劇場公開日 2007年4月28日

「ストレスが溜まる。」バベル 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)

2.5ストレスが溜まる。

2018年2月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

監督の意図通りにかなり苛つくしストレスが溜まった。
言葉もそうだけど、とにかく意思疎通が取れない事がこんなにストレスが溜まるものなのかとイライラしっぱなしだった。
これだけコミュニケーションが取れないのに世界は繋がっていると言うアプローチが凄いなと思った。

登場人物もムカつく奴らばかりで自分勝手で自分だけが正しいと思っているキャラクターは匿名で他人を傷つけるSNSの住人たちと重ねて観た。

東京編はキャラクターも音楽も風景も何か違和感があって、外国人から見たらこんな変に映るのかと最初違和感があったけど、この変さこそ東京なのかもしれないなと妙に説得力があった。

自分の良心に従えば簡単に行く事のように思うけど人それぞれに良心があって自分勝手で、それに国境だとか法律が介入して、とても面倒臭い世界に生きてるなと思った。

奥嶋ひろまさ