「ありきたりの七つの大罪とは違う」セブン 佐藤さんの映画レビュー(感想・評価)
ありきたりの七つの大罪とは違う
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最近では鋼の錬金術師、七つの大罪などの漫画があり同様に映画のセブンもダンテの神曲を元にしたものですが、この映画は他とは何か違う。
フィンチャー監督の銀残しによる暗い演出の上に、とてもネガティブなストーリー。
ここからはもう見た人向け、ネタバレOKな人向けです。先ほどの「何か違う」とは、ラストのシーン。モーガンフリーマン演じるサマセットは発砲を止めようとするが、ブラピ演じるミルズは撃ってしまう。今までの七つの大罪を元にした漫画などは、それを克服するがために七つの大罪の奥深さや恐怖を打ち消してしまい、チンケなものに見える。しかし、ミルズは撃ったことによって、七つの大罪や暗さによる演出全てを肯定するので、まとまった作品になっている。名作。
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