セブンのレビュー・感想・評価
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潔い程に救われない
オープニングから目が離せない、エンディングロールで帰る訳にもいかない、作品全体のLookがセンス丸出しに過激な映像描写で推し進める印象が希薄に、ミルズとサマセットの関係性など掘り下げられている人物像やシンプルに伏線回収する演出が素晴らしい。
テンポ良く進む展開に飽きも来ず単に謎解きサスペンスにもならず、撃沈したデビュー作から這い上がったデヴィッド・フィンチャーの全てが炸裂したような、でも先には『ファイト・クラブ』もあるわけで恐ろし過ぎる監督だと再認識させられた!?
ミルズだけが知らない真実を赤の他人が一人は呆気なくもう一人は複雑に、受け入れられない現実を非現実に逃避しながら葛藤するミルズ、何が起きていたのか想像するだけでゾッとしてしまう、地下鉄で揺れる部屋の件で笑う三人に和ませられる一瞬が崩れてしまう関係性がありながら無関係にも絡み合う三人の終盤戦が怒涛にも驚愕する展開に、この歳になって感情が揺さぶられて涙が出てしまった、感動ではなくて。。。
完璧なラストシーン
怖いのもグロいのもビックリするのも苦手なのですが。
最初に30分くらい見て思いました「全然大したことないな」
見終わってから。「やめときゃよかったかも」
やはり、ラスト。最後の最後まで嘘だろと思ってたのに、あっという間に視聴者を取り残してエンドロールになってしまう。後には、特に日本のサスペンスでは絶対ありえないような凄まじい後味の悪さだけが残る。
僕が今まで見たこの手の「怖そうな」映画は、例えるならばジェットコースターのようなもので、スリルの後には安堵がある。犯人は逮捕される。生死いかに、なヒロインやら主人公やらはなんやかんや生き残る。
そうじゃないのだ。そんなものでは俺たちは満足出来ないのだ。
ここには俺たちの望んだ胸糞悪くハードな「完璧なラストシーン」がある。
究極のバッドエンド
7つの事件が起こるとわかってからどドキドキハラハラしながら鑑賞した...
ケビンスペイシー演じる犯人の異常さ
今見たからかも
こういう狂気の殺人ストーリーをいくつか既に見てきたのでなんとなく結末に検討がついてしまったような感じでした。この映画の魅力の1つに最後の結末が大きくあると思うのですが、今の人たちには既出感のあるストーリーだったのではないかと。途中で奥さんが妊娠した時点で、奥さん殺されるか、ラストのラストで子供を抱っこしているブラピが見れるハッピーエンドかどっちかのフラグが立っていたのではないのかなと思ってしまいました。
単純におもしろい
『セブン』が背負ったメッセージ
恥ずかしながら、ブラッド・ピット主演の映画はこれが初めて。昨年12月に公開された小栗旬主演の映画『ミュージアム』をきっかけにこの作品を知った。『ミュージアム』とストーリーやテーマはほぼ同じであるが、映像のグロさは『ミュージアム』の方がやや勝る気がした。一見、ジョン・ドゥによる極悪非道な連続猟奇殺人事件を解決する映画なのだが、ラスト15分、移送車での彼の語りによって我々を閉口させられる。見過ごされてきた「罪」が、彼によって「罰」せられる。我々も日々様々な「罪」を見過ごしてはいないだろうか。いわばジョン・ドゥは社会の漠然とした「不満」や「ストレス」の権化なのではないだろうか。ラストは非常に後味が悪い。「嫉妬」という罪を背負ったジョンもまた、ミルズ刑事に殺害されるのであるが、「憤怒」の罪を背負ったミルズ刑事は一体どうなってしまうのか…ここで映画は終わる。雨は彼の罪を流してくれはしないのだろう。
至極のバッドエンドかよ〜震える〜
オープニングから既にとてつもない感が漂い、指先だけでその異常性を感...
オープニングから既にとてつもない感が漂い、指先だけでその異常性を感じさせる
エンドロールではケビンスペイシー演じるジョンドゥの名が真っ先に出るのも不気味であり、エンドロールが上から下へと進む様もあまり慣れないため不気味で、さすがデイビッドフィンチャーといったところか
当時のポスターには『注意!本当に怖い』と描かれているが、約20年前の日本ではそれまでの映画史の中でもかなりダントツに衝撃的で後味も胸糞も悪い映画だったに違いない
今となってはこの手の映画や上をいく作品は増えたものの、これだけのクオリティを当時の技術で作れたことこそ本当に衝撃的である
ファイトクラブ同様、通常の速さでは気づかない人もいる可能性のある一コマだけ瞬間で挟んでくる小ワザは本当に圧巻である
スローで再生させたときにトレイシーの微笑みが見て取れたときの鳥肌といったらない
役者、脚本、音楽などについては言うまでもないが、すべてが上手く1つの線で繋がった極上のサイコサスペンスであった
これぞ名作
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