「私の過去は、私だけのもの」戦場のメリークリスマス 機動戦士・チャングムさんの映画レビュー(感想・評価)
私の過去は、私だけのもの
ヒトは、許されざる者です。しかし、ヒトが、ヒトを許すことができるのなら…。
かつて、クリスマスになると、用意した物があります。赤ワイン、リンゴ、そして、本作のVHS です。
クリスマス映画なのに、殿方しか出てこない時点で、危険な薫りがむんむんしてきますけど、私の恥ずかしい過去を彩る、重要なアイテムです。
旧約の創造主は、ヒトに十戒と天罰を授けました。新訳の創造主は、預言者に、メッセージを託します。…隣人を赦しなさい。そして、愛しなさい。何故なら、主は、あなた方を赦し、愛しているのだから…。
裏切りの過去に苛まされる、掃討屋のジャック。彼の贖罪の思いは、ヨノイ大尉に届いたでしょうか。ハラ軍曹の最期のメッセージは、ミスターローレンスに、何を残したのでしょうか。
許されざる者が、他者を許すこと。それが、自らを救うこと。たとえ、罪と罰から、逃れることはなくても。そんな、数少ないヒトの救済を、本作は伝えているのやも、知れません。
そう思ったら、預言者さんの生誕日を、ハラ軍曹と一緒に、御祝いしたくなりました。
もぅ~、い~くつ寝る~と、ク~リス~マス♪
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