「アダムとは"彼"のことです。」セブン シネマニアV3さんの映画レビュー(感想・評価)
アダムとは"彼"のことです。
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銀残しの撮影といい、本編のスピード感といい、ハラハラ感といい、キャストといい、あのラストといい...面白かった!そして記憶に残りました!悪い後味として。でもこれがこの作品が語り継がれてる理由だと思います。
町山智浩さんの映画塾での予習復習のおかげもあり、より楽しめたのですが脚本家は事前の書物調べは相当苦労したんだろうなと、ブラッド・ピットとモーガン・フリーマンを見てて感じました。7つの殺人もミルズの行動も全て神曲やアダムに照らし合わされているところはもう抜けがなさすぎて唸るくらいでした。せっかく3つの殺人は防げたはずなのに、
まさか犯人と奥さんと赤ん坊が加えられ、結局ミルズの手で7つの大罪が完成されてしまうという...あの絶望感はないですよね。
てかケビン・スペイシー、当時はこういう役多かったんだなおいw
あの決着シーン、最後にミルズを守るためにサマセットがジョンを撃つというまさにハリウッド映画っぽい別ラストも用意されてたようですが、ミルズに手を下させることが映画全体の芯を貫いてて素晴らしい結末だと思います!
まあ、後味が最悪なのには変わりないですけどねw
100点!
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