シュリのレビュー・感想・評価
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究極の愛が組み込まれた韓国のスパイアクション映画。 本年度ベスト級。
1999年の公開時に大ヒットした作品の映像や音響を手直しした作品と言うことで鑑賞。
ぶっちゃけ中盤までは何故大ヒットしたのか解らない(笑)
だけど後半のある事実を知り、のめり込んで行く感じだった。
韓国映画、禁断の愛の描き方がハンパねーって感じ(笑)
序盤、北朝鮮と思われる場所で生きるか死ぬかの軍事演習的なシーン。
これが意味不明なんだけど、後から解るシーンとなっていて終盤の涙を誘う。
結婚を控える韓国情報局のユ・ジュンウォンがメイン。
国内で暗殺事件が多発する中、ジュンウォンが同僚と暗殺者を捜査する中、破壊力が凄い液体状の爆弾が奪われてしまうストーリー。
銃撃戦やアクションシーンが多め!
その時の迫力を出す理由もあってなのか、カメラアングルがブレブレで目が回りそう(笑)
当時のカメラワークとして新鮮だったろうと思うけど、やり過ぎな感じ(笑)
韓国と北朝鮮の関係性がなかなかリアルに表現していた感じも見所。
仲間を助ける為、任務を放棄するか?
任務を遂行する為、仲間を放棄するか?
このセリフが本作のキモだった感じ。
終盤の予想も出来ない事実に驚く!
今まで見てきた序盤のシーンが走馬灯の様に思い出され涙が止まらない。
究極の「愛」に泣ける!
本作が当時大ヒットした理由が解った様な気がした。
「シュリ」って人の名前だと思っていたかど違ってました( ´∀`)
8279
25年前に受けた衝撃を思い出した。本当は劇場で観た方が良いのだろうけども。初見の方は是非とも劇場で。確かに所々甘かったり冗長だったりは否めないが、25年前の韓流黎明期に"コレ"というのが大事。そしてこの映画の本番はラストシーンからのエピローグ。エンドロールの歌(歌詞)も含めてエモーショナルの渦に呑み込まれます。
主人公(俳優)はこの後に「カル」でも可哀想な事に苦笑。この映画と「カル」そして「火山嵩」で私の韓流(映画だけね)好きが確定した。
韓国最高傑作のスパイアクション映画
スパイアクションのスピード感と悲しい恋愛のラブストーリー。今でも日本だけでなくアジアではこれより優れたアクション映画はないような気がする。
盗聴器の場所とかびっくりネタもあり、現実の2002年のサッカーワールドカップ共同開催に絡めた爆弾も起動する引き金は〜というのもドキドキハラハラモノでした。
公開当時は観ていないので、4kデジタルリマスターで現在の映画館で観れて良かった。
25年ぶりの鑑賞。鮮度は落ちず、逆に当時の韓国映画のパワーに改めて脱帽!
しばらく権利の都合でパッケージは廃盤、未配信のためレンタル以外は観ることができなかったまさに「韓国映画の伝説的大傑作」をデジタルリマスター版で久々劇場鑑賞。
日本公開は2000年1月。
月日が経つのは早いもので25年も経つのですね。
公開前から話題で初日に劇場に足を運びました。
確か韓国映画を観るのも本作が初、世間も2002年のFIFAワールドカップ共催でお互いの文化交流も積極的になった両国のムードの非常に良い時期でしたね。
とにかく当時の日本映画では想像がつかないとびきりリアルな銃撃戦のスパイアクション、ハリウッド超大作『ブラック・サンデー』(1977)のような大規模なスタジアムロケに度肝を抜かれ、映画の根底、テーマに同一民族の分断の悲しみ、統一への願望と葛藤という、到底日本では描かれないポリティカルな側面が作品により深みをあたえて、(当時の)日本映画との大きな差に打ちひしがれた記憶が鮮明に残っております。
本作の大成功で、その後『JSA』(2000)『シルミド』(2003)『殺人の記憶』(2003)『ブラザーフッド』(2004)と次々と公開され国内でもヒット、ジャンルとして定着しましたから、まさに記念碑的作品ですね。
出演者もハン・ソッキュ、『LOST』のキム・ユンジンも懐かしかったのですが、ソン・ガンホが若くてスマート、そして完璧な2枚目役で驚き。
そしてチェ・ミンシク。本作でブレイクして『オールド・ボーイ』(2003)『親切なクムジャさん』(2005)『クライング・フィスト』(2005)『悪魔を見た』(2010)と2000年代の韓国映画を牽引しましたね。
25年ぶりの鑑賞ですが鮮度は落ちておらず、逆に四半世紀前にこれだけの映画を撮影した韓国映画のパワーに改めて脱帽ですね。
ただ25年経っても現実の南北問題は全く進展を見せていない現実は切なくなりますね。
素晴らしい映画だ
日本で公開当時、評判を聞いて見に行きましたが、正直あまり期待しないで行ったのですが、韓国映画のレベルの高さに驚きました。それと、朝鮮半島に暮らす人達の複雑な感情をほんの少しだけ、理解できたような気がしました。愛と憎しみ、信頼と不信。相反する感情が描かれており、自分の気持ちも揺れ動きました。一度観ているので、結末は分かっているのに、ハラハラしながら見ていました。正義と職責は果たしたものの、最愛の人も無二の親友で戦友のような相棒も亡くした主人公の絶望と深い悲しみに、慰める言葉も見つかりません。美しく少し悲しい音楽、それと済州島の綺麗な景色と相まって胸を打つラストシーンです。
日本公開から、24年ですか…。ハン・ソッキュもソン・ガンボも年取ったな、そして自分も。
気持ちは南北分断を超えて
とんでもなく有名な作品なのに観ていなかった…。デジタルリマスター版で劇場公開&配信もされると知って鑑賞しました。
ハン・ソッキュの任務を遂行するスマートな佇まいと、事実を知ってしまった表情がたまらなく良かった。
チェ・ミンシクの地べた這いつくばって来た感も凄い。
吸い込まれそうな海の青さが切なさをより深いものにしていました。
観る者の胸を引き裂く、唯一無二の壮絶なアクション・メロドラマ
深く胸に刻まれていた作品だが、随分と長い間観ることができなくなっていた。リマスター版の再公開を機に劇場で観たいと思っていたが…Amazonでの配信開始を知り、我慢できずに自宅のテレビで鑑賞。とうの昔から結末を知っている自分は、始まって10分かそこらでの幸せそうな2人をみているだけで目頭が熱くなってしまった。
最初の劇場公開時から言われていたことだが、この作品には荒削りなところが多々ある。にも関わらず、この作品は実に力強く観る者の胸を揺さぶり引き裂く。何度観ても涙を堪えることができないが、脳裏には同時に、こんな風にセンチメンタルになってはいけないのではないかとの想いが去来する。ストーリーはフィクションでありながら、描かれているのは朝鮮半島の分断による痛みであり、これは紛れもなく現実であることが、ほんの僅かかも知れないが、朝鮮半島の人々の痛みのリアリティが伝わってきたような気がした。この感想は、今日再鑑賞してみても全く変わらない。
最初の公開時には、映画好きを自認していた自分は、アクション映画で完全に韓国に先を越されたとの感想を持ったことを覚えている。しかし、再公開に際しての予告編で、「韓流の原点にして頂点」というキャッチコピーが使われていたのを見て、強烈な違和感を持った。そんな風に何かと比べて進んでいるとか、原点だとか頂点だとか、そもそもそんなことが問題になるような作品ではない。そんなことは全く意味がなく、紛れもなく比較するもののない、唯一無二かつ問答無用の大傑作であることを私は疑わない。再び観ることができるようになったことを、心から喜びたい。
チェ・ミンシクとソン・ガンホ
この作品と「JSA」が今の韓国映画の隆盛の原点
「JSA」は何度も観ている好きな作品だが、「シュリ」は初鑑賞
恋愛要素が絡む作風だったので今の今まで食指が動かなかった
相変わらずエモい作りは変わらずだが、驚いたのはチェ・ミンシクとソン・ガンホ
若い…
韓国を代表するオジサン俳優二人が、若い…
チェ・ミンシクは知らなければスルーしているくらいだし、ソン・ガンホはフォルムだけで見れば仲村トオルだ(髪型がそっくり!)
ピエール瀧の二十代当時がシュッとしてカッコよかったのを思い出しましたよ
映画自体は「JSA」同様、南北問題が題材
しかし、韓国映画界はオジサン俳優の層が厚い(ソウルの春は韓国映画オジサン祭だ)
日本だとピエール瀧やリリー・フランキーある意味部外者二人が代表格で、本業の俳優陣は佐藤二朗やムロツヨシだもんな…オワリ
アクション大作なんだな
権利関係から長らくソフト化されずにいた幻の傑作という触れ込みで、期待値高くリバイバルにて初鑑賞。
25年前に見ていたらさぞ衝撃的だったろう。撮影と編集技術もすごいが、カン・ジェギュ監督のアクション演出のレベルの高さは驚異的。カーチェイスもガンアクションも、数多ある凡庸なアクション映画を完全に凌駕している、と。
皆さんご指摘のように、ストーリーの粗さや展開の不自然さなどツッコミどころ満載なれど、アクションシーンが秀逸なのと、脇のソン・ガンホ、チェ・ミンシクがいい芝居をしているので目をつぶっちゃう。
しかし。
主役の刑事と女工作員、この何を置いても重要な2人のキャスティングはどうなんだ。魅力に乏しく、物語が進んでも一向に感情移入できないのは致命的であった。演出よりもプロデュースの責任じゃないか。
ラストシーンに立ち上がれない
初見は2000年。まだ韓流もヨン様も出現する前、たまたま単身赴任の暇つぶしにみた映画に凄い衝撃を受けた。韓国映画はここまでレベル高いのか。日本置いていかれてるやんと。そして今では虚しいが、当時は南北に融和ムードが満ちつつあるように思えたものだった。
もちろんガンアクションもストーリーも、色々ツッコミたくなるシーンはある。でも祖国統一のため私情を無にしたはずの工作員が、一瞬夢見た自身の幸福とそれを手放す絶望。この千切れるような心情はハリウッド大作からは絶対伝わってこない。
全てが終わった後に残された留守電のメッセージを聞くシーンがあまりにも切ない。ハン・ソッキュのあまり表情に出ない悲しみの表現が、同じ東洋人として胸を打つのかな。
キッシング・グラミーの言い伝え通り、心を亡くしてしまった主人公。ラスト、済州島のベンチに流れる「When I dream」に、自分自身の過去の別離の記憶が重なり、遠くを見つめる彼と同じく、自分も呆然とその場に座り続けた。
人生色々経験して泣きどころが変わったかな…
思てたのと違うけど
日本公開当時は韓流なんて言葉もなく、めちゃめちゃ話題にはなってはいたものの、若すぎてまだまだハリウッドがいちばんエライ!と思い込んでいた私としては「わざわざ韓国映画を劇場まで観に行く?」と、ただの食わず嫌いで結局観なかった。
時が流れ今回の4Kリマスター版の公開を知り、そういえば観てなかったな、とふと思い立ち鑑賞。
うっすい予備知識で、愛の不時着みたいなん想像してたから、はじめは少し狼狽えた。
今観たら色々荒削りなところもあるけど2000年にこんなんやったらそりゃウケるわな。
観たのが小さめシアターだったのが残念。
そういえばJSAも観てないのでおなしゃす。
色褪せることのない悲しきラブストーリー
タイトルだけは知っていましたが、まだ観たことがなかった本作。最近になって韓国映画にハマり、本作のデジタルリマスター版のリバイバル上映があることを知り、急遽鑑賞予定に加えて観てきました。
ストーリーは、韓国情報部のジュンウォンと相棒のジャンギルは、情報提供者の殺害を受け、過去に何人もの要人を暗殺して影を潜めていた北の工作員イ・バンヒの活動再開を疑うが、捜査の手が及ぶ前に液体爆弾CTXを入手した北の工作員たちはソウル市内に爆弾仕掛け、ジュンウォンたちはバンヒの行方を追いながら事件解決に挑むといもの。
開幕後わずか数分で血が飛び散り、何人もが殺されるという、いかにも韓国作品らしい立ち上がり。いきなりハードな描写ですが、これがバンヒの卓越した手腕と、彼女の必要にして十分な背景を観客に強く印象づけます。その後、彼女の行方がようとしてわからぬまま韓国で次々と研究者が殺されていきます。テンポのよい展開に一気に作品世界に引き込まれます。
以降も、バンヒの所在と正体をめぐって興味をそそる展開が続きます。しかし、その風貌をあまりにも描かず、主要な登場人物の顔ぶれをあわせて考えると、かなり早い段階から正体がわかってしまうのがもったいないところです。いっそのこと、観客には正体を晒した上で、その複雑な心情に寄り添って描いてもよかったのではないかとも思います。
とはいえ、クライマックスでの彼女の表情、その後の留守電メッセージなどがあまりにも切なく、目頭が熱くなります。また、バンヒの上官ムヨンが北朝鮮の窮状を訴えるシーンも、切実感のある渾身の演技でとても印象的です。だからこそ、命令と愛国心と愛情の狭間で苦悩するバンヒの葛藤を、もっとひりひりと感じさせてほしかったと思います。
ただ、20年以上前の作品なのでしかたないのですが、銃撃中心のアクションシーンが多いのに、銃撃の音が軽いのが残念です。必要以上に揺らすカメラワークも、いささかチープに感じます。CTXの爆破も1回だけで、しかも模型感が漂うのはご愛嬌といったところでしょうか。このあたりはリマスター版とはいえ、古さを感じるのは否めません。また、名前が覚えにくく、途中で人物相関がわからなくなり、内通者のくだりがよく理解できなかったのは残念です。とはいえ、サスペンス展開の中で描く悲哀に満ちたラブストーリーは今観ても色褪せることなく、最後まで楽しく鑑賞できました。
主演はハン・ソッキュとキム・ユンジンで、愛と立場の狭間での葛藤を熱演しています。脇を固めるのは、ソン・ガンホ、チェ・ミンシク、ユン・ジュサン、パク・ヨンウら。
こんなの日本じゃ無理でしょう
なぜなら、北海道と沖縄は分断していないからだ。
遂に見られました!名作と言われていますが。どこぞの韓国映画で良く見かける人達のオンパレード。相棒の人、半地下おじさん!敵側リーダーはオールド・ボーイおじさんではないかっ!主人公の彼女の正体は体感時間経過3分の1ぐらいで見えてきたが、あの彼女が最近見た「告白、あるいは~」の弁護士さんだったなんて!みんな若かったねぇ
最後、オールド・ボーイおじさんは北側の苦しみをまるで南側のせいのようにしてテロを企てていて。第三者から冷静に見ると違うのでは?何か滅茶苦茶だなぁと思ってしまうのだが、あーーッ!これが北側の洗脳というヤツか!見事に踊らされて可哀想だ、と持っていく手法もまたお見事。ドキドキハラハラの緊迫感、からの哀しい恋物語。やはり、韓国ものは面白い。
期待度◎鑑賞後の満足度○ 話としてはムリ!とかハテ?のところはあるがエンタメとしては良くできている方だと思う。ただ宣伝用文句にあるような大傑作だとは思えない。途中で話の底が割れるので結末も予定調和。
①はじめはアクションシーンとロマンチックなシーンとを巧く融合させているな、と思ったがだんだん雑になってくる。
ヒロインの最後の表情は良いので、冷徹な北朝鮮のスパイナーが恋と任務の狭間で揺れる女になる過程をもう少し丁寧に描いて欲しかった。
それに刑事が立ち上がらなかったら恋人を殺していたところだったし、知ってミスったのだとしたら裏切り者とまではいかなくとも腕が落ちたとして切り捨てられそうなものだけど、そうでもなかったし、その辺りがモヤモヤする。
②25年前「シュリ」という韓国映画が大ヒットしていることは知っていたが、当時は土日も休めないくらい仕事が忙しかったし、韓国映画も含めアジア映画全般に興味がなかったので結局観ず。
滴同士の北朝鮮の工作員と韓国の諜報部員とが恋に落ちる物語、くらいの認識しかなかった。
当然、朝鮮半島の歴史への興味も無かった。
③
全く色褪せない名作
韓国映画の世界進出はここから始まったと行っても過言ではない名作。
今改めて観るとこのシーンどこかで観たようなって気になるが、この映画の影響で韓国映画が作られているんだったと改めて感じる。
ストーリーも今観てもダサいとか古いとか全く無い。日本映画は完全に置いてけぼりである。
正義と愛
設定はちょっと切ないし1999年には良かったかもしれないが、2024年の今観るとちっとも面白くなかった。韓国映画の脚本の成長の証かもしれない。ただ当時からこの手は得意だったんだなって分かるし、改めて韓国映画の凄さも。途中の激しい撃ち合いシーンでカメラが揺れ揺れは気になった。あれはわざとかな。
何せよ、ちょっとつまらなく残念だった。昨今にはもっともっと面白い作品多数あるからね、韓国映画。
だからこちらをわざわざデジタルリマスター版出すまでの作品だったのか疑問です。。。毒舌して御免なさい。
なるほど、名作!
韓国で大ヒットしたと聞いていたが、納得。
結末は早々に予想がつき、つい先日見たばかりの(史実に基づいたと思われる)「ソウルの春」と比べて、「韓国映画が有名になっただけのことはあり、おもしろいけど、「ソウルの春」ほどではないかな」と思いつつ見ていた。
ところが、いつの間にか気持ちが入り込んでしまい、最後は心を持っていかれてしまった。
韓国映画、畏るべし!
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