ホワット・ライズ・ビニースのレビュー・感想・評価
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ヒッチコックの技法というのは長回しとかラストの場面とか、バスルーム...
ヒッチコックの技法というのは長回しとかラストの場面とか、バスルームで死にそうになるとことかを言っているのか、よくわからない、普通のホラー作に思えた。
殺された少女が犯人コイツだってやってくるのはJホラーぽい。なんか助けてくれたりするとことかも。
ヒッチには遠く及ばない
ヒッチの、特にサイコを意識したらしいです。特にエンディングの音楽なんてマンマ。
但しヒッチとは比べるべくもない。ショッカーというのは溜めに溜めたここ一番のタイミングに突然現れるものです。そろそろショッカー来るなって予想できて、且つショッカーだらけじゃショックはありません。
さすがのゼメキス選手も天下のヒッチの足元にも及びませんでしたね。
ストーリー以外の驚き
女性の幽霊に翻弄される主人公が、驚愕な事実を知る物語。
「ハリソン・フォード主演」と思い込んでいましたが、主演は「ミシェル・ファイファー」でした。
物語は、交通事故や娘の独り立ちで鬱状態となった主人公が、隣人の言動や女性の幽霊に悩まされます。
『実は精神を病んだ主人公の独り相撲』という展開から、ふとしたことから幽霊と酷似した行方不明の女性を知り、その女性を調査していくと・・・というストーリー。
主人公の夫が殺人犯。しかも、最終的に主人公も襲う設定は特別な驚きがありません。しかし、その夫を演じているのが「ハリソン・フォード」となれば、とても特別な驚きを感じてしまいます。この映画公開は2000年。最盛期の「ハリソン・フォード」が下衆な悪役を引き受けた理由を知りたくなってしまいます。
サスペンスとしては粗があり褒められたものではありませんが、上記の驚きで私的評価は標準にしました。
ホラー&サスペンススリラー
幽霊っていうかホラー的な怖さは弱め。
序盤から中盤まではけっこう退屈。終盤から手に汗握る怒涛の展開。
ラストの水中のシーンは上手く決着が着いた感じでけっこう好き。
また、憑依後記憶が戻るシーンもセンス良いと思う。
あの写真立ての裏の新聞記事がなければ真相にたどり着くことはなかっただろうな。
あれは旦那が戒めの為に貼ってたんだろうか?正直都合よく現れた大ヒントにちょっと困惑しました。っていうか証拠隠滅下手くそか。
セクシャル・オリンピック
夜になるとセクシャル・オリンピックを始める仲のよい夫婦。夫は疑いもしない。大学の仲間に訊ねてみてフューワー夫妻という名前がわかった。その隣人も気になっていたが、夫の留守中、奇妙な音を聞いたり、ステレオがいきなり点いたり、不気味なことばかり起こる。隣を訪ねたとき、夫のウォレンには会うことができたが、夫人の姿はなかった。ウォレンが妻メアリーを殺して湖に捨てたのではないかと疑ったクレアは、深夜、バスタブに映った幽霊を見てしまう。
セラピーにもかかり、心霊盤を買ってきて友人と試してみる。これが“こっくりさん”そっくり。アメリカにも似たものはあるんだ・・と驚くが、犬のクーパーにはもっと驚かされた。
やがてPCに表れた失踪者MEFの正体がわかり、独自に調べ始めるクレア。交霊術とか悪魔の本とか、だんだんやばい方向になっていった。どことなくジャパニーズホラーの手法に似てきているゼメキス。
結局、ノーマンが死なせてしまった浮気相手マディソン。彼がそのまま湖に沈めてしまったらしい。彼女の霊が不思議な現象を起こしていたのか、よくわからないが、なんというつまらない真相・・・しかも遺伝学の実験で開発した薬で体の自由を奪うという、殺人鬼に変貌したハリソン・フォード。ラストは死闘を繰り返す・・・
驚くシーンはもうないと思っていたのに、また出てくる。ちょっと長いのが欠点。
今その下にある危機
地下室?
川底?
いやいや、仮面の下… に何が潜んでいるかという
オカルトサスペンス。
そこまで怖くないのですが、叫び声にビビります(^_^;)。
最初は面白かったのですが、そんなに深みのあるネタではありませんでした。
潜在的に忘れていた忌まわしい記憶が、妻の隣人に対する妄想を掻き立てのでしょうか?
妻の味方なのか敵なのか微妙でしたが、愛人からすれば、夫婦一緒でなく復讐も兼ねて旦那だけ黄泉の国に来てもらいたかったということかしら?
そこそこのサスペンス・ホラー
総合:70点
ストーリー: 60
キャスト: 80
演出: 75
ビジュアル: 65
音楽: 60
だんだんと暴かれる状況がミシェル・ファイファーを追い詰めていく。その圧迫感の演出はなかなか見事。またこの主演二人の演技力も良かった。だが幽霊の存在の使い方はかなり中途半端。恥ずかしがりやであまり出てこようとせずに何かを伝えるだけなのかと思いきや、そうとばかりとも言えない存在。最初から幽霊の話など無くしてしまえばよかったのでは。しかし心理効果をうまく使ってそれなりに楽しめるサスペンス・ホラーに仕上げた。
ここからかなりねたばれしています。
良き家庭のように見える。ハリソン・フォードは社会的にも成功した良き夫だった。普段そういうような役ばかりやっていたから、今回もそうだと思い込んでいた。その反面引越ししてきたお隣は怪しさ満載である。
しかし後から考えてみれば、フォードは娘の出発前にもあまり娘に関心を示さず自分のことばかり考えていたり自分の業績に対して執念を静かに燃やしたりといった伏線があるのがわかる。結局彼は自分のことが一番好きでプライドが高く身勝手で、それを仮面の下に隠しているのである。
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