ヴェロニカ・ゲリンのレビュー・感想・評価
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恐ろしい女
麻薬撲滅のきっかけとなった女性記者をヒーローとしてではなく一人の身近な女性として見事に描ききった良作。
撃たれてもなお闘志をもやすのに、直接屋敷に訪ねて行って、殴られたときにより激しく衝撃をうけているのはなんでだろう?とおもったけど、そんなのは理屈でなくむきだしの敵意と暴力にさらされてしまった自身を感じたからなのかもしれない。
はたして自分は彼女ほど自分の何かを賭けて仕事してるだろうか?
彼女の生き様をみよ。
演じきったケイトは恐ろしい。
どの映画をみてもまったく顔が違う。どれだけ底なしの引き出しをもっているのだろう。
すごい美人でもないのになぜ次々出演してるのかなあと思っていたが、この映画を観て理由が分かった。
果てしない勇気と現実
実話だということ、そして結末、何も知らずに鑑賞。最後には何か報われるんだと思っていたのに、とんでもない現実。なぜ、犠牲がないと変わらないのか、遅いよぉ…ってなりました。けど、誰かの勇気ある行動が、今も世界を少しでもよくしようと変えている、変えようとしていると思ってないとあかんなと思いました。現実と犯罪と暴力と真っ向から戦った勇気ある女性記者がいたことを知れて本当によかった。
日本は平和
先日マルタの女性記者が殺害されましたね。命をかけて真実を暴くってどれほどの勇気がいる事なのか。
ニュースを見て、この映画を思い出し久しぶりに鑑賞いたしました。
今作の主人公も同じ運命を辿った実在の女性記者のお話です。
主人公を演じるのは名女優ケイト・ブランシェット
彼女はどの作品を見ても別人のように素晴らしい演技を見せてくれる大好きな女優さんです。
今作でも命を狙われる事に怯えながらも、勇気を奮い立たせ真実に立ち向かう女性記者をきっちり演じています。
あまり有名じゃない本作ですが、世界ではこのような事件が起きていると事実を知ることの出来るなかなかの名作映画です。
かっこよすぎです!
麻薬組織と戦うジャーナリスト、ヴェロニカ・ゲリン。
銃弾で撃たれようが、殴られようが、彼女はひるまず、麻薬撲滅のため、ペンを執ることをやめなかった。
麻薬組織と戦い、銃弾に倒れた実在の人物を描いた作品。
彼女はなぜ 命をかけてまで 戦ったのか
それは 彼女が母親だからだろう。
麻薬にむしばまれていく 少年少女たちを彼女は放ってはおけなかったのだ。
でも、でも、でも、死んでほしくなかった。
自分の息子のため 世界の子どものために 彼女は戦ったのだ
私の大好きな作品です。
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