド、ソウなどのように 、後に影響を与えた作品の一つ。 それだけで評価に値する。
レビュー
他メディアも織り交ぜた宣伝効果もあり、大ヒットし、POVホラーの火付け役となった本作。 現在のPOV作品を観てるので、迫力やストーリーに物足りなさを感じつつも、しっかりと不穏な雰囲気を堪能出来ました🦊✨
当時としては画期的か
今となっては、様々なシチュエーションホラーを見かけるようになってしまい、この作品の斬新さは正直実感できない。 シャマランの「ヴィジット」のほうが面白いですよね。(そりゃそうか) ただ低予算っていう意味では、感心するアイディアだし、本当にああいうビデオがあったら…と考えるとぞくぞく怖くなるって意味では、すごい
モキュメンタリー
アイデア一発勝負。嘘のドキュメンタリーを作るということが、社会現象を巻き起こすほどになった。公開当時に観なかったために、最初から嘘とわかっていてつまらなくさせる。予備知識無しで劇場で観ていたなら、それなりに評価していたかもしれない。 ラストの家を発見するまでが退屈でしょうがない。肉片も石もさっぱり面白くないし、もうちょっと工夫があればいいと思う。 モキュメンタリーとは疑似ドキュメンタリーのこと。当然ドキュメンタリーの手法でインタビューやニュース映像を盛り込んだ作品。もしかして本当にこんなことがあったの?と思わせ、実は偽物でした~と思わせるのが真意であり、最初から偽物だとわかっていたらモキュメンタリーとは言わないほうがいいと思う。 なお、wikiに掲載されている作品は幅が広すぎるし、『大日本人』まで入れてあるのには笑える。ウルトラマンや巨人がいるわけないので、モキュメンタリーと呼ぶにはお粗末すぎます。同じく『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』や『クローバーフィールド』まで・・・執筆者のセンスを疑ってしまいます。 逆に真摯に制作されたドキュメンタリー映画をモキュメンタリーだと批評するのは、トランプ大統領が「フェイクニュースだ!」と叫んでいるのと同じで、制作者側に対して失礼に当たると思います。もしそれが拡散されたら、明らかに名誉棄損として訴えられる可能性もあるので要注意です。
当時の記憶を無くしたので
リアルタイムで映画館で観てあまりのあれさ加減に日本の映画館でブーイングというものをしてしまったのですが、内容が記憶から抜け落ちてしまったので、懐かしいな〜とながら見してみました。 いや、ここまで映画の体裁ではなかったとは…。 恐怖動画という前提で見たらなんか…なんとかなんかもしれないけど…クソです。
睡魔を追い払うのに大変苦労した。
「ブレア・ウィッチ」を観て、まぁまぁ観られたので、その前の…シリーズ初?の作品がストリーミング配信されたのもあったので、観てみた。 んー、どこが面白いのか教えて欲しいくらいつまらなかった。 この手のモキュメンタリー作品は 元々好みではないので、良さを見出だせなかった。 先ず、全然怖くない(怖さが全く伝わらない)し、緊迫感とか 拒絶された森に棲む 見えない何かに覆い尽くされた絶望感も感じないし、森の中の恐怖モキュメンタリーなら、「食人族」とかの方がよっぽど怖い(人間が一番恐ろしい)んじゃないかな? 改めて観直してはいないけれど、「食人族」は子供の頃、死ぬ程怖かった(笑)! それと、小屋に入ってからの 女性がギャーギャー言うのが耳障りで かなりキツかった。
ブレア・ウィッチ・プロジェクト 観終わり。 公開当初からいつか必ず...
ブレア・ウィッチ・プロジェクト 観終わり。 公開当初からいつか必ず見ようと思ってた作品なんだけど、随分寝かしちゃいました 笑。 今見ると、とてもシンプルでちょっと薄味な内容に感じるけど、 現代のリアル系ホラーの祖であり、 POV=主観カメラ目線での撮影 モキュメンタリー=フィクションをドキュメンタリーのように見せる手法 ファウンド・フッテージ=埋もれていたフィルムが発見されたという設定で魅せる手法 などをとても効果的に組み入れてる。 また、ネットが発達するタイミングでのメディアミックス展開なども含め、 当時とても斬新で、底しれぬ恐怖を感じた。 続編 観たいな。 2じゃなく ブレアウィッチの方 笑
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