ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!のレビュー・感想・評価
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伏線の回収とお膳立てとコメディ映画
最近なんかよう知らんけど、「伏線の回収がされてない」とか「放りっぱ」とか妙にこだわる人いるよな。
そういう人コレ観なよ。満足するぜ。
もうな、全部作り手が準備してくれてますけん。
最近なんかよう知らんけど、「パクリだ」とか「オマージュだ」とか妙にこだわる人いるよな。
そういう人コレ観なよ。満足するぜ。
もうな、全部作り手が準備してくれてますけん。
まさしくコメディ映画の成せるワザ。
コメディの土壌にあらば、伏線の回収、いろんな映画へのオマージュ、まあ、やりやすいっちゃやりやすいが、それを1本の映画にまとめたことについてはすばらしいと思う。
映画ファンが大満足!大傑作!って叫ぶのも分かる。
しかしな、
それって、ちゃんと作り手がお膳立てしてくれたことに対して喜んでいるのではないか?
いかに自分のツボにハマるか、という意味で映画の好き嫌いは別れる。
映画オタにとっては、さらに自分が観てきた映画の歴史から、単なる好き嫌いの上乗せでしかないのに、「いい映画」「悪い映画」を判別するようになる。そこから映画オタほど、「伏線の回収」と「オマージュ」に囚われ、それにハマッたときにその映画は傑作となる。
確かに飽きずに観れたが、オレはひたすら既視感を脳みそんなかで、映画の内容とは別に過去にさかのぼる作業が面白かったというだけの映画。前半、中盤、終盤と展開が変わっていくのは楽しかったけど。
好きかか嫌いか、というと、お膳立てが揃いすぎて、手取り足取り感がうざったくて、嫌い。
見せ方自体も「スコット・・」よりかは飽きなかったが、やってることは全く一緒で「映画オタ」がハマる度ぐあいで、評価が違う程度にしか感じない。
一方、あんまり映画見ない人が両方みたら、こっちの方が「分かりやすい」っていうだろう。これっていわゆる「映画ファン」と実はおんなじ意見だったりする。映画ファンほど面白いっていうけど、本当かい?
日本語訳、字幕について
ふざけすぎ。
呼ばれてないけど、参上
やりたい事全部詰め込まれてる
ガンアクション定番から果ては怪獣映画まで
後半のアクションシーンは終始ニヤニヤしてしまう
2020.7.10追記
映画館にて鑑賞
ロンドンの警察署でトップの成績を誇るニコラス
怪我から復帰した彼を迎えた上層部は優秀すぎるという滅茶苦茶な理由でニコラスをサンドフォードに左遷させる
田舎町のサンドフォードは模範的な村として、密なコミニティーや法への緩さが蔓延していた
バディとして選ばれたダニーは銃撃戦やカーチェイスに憧れる映画オタク
ニコラスの経歴に興味津々だが冷たくあしらわれる
次々に人が亡くなっていくが、現地の警察は事故の一点張り
初めは従うニコラスだが疑いの念も晴れない
ダニーは悩むニコラスに寄り添い信頼を深めていく
ダニーの誕生日に花を買いに行ったニコラスは殺人現場を目撃し一連の事柄を事件と確信する
送られた刺客を撃退しついに黒幕をおさえるがダニーに捕らえられロンドンに帰るよう説得される
ロンドンへ向かう途中、コンビニで買い物をする中DVDが目に止まりリベンジを決意
村に戻りダニーと合流、次々に近隣監視同盟を無力化していく
署長とスーパーの店長を追い詰めたのち、署にて同盟員にてダニーが撃たれ建物も爆発してしまうが
一年後、バディを続ける2人はパトロールを遂行する
随所でダニーが語る映画の名シーン、そんなわけないと一蹴するニコラスだが同盟を追い詰めるなか全て再現されてしまう
ジャンプしながら二丁拳銃、カーチェイス、父親を追い詰めるも打つことが出来ず叫びながら空を撃つ
そして華麗なドライビングシーンからのエンドロールへの入りが完璧
最初の思いとは別の方向に行ってしまった・・・。
全体としては大変面白く満足のいく作品であった。が、どうもこの手のイギリス映画は自分のテイストと少しずれが生じて、そこが終始気になってしまうのだ。最初ミッドサマー的な展開を期待した自分とその後の展開がダイハード的な展開がどうもミックスしていかない・・・面白いのは面白いのだけど前半の丁寧な展開と後半の雑な暴れりゃそれでいいみたいな雑な展開は相互に効果を相殺しているように思えてならないのだ・・・
このコンビ癖になるよね
自宅で動画配信サービスを利用して視聴しました。
先日「ベイビー・ドライバー」を見てエドガー・ライト監督に興味を持ったため、「ショーン・オブ・ザ・デッド」に続き、本作を見ました。
R15指定になっているため、なんでだろうと思っていたら、ちょくちょくグロいシーンがあるからなんですね。そんなにグロくする必要もなかった気もしますが。
本筋自体は、真面目に描こうとすればもっとシリアスなホラーにも作れる感じの話ですが、ちょくちょく現れるスピーディーなカット割りや、コメディーシーンはいかにもエドガー監督だな、という雰囲気が出てます。
自分的には、ニコラスとダニーが近隣監視同盟の人たちと戦闘しているときに、ヴィレッジ・オブ・ザ・イヤーの審査員が見に来ているシーンは、設定を完全に忘れていたので、そうだった!という気持ちとともに爆笑してしまいました。
サイモン・ペッグとニック・フロストのコンビは癖になりますね(笑)。やはりイギリスといえばパブなんですね。
おバカのエリート、エドガー・ライト。
T-RexのEasy Action (音楽)とかVauxhall Astra MkIV (車)とかJericho 941F(ハンドガン)とか、アメリカ映画には出て来なさそうなアイテムの連続に萌え。村の中の銃撃戦が始まった瞬間からおバカが過ぎて、気分は弾けまくり、楽し過ぎ!
優秀過ぎて煙たがられ、真面目過ぎて煙たがられるエンジェルの、ハッチャケ物語りは、スピード命のジェットコースターアクション。冒頭から全速力で駆け抜ける、真面目男のコメディは、S1-100 submachine gun を撃ち合う一般市民との市街戦に雪崩れ込みますが、途中からの「合理性って何ですか?」な開き直り具合が最高。
デブのエリートが相撲取りなら、おバカのエリートは映画監督だよー、とエドガー・ライトが主張してる様な120分のイギリス映画は、R15にする程でもないグロのオマケ付き。
今週末見た映画の半分は旧作の傑作だった。今、俺の中では新作のハードルが、無茶上がってますw
頭を空っぽにして楽しめる
劇場にて初めて鑑賞。頭を空っぽにしてシンプルに楽しめるザ映画というような作品で終始楽しめる。
コメディアクションムービーとして、作中では中々死体がグロく描かれてる場面もあるがコメディ要素でマイルドにしてくれる。
ストーリーは村全体が悪で相棒が最後は味方になり本当の相棒となるといったありきたりでだいぶ早い段階から読める展開ではあるが、派手目なアクションと数あるコメディシーンを存分に楽しめる作品であった。
【”映画館の危機は、俺たちにまかせろ!”と12年ぶりに”祝”劇場公開。イギリスで一番平和な町で”公共の利益”のために、炸裂するショットガン、マシンガン、2丁拳銃。面白すぎるアクション・コメディ。】
■エドガー・ライト監督のポリスムービー愛と、アクション愛、抜群のコメディセンスに魅了される2時間。体感1時間の作品。
<一応、粗筋>
・ロンドン警察のエリート警官、ニコラス・エンジェル(サイモン・ペッグ:脚本も担当)はある日、上官たちから呼び出しを受け、サンフォードというイギリス一安全と言われる田舎町に左遷される。
ーえ、何で、何で・・と抵抗するニコラスだが、最後は警部(ビル・ナイ)から爽やかな笑顔で”だって、君みたいな検挙率普通の警官の4倍みたいな人がいると僕らが無能に思われるからね”と告げられる。あー、おかしい。-
・サンフォードの警察署員達はやる気がない。何故なら、事件など起きないから。町の人々も”穏やか”である。
ーこの、序盤でニコラスが町のご老人たちと交わす会話が、後半の激烈な銃撃戦に効いてくる。上手いなあ。-
・が、幾つかの”死亡事故”が起こり、ニコラスはバターマン警察署長の息子で太っちょのダニー(ニック・フロスト)と真相究明にやっきになるが・・。
ーダニーは凄い数の映画ビデオを所有。”BAD BOYS 2"をはじめ、アクションシーンでは、数々の”どこかで見たシーン”が再現されるが、それを暗示している。ー
そして、老人たちが共同で町を監視し、平和な町をアピールするために行っていたことが明らかになっていき・・、あとは、怒涛の銃撃戦。爆破に次ぐ、爆破。カーアクション。
ーこの作品で、エドガー・ライト監督は”ベイビー・ドライバー”の案を思いついたのかなあ・・。ー
<余りの面白さに、改めてビックリした作品。こういう時期だから、久しぶりに劇場公開してくれたのだろうけれど、この作品を劇場で上映しよう!と判断した人は偉い!
お陰で、大スクリーンで後半の銃撃戦、爆破シーン、カーチェイスが見れて大満足である。
ティモシー・ダルトン、ジム・ブロードベントもとても良いし、チョイ役だがマーティン・フリーマンもビル・ナイのしょうもない部下役で出演しています。
もし、お近くの劇場でこの映画がかかっていて、”多少のグロいシーン”なら大丈夫でアクション映画、コメディ映画が大好きな方にはおススメです。(この言葉、初めて使いました・・。)>
コメディサスペンスアクション!
なんとも評価の難しい作品でしたが、見終わった後の感想としてはおもしろかったです!
全体としてはコメディタッチで笑えるシーンも多くあったけど、事件が起きても全く意に介さない警察の面々に、不穏に事件周辺を動き回るスーパーのオーナーなど、謎めいたサスペンス要素もあり、作品自体に幅があってよかったです。ハートブルーやバッドボーイズ2バッドを臆面もなくパクる割り切り方も好きです(笑)
最後は、思ってもいなかった激しい銃撃戦!しかも、さっきまで普通に生活していた村人たち相手に!驚きと興奮が入り混じった銃撃戦で◎。この戦闘シーンでの警察官たちの所作、立ち回り、セリフがカッコいい!まあ、半分ぐらいパクりだけど(笑)
まあ、ツッコミどころも多かったけど、おもしろかったです!
開始2分でマーティンとのツーショット
自分の中では同じポジションなので可愛いがすぎた
しかもエンジェルって 可愛すぎる
音楽の音が大きくて逆に声小さすぎて音量上げ下げ
バディ物は良い
熱き野郎に笑いあり
終始コメディなんだけど、1本のアクション映画みた後のような余韻。
半分以上は悪ふざけのような映画だけど、恐ろしくテンポが良くてずっと面白いが続く、それでいてポリス映画的なテイストも手を抜いていないので、映画としてもすごく面白い。
ラストに至るまでの様々な謎を、一本筋の通ったストーリーで解明したと思ったら、どんでん返しで意外に全然違うしょーもない理由だったりと見ていて展開が読めない。
ラストのドンパチと見応えあり。ここまで高齢者を痛めつける作品が他にあろうか。飛び蹴りとか、散弾銃ぶちかますとか。でも何発撃っても人が死なないから不思議。まあ殺人事件でバリバリ死んでるんだけどね。そのフィクションラインの曖昧さが違和感なく出来るのがこの映画の良いところ。
エドガーライト監督ゥ!
これがネタバレ注意!って言わないといけない映画だったとは!
都会と田舎のカルチャーギャップドラマかな、と思って観てると後半驚愕の展開に!ワハハハ!
主人公がDVDでハリウッド刑事映画を観るシーンがあるけど、イギリス人監督はこういうのを撮りたかったんだなと。それをこの後半の展開でやるのが流石というか只者ではないというか。
他にもスピーディにも程があるカットバック、画面切り替えの速さとか非凡さが随所に。ティモシー・ダルトンにあんな役をやらすのもスゴイ。
楽しめました!
痛快極まりない映画だ
最初は真剣に見ていたが、警官ニコラス・エンジェルが村全体を相手にして戦っていく後半からはアクションの連続だった。とくに馬に乗ったニコラスが武器を背負って復讐に行くシーンは感動ものだった。マカロニ西部劇の見すぎ(笑)。それから、映画の全般に散りばめられたジョークは見ている私たちにとってとても痛快なもので、ストレスを発散してくれる。何度も「かっこいい、がんばれ」と思った。主人公のニコラスの真面目ぶりがこのコメディー映画に多大なる貢献をしていることは間違いなしだ。残酷なシーンが出てくるがそこはコメディということで割り切って見た。それ以外はとても楽しかった。アクション映画のお好きな人には必ず見ていただきたい映画だ。
登場人物多め
宇宙人ポールを見てから後追いで今作を観賞。
最初サイモン・ペッグとわからなかった。
だって宇宙人ポールではイケてない中年のぽってりお腹だったじゃん!と。
その点安定のニック・フロスト。
この映画で困ったのが近隣監視同盟のメンバー含めて登場人物が多いということ。
外人のお爺ちゃんお婆ちゃんの見分けがつかない。
私はメモを取りながらみてなんとかついていけた。
というかこの相関図がなかったら評価が下がったかもしれない。
スコット・ピルグリムの時もそうだったが登場人物が多いのはエドガーライトの作家性なのだろうか。
ラストの銃撃戦はお婆ちゃんが鬼の形相で二丁拳銃をぶっ放してるのに笑った。
街並みの小じんまり感との対比はかなり良かった。
この映画もオマージュシーンや英語を理解出来ればもっと面白いのだろうな。
イギリスの田舎の風景
イギリスののどかな片田舎が舞台なので観光映画としても見れます。
最初にみたのはブリティッシュの飛行機内で、普通にイギリスの風景を楽しんでましたが途中でサスペンスのような雰囲気になり、最後に元気な老人達とのガンアクション。
結局機内で10回ほど見続けてしまいました。
色々な映画のオマージュあり。
爽快に見れるアクションコメディでした。
日本語の副題は意味不明ですが。
しょうもなくてあまりにも笑える
いちいちコネタがしこんであって、たとえばそれがなんなのかよく分からなくても、
ちゃんと笑える。
しょうもねーって思いつつもついつい吹き出す。
「すわーーん!!」
って!
元ネタがわかる人も、わかんない人もちゃんと楽しめる。
個人的にはショーンオブザデッドよりわかりやすくて好きです。
あれも名作(笑)ですけども。
銃撃戦のもっていき方に疑問が
村のイメージを守るためだけに、密かに人を抹殺してきた田舎老人たちが、主人公を相手に銃をぶっ放し村を銃痕だらけにする……おかしくないか?「コメディだから」と開き直ったと言えばそれまでだが、どうにものれなかった。銃撃戦がやりたかったということはパンフを読んでも分かるが、サスペンスで押せば中盤の意表を付く展開をもっと活かせたと思うんだが。細部が笑えるだけに、脚本の大枠を詰めなかった、或いは意図的にそうしたことが残念。
しっかし、久々に劇場でバカ笑いした。ぶーやん巡査が『ハートブルー』のキアヌになって銃を空に撃つシーン。全く似合ってなくて、でも最高に成りきっている。ほんとバカ。
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