セブンのレビュー・感想・評価
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中だるみのデビット
古い映画です。
当時は斬新だったんでしょうか。監督のデビットのおっさんはダークな描写が大好きです。意地でもハッピーエンドにはしたくないという気持ちが表れてますね。そしてとにかくグロ好きですね。僕はあまりグロ描写が好きはないんでそれだけで星は一つ減ります。
演出は素晴らしいです。世界観が上手に再現されていてとても映画に入り込みやすい。役者の演技も上手いので見ていて、違和感を感じることは、ない。
ただ残念ながら、綺麗に作りすぎたようにも感じます。オチが始めに決められてそれに向かってストーリーが進行していってるようで退屈さを感じてしまう。ドラゴンタトゥーの女もそうでした。本当に面白い映画というのは、オチの大波まで常にさざ波が起こっているものです。
敬意を評してこの監督を中だるみのデビットと名付けましょう。
サスペンスでわ最高傑作
Blu-rayを購入して鑑賞させていただきました。
ジョン・ドゥーが何を思って連続殺人をしたのか?を考えながら見てました。
ラストのシーンはとても衝撃的です
バットエンドなのがまた映画の雰囲気を作り出していると思います。
サスペンスやスリラーが好きな方は楽しめると思います!
張りつめた緊迫感
常に雨が降っている様子やどんよりとした重たい雰囲気から伝わってくる何とも暗い印象のある映画である。反面次々と起こる事件はとても残虐的で恐怖を感じる。最後に待ち受けるのは衝撃の結末。煮え切らない何かが残るがこれもまた強い印象を残してくれた映画であった。一度は見ておきたいと思った映画であったが、期待を裏切らない名作であった。映像は非常に強烈なシーンもあるが、サスペンス好きにはぜひともおすすめである。
胸くそ注意
ラストの衝撃と観終わった時の胸くそ悪さが半端じゃない。
ストーリーは7つの殺しに沿っていて、途中から一気にスピードアップしてラストまでのめり込んでしまう。
メッセージ性があるらしいがラストの衝撃により考える暇がなかった。
人には勧められない
陰影の陰鬱とした雰囲気。
オープニングもかっこいいし、エンドロールのいい。
何よりストーリーと映像の陰影、雨、混沌とした街。
何もかもがいい。
そしてそんな狭い世界から、ラストシーン。
しかし終わって何かモヤモヤとする。
なんだろう。
おそらく、本筋がきちんとあるんだけれども、視点を少しずらすだけで違う意図が見えてきたりするところか。
こういうサスペンス的な内容は、残酷さ、残虐さの中にかっこ良さがあって、フィルムだからこそ憧れるものがある。造り物とわかってるからこそかっこ良さに憧れるというか。やっぱ映画はいいなぁと思った。
それにしても、今なら簡単にデジタル処理で出せるのかもしれないが、こういう映像はやはりフィルムだからこそ映える質感があるんじゃなかろうか、と思う次第。
不気味な雰囲気と衝撃的場面重視で、犯人像の設定は二の次
総合:65点
ストーリー: 60
キャスト: 80
演出: 80
ビジュアル: 75
音楽: 70
犯人の異常性とそいつが残した数々の異常犯罪の痕跡が、不気味な雰囲気を醸し出す。その雰囲気を作り出す演出力はなかなかのもの。出演者の演技も良かった。
でも結局のところ彼がこのようなことをするに至った理由がわからない。何故彼は七つの罪を犯した人々をこれほどにまで労力ばかりか命までをかけて罰することに囚われたのか。被害者だって大食いだからというだけで選ばれ殺されてはたまらないし、大食いなだけならアメリカには他にもさらにすごい候補者はいくらでもいる。七つの罪で選ばれた人々は、何故他の大勢の中から選ばれこれだけのことをされなければならないのか。被害者とはどうやって知り合ってどうやって人知れず犯罪を仕掛けたのか。結局彼は異常だったからこれだけのことをしました、ただそれだけなんですか。しかも異常者なのにボロも出さずに完璧に犯罪を遂行していく。納得いかないです。
不気味な雰囲気を作りたい一心で異常性のある衝撃的場面ばかりを前面に出していて、それはそれで確かに楽しめた。でもそのような印象の強い場面が続くのでつい見落としがちだが、いったいどんな奴が犯人で彼の行動の理由は何なのか、その犯人の異常性を確立した過程と結論を最後にどう見せてくれるのか、そういったものがなかった。犯人像の設定や行動の背景にあるものをしっかりと描けていない気がする。
それでも戦ってほしいと願うラスト
賛否両論なラストと聞いて、正直それは大げさだと思えるものがしばしば。しかしこの作品のラストは様々な葛藤が頭の中でグルグルと回ってしまいました。それぐらいこの作品のラストは見ている者、そして登場人物たちを困惑さするものだったと思います。
七つの大罪を基にした連続殺人を二人の老刑事と若刑事が追うサスペンス映画といった感じです。そして連続殺人の手掛かりとパターンを見つけてからはまるで全力疾走のごとく展開が進みどんどん引き込まれていきます。そして迎えるラスト。
重圧感がある暗いサスペンス映画と聞いていたので序盤の雰囲気は意外なものでしたが実はこれらはラストに向けての序章に過ぎず、登場人物たちに感情移入を思う存分させておくことでラストのメッセージ性を高めるつくりは見事としか言いようがありません。
深みのある人間味を出すモーガンフリーマンさんと感情的な若者らしさを存分に出すブラットピットさんのやり取りは妙にぎこちなさが出て雰囲気があってよかったです。ブラットピットさんに関してはハリウッドスターとしての彼しか見てなかった気がしたので、今作の彼は初々しさがありどことなく新鮮。
そしてその二人のやり取りの内容もほとんどがラストに繋がるものばかり。「今の犯罪にはついていけない」と疲れを見せる老刑事サマセット、刑事としての職務を全うしようとするミルズ刑事。そんな彼らをまるであざ笑うかのような連続殺人犯とあまりにも酷い殺人計画の最後。
あの結末は悪を根絶しようとする者にはまさに後味の悪い結末だと思います。どれもが関わりたくないと思える犯罪とその狂人の犯人に勇敢に立ち向かった二人の刑事にとっては余りに不釣り合いな結末だったと思います。
見ている者も人の努力をあざ笑うこんな狂った世の中で戦う価値なんてあるのかと思ってしまうのではないでしょうか。
しかし個人的にはやはりあの人にはもう一度立ち直って戦って欲しいと願うばかりです。サマセットが言う最後のセリフはあの結末に僅かな光を与えたと思います。何事もハッピーエンドが来るわけではないけどやはり戦う人間は必要だと・・・。
様々な価値観が崩れ去るようなラストとスピーディーあるサスペンス。人に勧めるにはためらう映画ですが、衝撃度はダントツの映画だったと思います。
90年代最高の映画です。
この映画は何回見ても面白い!! 脚本、キャスティング、メッセージ性、ラストのオチの衝撃度!!
そして音楽、カメラワーク、美術、オープニング映像の完成度、
どれをとっても見事。欠点がない映画です。長年の映画マニアにも納得の出来です。
題材的に一般受けが厳しいなか、ブラピの人気が絶頂期に公開されて、そのかっこ良さに一般の観客層にも映画館で観てくれたことで大ヒットに繋がった事が嬉しいかぎりです。
この内容で大ヒットを可能したこの映画の器の大きさを実感します。
セブンをきっかけにメイン出演者はすべてハリウッドスターの階段を駆け上がり、監督も有名監督仲間入りをしました。
【セブン】のメッセージ性をリスペクト、影響を受けて製作されている作品も数々あります。最近なら、新しいジャンルのシチェーシュンスリラー【SAW】シリーズ。【CUBE】【クリムゾンリーバー1』が好きな映画ファンなら、なおさら『セブン』は原点でおすすめな映画です。
七つの大罪
キリスト教の七つの大罪にもとづき殺人を繰り返す殺人犯をベテラン&新米熱血刑事コンビが追う物語。
物語のテンポ、緊張感、そして映像の独特の暗さが素晴らしい。
観終わった後に何とも言えない気持ちにさせてくれる。
ラストのモーガン・フリーマンの言葉は有名。
始めて見た・・・
僕はセブンを始めて見てました。テレビでも何回もやっていたのに、その日になって都合が合わず…。そしてやっと昨日見た。さすが名作だけあって、映像がダークな感じでこれから犯人を追うのための緊張感もあったし、カメラワークもすごく上手く、格調をあたえていた。音楽もとてもよく、見る側にドキドキ感を味あわせてくれた。そして脚本が知的で、謎のストーリー展開がたくみで、ぐいぐいと引き寄せられ、最後のシーンのどんでんがいしに魅せられた。
「7つの大罪」の先に待つものは・・・
退職間近のベテラン刑事サマセットと血気盛んな若手刑事ミルズ。
キリスト教の「7つの大罪」になぞらえた連続殺人事件を追う
2人の刑事の物語です。
猟奇的な犯行を繰り返す犯人を追い詰めようとするはずが、
サマセットとミルズの方が精神的に追い込まれてゆく。
そして、事件は最悪な方向へと・・・。
クライマックスシーンでは、観ている誰もが、
サマセットと同じ気持ちになると思います。
これだけ登場人物に感情移入させられる
(というより「同化」させられる)作品も珍しいんじゃないでしょうか?
グイグイと惹き込まれるストーリーと演出が素晴らしい作品です。
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