「He is just human. 一分の隙もないストーリー」セブン アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
He is just human. 一分の隙もないストーリー
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本作を観ても感動する事はないし、いわゆる名作と言われる作品ではないかも知れない。でも観た人は記憶に刻みつけられる間違いない傑作です。
いやいや、ホントにスゴいですって。冒頭からずっと不穏な空気が流れててエンディングまで一気に持ってかれるストーリー。スゴい良くできた脚本だなぁ。観た後は全くスッキリしないですけどね💦
若い頃のプラピの熱演も(最後の撃つかどうか迷ってる時の表情とか!)、当時からお爺ちゃんだったモーガン・フリーマンも、短い出番ながら強烈なインパクトを残すケヴィン・スぺイシーも、美しいグウィネス・パルトローも主演陣はもちろん素晴らしかったのです。それでも、この作品のキモは脚本力にあったとしか思えません。失礼を承知で言えばもし俳優を変えても衝撃は変わらなかったのではないかと思ってしまいます。何も足す事も引く事もできない、続編なんて作りようのない完璧に完結しているストーリー。いやー、参りました。
明るく楽しい80年代の反発が起こったのが90年代だったのではないでしょうか?あの「羊達の沈黙」も90年代でしたし、調べればもっとありそうですね。スゴく時代を写しているような作品でした。
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アキ爺さんのコメント
2021年5月9日
talismanさん、コメントありがとうございます。
この脚本ホントスゴいですよね。監督も俳優も超一級ながらもストーリーが物凄い。間違いなく映画史に大きなインパクト与えてありますよね!