「「裏窓」の現代版」ディスタービア ダース平太さんの映画レビュー(感想・評価)
「裏窓」の現代版
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ヒッチコックのかの名作「裏窓」の現代版。とはいえ、やってることはほとんど変わらず、主人公が双眼鏡で隣人を覗き込むのは変わらず。
では、何が違うのかと言うと、主人公のボンクラぶり。主人公は、高校の担任に手を出してしまい、行動範囲を指定された自宅謹慎の身、という設定だが、ハリウッドの新星にして、得がたいボンクラキャラを嬉々として演じたシャイア・ラブーフが素晴らしい。彼が演技とは思えないボンクラ加減を発揮し、作品全体に微妙なリアリティーと緊迫感を与えている、と言ったら誉めすぎ?
そもそも、デビッド・モースが隣人という時点で、映画ファンなら「絶対にヤバイ!」と思うと思うのだが、モースがこちらの期待以上の暴れっぷりを見せてくれるし、そのモースに負けないくら、ラブーフがアタフタするので、観客はハラハラドキドキ楽しめるだろう。気軽に楽しめる1本だ。
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