「懺悔」戦場のメリークリスマス 見知らぬ世界を見聞きしたいさんの映画レビュー(感想・評価)
懺悔
戦後しばらく日本を憎悪する、主にはヨーロッパ人が多かった。
仕方がない。戦時中に不慮収容所でこんなことがあったから。
こんな異常な世界を和らげるセリアズの存在と坂本龍一の音楽。
これのお陰で鑑賞するこちら側は正気を幾分か保ち静観できる。
また戦闘シーンが全くなくともヨノイの歪んだ信念とハラの暴力性で異常な世界を疑似体験できることから、正気を保つよう鑑賞するこちら側も必死に堪える。
心と感情と精神の拠り所は何なのか何処なのか。
いつ終わるか分からない異文化のぶつかり合いは、その時の弱者の処分で呆気なくその時は幕を降ろされる。
いつの時代もそれは変わらない無情と無力を体験するだけだ。
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