「胸糞バッドエンド」セブン jirouさんの映画レビュー(感想・評価)
胸糞バッドエンド
4K版を改めて観た。素晴らしい作品だし、われわれの青春でもある。映画作家も漫画家も皆んな、この作品に影響を受けた。ただ、アラフォーになって思ったのは『あまりにも救いが無さすぎないか?』ということだった。ラストはミルズではなく、サマセットが犯人を撃つべきだったと思ってしまう。もう定年だし、なによりミルズという後継ぎに復讐を担わせてはいけない。サマセットが刑事人生で一度も撃ったことがないというのも前振りとして機能するはず。初めての発砲が後輩のためだったというのは、この作品にとっての救いになるはずだ。
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