「陰影の陰鬱とした雰囲気。」セブン ひちょさんの映画レビュー(感想・評価)
陰影の陰鬱とした雰囲気。
オープニングもかっこいいし、エンドロールのいい。
何よりストーリーと映像の陰影、雨、混沌とした街。
何もかもがいい。
そしてそんな狭い世界から、ラストシーン。
しかし終わって何かモヤモヤとする。
なんだろう。
おそらく、本筋がきちんとあるんだけれども、視点を少しずらすだけで違う意図が見えてきたりするところか。
こういうサスペンス的な内容は、残酷さ、残虐さの中にかっこ良さがあって、フィルムだからこそ憧れるものがある。造り物とわかってるからこそかっこ良さに憧れるというか。やっぱ映画はいいなぁと思った。
それにしても、今なら簡単にデジタル処理で出せるのかもしれないが、こういう映像はやはりフィルムだからこそ映える質感があるんじゃなかろうか、と思う次第。
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