セブンのレビュー・感想・評価
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汚い世の中
この映画の中で何度も出てくる最悪な世の中というフレーズがあった。その悪い世の中の中に生きていると感じ、その世の中を生きなければいけない。こんな世の中にいきたくないと思うことはあるだろう。誰かに殺してほしいと思うこともあるだろう。犯人も刑事も、自分が正常だと思うことにより、周りを異常だと感じている。この映画ではその汚さ、異常さをすごく綺麗に映像にしているような気がした。
物語の終わりは、最高にバッドエンドだった。決して心にもやもやが残るようなバッドエンドではなく、なぜかすっきりさせられる最後だった。どん底に突き落とされるのだが、ストーリーとしてまとまってたので終わった!!!という達成感だった。
ずっと見たかった映画なので、観ることができてよかった。観てよかったと思える映画だ。もう一度必ず観る映画だ。
サイコサスペンス
最強バッドエンド
荷物が届いた瞬間にわかった。
なんて極悪非道な殺人鬼なんだと、ブラピの立場になって考えるとやるせない。どうすれば良かったのか。何度考えてもやっぱり、銃殺するしかなかったと思う。
もしそいつが無罪放免になったら、一生仇を討つ機会を逃してしまうかもしれないから。
信じたくないという気持ち、悲しみ、怒り、自責…… 同時にわきあがる様々な感情が、ブラピのあの表情にすべて表れている。
こわい
七つの大罪。
これにそって犯罪が起こっていく…
七つの大罪と
モーガン・フリーマンとブラッド・ピット
好きな俳優が出演&最近興味のあった題材
だったので、迷わず借りました。
まず死体が怖い。
殺され方もあれですが、とにかく生々しくて…
犯人を追っていく訳ですが、
常に犯人が上手。
箱の中身の映像はでませんでしたが…
残忍そのもの。
犯人のシナリオ通りで
最初から最後まで手のひらで転がされていた。
誰も救われない…
いや、犯人以外は救われない?作品だったと思います。
名作
7つの大罪に沿って起こる殺人事件。
どんよりとしたくらーい雰囲気醸し出しまくりで
ちょっと怖いと感じたぐらい。
中盤からはテンポよくラストに向かっていくので飽きないで見れる。
ずっと続いてた雨、からの皮肉な晴天でのラストは衝撃的すぎた。
7つの大罪は果たされるけど、、けども!!!!
てなかんじ。
全体的に不気味でラストでの衝撃も含め面白い映画だけど、古い映画だからかな??
展開が読めてしまう。
けど最後で衝撃受けたからまーいっか。
ところで犯人のあの思考に至る理由はなんだったの??
ケビン・スペイシーの雰囲気に震える
犯人は、七つの大罪に該当している者をターゲットにしているという設定に惹かれた。実際の犯行シーンがないものの、殺人の手口はあまりに非人道的で不気味さが増していた。また、犯人は自分は賢く選ばれた者で自分の考え、行動は正しいと思っているある意味馬鹿な犯罪者(デスノートの夜神月のような感じ)で、中ニ病経験者からすると少し共感出来る部分があると思う(笑)。物語中盤からラストが予想出来る映画だが、ラストのケビンスペイシーの演技は圧巻。羊たちの沈黙のハンニバル・レクターを彷彿させる不気味な雰囲気、悍ましい。観た後は胸糞悪くなる可能性大。
中だるみのデビット
古い映画です。
当時は斬新だったんでしょうか。監督のデビットのおっさんはダークな描写が大好きです。意地でもハッピーエンドにはしたくないという気持ちが表れてますね。そしてとにかくグロ好きですね。僕はあまりグロ描写が好きはないんでそれだけで星は一つ減ります。
演出は素晴らしいです。世界観が上手に再現されていてとても映画に入り込みやすい。役者の演技も上手いので見ていて、違和感を感じることは、ない。
ただ残念ながら、綺麗に作りすぎたようにも感じます。オチが始めに決められてそれに向かってストーリーが進行していってるようで退屈さを感じてしまう。ドラゴンタトゥーの女もそうでした。本当に面白い映画というのは、オチの大波まで常にさざ波が起こっているものです。
敬意を評してこの監督を中だるみのデビットと名付けましょう。
サスペンスでわ最高傑作
Blu-rayを購入して鑑賞させていただきました。
ジョン・ドゥーが何を思って連続殺人をしたのか?を考えながら見てました。
ラストのシーンはとても衝撃的です
バットエンドなのがまた映画の雰囲気を作り出していると思います。
サスペンスやスリラーが好きな方は楽しめると思います!
張りつめた緊迫感
胸くそ注意
ラストの衝撃と観終わった時の胸くそ悪さが半端じゃない。
ストーリーは7つの殺しに沿っていて、途中から一気にスピードアップしてラストまでのめり込んでしまう。
メッセージ性があるらしいがラストの衝撃により考える暇がなかった。
人には勧められない
陰影の陰鬱とした雰囲気。
オープニングもかっこいいし、エンドロールのいい。
何よりストーリーと映像の陰影、雨、混沌とした街。
何もかもがいい。
そしてそんな狭い世界から、ラストシーン。
しかし終わって何かモヤモヤとする。
なんだろう。
おそらく、本筋がきちんとあるんだけれども、視点を少しずらすだけで違う意図が見えてきたりするところか。
こういうサスペンス的な内容は、残酷さ、残虐さの中にかっこ良さがあって、フィルムだからこそ憧れるものがある。造り物とわかってるからこそかっこ良さに憧れるというか。やっぱ映画はいいなぁと思った。
それにしても、今なら簡単にデジタル処理で出せるのかもしれないが、こういう映像はやはりフィルムだからこそ映える質感があるんじゃなかろうか、と思う次第。
不気味な雰囲気と衝撃的場面重視で、犯人像の設定は二の次
総合:65点
ストーリー: 60
キャスト: 80
演出: 80
ビジュアル: 75
音楽: 70
犯人の異常性とそいつが残した数々の異常犯罪の痕跡が、不気味な雰囲気を醸し出す。その雰囲気を作り出す演出力はなかなかのもの。出演者の演技も良かった。
でも結局のところ彼がこのようなことをするに至った理由がわからない。何故彼は七つの罪を犯した人々をこれほどにまで労力ばかりか命までをかけて罰することに囚われたのか。被害者だって大食いだからというだけで選ばれ殺されてはたまらないし、大食いなだけならアメリカには他にもさらにすごい候補者はいくらでもいる。七つの罪で選ばれた人々は、何故他の大勢の中から選ばれこれだけのことをされなければならないのか。被害者とはどうやって知り合ってどうやって人知れず犯罪を仕掛けたのか。結局彼は異常だったからこれだけのことをしました、ただそれだけなんですか。しかも異常者なのにボロも出さずに完璧に犯罪を遂行していく。納得いかないです。
不気味な雰囲気を作りたい一心で異常性のある衝撃的場面ばかりを前面に出していて、それはそれで確かに楽しめた。でもそのような印象の強い場面が続くのでつい見落としがちだが、いったいどんな奴が犯人で彼の行動の理由は何なのか、その犯人の異常性を確立した過程と結論を最後にどう見せてくれるのか、そういったものがなかった。犯人像の設定や行動の背景にあるものをしっかりと描けていない気がする。
それでも戦ってほしいと願うラスト
賛否両論なラストと聞いて、正直それは大げさだと思えるものがしばしば。しかしこの作品のラストは様々な葛藤が頭の中でグルグルと回ってしまいました。それぐらいこの作品のラストは見ている者、そして登場人物たちを困惑さするものだったと思います。
七つの大罪を基にした連続殺人を二人の老刑事と若刑事が追うサスペンス映画といった感じです。そして連続殺人の手掛かりとパターンを見つけてからはまるで全力疾走のごとく展開が進みどんどん引き込まれていきます。そして迎えるラスト。
重圧感がある暗いサスペンス映画と聞いていたので序盤の雰囲気は意外なものでしたが実はこれらはラストに向けての序章に過ぎず、登場人物たちに感情移入を思う存分させておくことでラストのメッセージ性を高めるつくりは見事としか言いようがありません。
深みのある人間味を出すモーガンフリーマンさんと感情的な若者らしさを存分に出すブラットピットさんのやり取りは妙にぎこちなさが出て雰囲気があってよかったです。ブラットピットさんに関してはハリウッドスターとしての彼しか見てなかった気がしたので、今作の彼は初々しさがありどことなく新鮮。
そしてその二人のやり取りの内容もほとんどがラストに繋がるものばかり。「今の犯罪にはついていけない」と疲れを見せる老刑事サマセット、刑事としての職務を全うしようとするミルズ刑事。そんな彼らをまるであざ笑うかのような連続殺人犯とあまりにも酷い殺人計画の最後。
あの結末は悪を根絶しようとする者にはまさに後味の悪い結末だと思います。どれもが関わりたくないと思える犯罪とその狂人の犯人に勇敢に立ち向かった二人の刑事にとっては余りに不釣り合いな結末だったと思います。
見ている者も人の努力をあざ笑うこんな狂った世の中で戦う価値なんてあるのかと思ってしまうのではないでしょうか。
しかし個人的にはやはりあの人にはもう一度立ち直って戦って欲しいと願うばかりです。サマセットが言う最後のセリフはあの結末に僅かな光を与えたと思います。何事もハッピーエンドが来るわけではないけどやはり戦う人間は必要だと・・・。
様々な価値観が崩れ去るようなラストとスピーディーあるサスペンス。人に勧めるにはためらう映画ですが、衝撃度はダントツの映画だったと思います。
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