「タイトルなし(ネタバレ)」セブン やぎさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし(ネタバレ)
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全く中だるみしないままラストまで観られた。ただ、最後のブラピの葛藤、ジョンを撃ちたい気持ちと撃ちたくない気持ち、後者の方の根拠が弱くないか?と、どうしても引っ掛かる。愛する妻(とお腹の中の子)を無惨に殺したジョンを殺したい衝動はよく分かる。ただその衝動を食いとめる理由が、「ジョンの思い通りになってしまうから」だけなのか?自分も七つの大罪の一員となりジョンの計画の完遂に一役買ってしまうということへの抵抗が、ジョンを殺したい衝動と並ぶほど大きいものだろうか?正直あれほどの葛藤には感情移入できなかった。殺して当然だと思う。良い作品だったけどそこだけどうしてもすっきりしなかった。
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humさんのコメント
2025年2月8日
いつの間にか与えてしまっていた妻の孤独の重さ、自責の念が犯人への怒りと並び、立場を捨てても人間としての感情に委ねたようにみえました。
妻がサマセットに相談を持ちかけた日、会社への電話をミルズが無視した日、背中を向けていた姿が思い出され苦しくなります。