「希望があると信じたい」バベル バニラさんの映画レビュー(感想・評価)
希望があると信じたい
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エンドロール最後の、子供に寄せる言葉が印象的。「最も暗い夜の 最も輝ける光」
東京の、チェコの母の自殺の真相は明らかではないが、思春期の娘がいるストレスは理解出来なくもない。物質的に恵まれた未熟な母親だったか?父親も同じく。
ラストの父子には今を乗り越えれる救いを感じた。チェコには強くなってほしい。
アメリカの子供二人も、悪状況のなか助かった。子供は強い。
モロッコでは、自然の中で生きる人々の中に入ってきた近代的な銃によって起こる悲劇。
豊かさは誰かの悲しみの上にある。
しかしブラピ妻の痛みを和らげてくれたのは、現地の老婆の麻薬的なものであり、見返りを求めない看護。
豊かさを求めるだけでは駄目なんだと皆分かってはいる。
聖書のバベルの意味に興味が湧いた。
やり直したい夫婦がモロッコへ行く設定は「シェリタリングスカイ」を思い出した。
あれは音楽坂本龍一だったなと思っていたら、これにもまた教授の美貌の空が使われていた。渋谷のシーンのピコピコも懐かしい音。
そしたらなんと教授本人が渋谷交差点の通行人で出て来たのには驚いた!
好きな方は探してみてほしい。一瞬ですから!
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