セブンのレビュー・感想・評価
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面白い。けどラストが胸糞。
胸糞映画としてしばしば名前が挙がる作品です。ストーリーの内容は全く知らず、完全に事前知識無しで視聴いたしました。
新人刑事とベテラン老刑事のバディものといえば、日本の人気ドラマ「相棒」等々、枚挙に暇がありませんが、「セブン」はあらゆる意味で凄まじい作品でした。
とにかく雰囲気が暗い。犠牲者たちの殺害方法がエグイ。捜査を進めていても犯人に近づいてるような気がしない。まるで煙を掴もうとしているような虚無感が漂います。そして何よりもあのラスト。誰も救われない最悪のラストシーン。
観終わった後、しばらく呆然としました。「面白かった。観て良かった」という感情と「気持ちが悪い。観なければ良かった」という感情が混在する不思議な後味。
はまる人はドップリはまっちゃう映画だなーと感じましたが、正直私には合わなかった。これは完全に私の趣味嗜好の問題ですが、私にはとことん合わなかった。面白かったけど。
観る人を選ぶ傑作映画、観たことの無い人は是非試しに観てみてほしい。オススメです。
もうすこし、、
言わずと知れた名作。
SE7EN
どうも。
おさだです。
最近のマイブームは昔の有名な洋画を観ることです。
仕事仲間にオススメを聞いて家で観ました。
その中でもダントツで衝撃を受け、興奮した作品が「SE7EN」です。
タイトルだけ見ると、「ラッキーセブンのセブンかな??」と単純に思っていたんですが、
実は、「SE7EN」の"7"とは、
”七つの大罪”を意味していました。
七つの大罪とは、
『キリスト教において罪の根源とされる七種類の悪しき感情、欲望などを指す語。
一般的には「傲慢」、「嫉妬」、「憤怒」、「怠惰」、「強欲」、「暴食」、「色欲」の七種が数えられる。』とのことです。
人間のどす黒い欲望を言葉にすると、これほどおぞましいんですね。
ストーリー的にはざっくりいうと
「サスペンス・スリラー」だそうです。
あまり、解説してしまうとネタバレになってしまうので。。。
僕が「SE7EN」を観て一番感じたのは、
"シンプルさっていうのは武器になる"ってことです。
様々な物事で一定以上の成果を出す為には、一点集中すること。
まあ、この映画に関しては行き過ぎな感じもしますが。。。笑
シンプルに一点集中が大事!と思わせてくれた作品でした☆
では、また。
ダークな格好良さと美しい脚本
オープニングクレジットが途轍もなく格好いい。映像と音楽がエッジが効いているというのか、好きな雰囲気でした。鑑賞後に見返すとおお…となるのもいい。エンドクレジットも異質でしたね。あんなの初めて見ました。
それと劇中表記のタイトルが『Se7en』なのも格好いい。センスが好きです。
鬱屈としたダークな雰囲気で、彩度が低い画面による没入感も良かったです。そこに更に雨が降っているもんだから最高に格好いい。
そんな重苦しい雰囲気の割に展開はスムーズ、というちぐはぐに、どことなく薄気味悪さを感じました。
暴力的場面を映像として描かないにもかかわらず、かなりのエグさと異常性を感じさせるのも上手いなあと思いました。そういった「あえて見せない」ことで鑑賞者の想像を掻き立て、恐ろしさや不気味さを際立たせているのが印象的でした。
直情的なミルズと理知的なサマセットという人物の対比もわかりやすく、性格や価値観を互いに引き立て合っていて素晴らしいかったです。感情の機微を言動の端々からにじませるような表現も素敵でした。
捜査の進展も淡々と描かれているけれど、魅せ方が上手いのでワクワクしました。
改めてブラッドピットは演技派だなあと思いました。『トゥルー・ロマンス』や『12モンキーズ』の脇役では纏う雰囲気がそれぞれ別人で、それでいて自然体なので驚きました。いろんな役を見てみたくなる。個人的には本作は彼らしい役どころだったと思います。前のめりな若者のイメージ。最近の出演作は見られていないのですが…今では渋い役も演じているのでしょうか。
もちろんモーガンフリーマンやケビンスペイシーも本作の魅力をより活かすような演技で、素晴らしかったです。
実は本作、大筋を知った上での鑑賞でした。そのため衝撃度は薄れてしまったのが惜しかったです。知っていても演出や演技のおかげで結構ドキドキしましたが!
脚本が鮮やかで、美しさすら感じます。
あまり深く考えずとも十分におもしろい作品ですが、セリフや表情1つ1つまでどことなく意味深で哲学的なので深く考えてみるともっと楽しめそう。観れば観るほど、世界観に浸れる作品だと思います。
超サイコ
キリスト教的狂気
初めて観た時は衝撃的だった。 うまく表現できないけど本当上手い映画...
初めて観た時は衝撃的だった。
うまく表現できないけど本当上手い映画。
こちらの期待感をあっさり裏切ったかと思えばラストで突然衝撃的な展開。
絶対勝つと思っていたのに負けたり。
その負け方も相手の思惑通りであり、リアルな感情の行動だったり。
人の弱みを表現するのがとにかく上手い。
これはゴーン・ガールでもそうだった。
弱みといっても表現しにくい本当に感情的になってしまう弱さというか。
相手もそこを突いてくるのがとにかくいやらしい。
ハッピーかバッドかとか、どんな映画かなど何も先入観を持たず観た方が絶対にいい映画。
聖書と世界文学がらみの話に萌える📚️
ブラッドの目が美しい。ブルー、長い睫毛、涙の目。ブラッドの声が若々しい。
ブレードランナーみたいに、毎日毎日雨が降っている治安の悪い街、その雨があがって最後の日は広く晴れ渡った青空。カメラワーク、図書館、照明、小道具、そしてセリフ(「ヴァイブレートするおうち」など笑える言葉もたくさん)の一つ一つが、綿密に、完璧に組み立てられている。
モーガン・フリーマンとブラッドの対照ー年齢、声、性格、動き方と話し方、経験、過去vs.未来、インテリvs.普通ーを映像からたっぷりと感じることができた。退職するからだろ、とブラッドに言われてから家でメトロノームをぶっ壊したモーガン。彼の心は決まったんだろう、「戦うに値する」と。
ケビン・スペイシーは凄い役者!
オープニング・クレジットがすっごくカッコ良く、デビッド・ボーイをバックに通常とは逆に流れるエンドクレジットも最高だった。スタイリッシュなクレジットはさすがフィンチャー‼️再度鑑賞して良かったです!(2021.5.7.)
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ブラピ好きなのですが、ブラピは完全に背景と化し、或いは殆ど覚えていず、ストーリーと差し迫るドキドキと、怖い!が前面の映画で本当に面白かった!残酷で悲しいのですが、映画というフィクション装置の素晴らしさに目覚めた気がしました。ホラーはあまり見ませんが、こういうの(どういうの?)は好きだなと思いました。
ケビンスペーシーはやっぱり最高
90年代のアメリカンニューシネマ
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