「陰湿な世界観」セブン えーじさんの映画レビュー(感想・評価)
陰湿な世界観
この作品は確か映画館で観ていたのだが…。今回、公開30周年でIMAXの限定初上映があり久しぶりの鑑賞となった。この映画と言えば、あのラストシーンが全てで余りに強烈過ぎて殆どそれしか憶えておらず新しく映画を鑑賞しているようであった。ある意味新鮮でこんなシーンがあったのかと所々気づかされた。人間の記憶とは何と曖昧なものなのだろう…
4Kに修復された事でとてもこの映画が30年前の作品とは思えないクオリティとなっている。それはIMAXで観た事も相当影響しているのだろう…。 フィンチャー監督独特のあの陰湿な世界観が良く描き出されています。それはこちらまで濡れてしまうのではと思わされてしまう、あのジメジメ感あのヌメヌメ感これは他の作品では無い異質な世界で唯一無二であり特筆した作品である事は間違いない。その体験は鑑賞した後もしばらく続き、心の奥底まで暗い井戸の底に引き摺り込まれた気分となる。傑作であると同時に怪作である。
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トミーさんのコメント
2025年2月4日
あれはロサンゼルスらしいですが、酸の雨が降って見る影もないですね。ルトガーハウアーは長続きしなかったですね、エクスペンダブルズには意地でも出たくないんですかね。