劇場公開日 2006年7月22日

「人間っていいな」トランスアメリカ UNEmiさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5人間っていいな

2021年2月27日
PCから投稿

トランスジェンダーな父と、ジャンキーで男娼な息子。
息子は継父から性的虐待を受けており、父の両親は女性になった息子をなかなか受け入れられない。

なかなか理解されづらい問題とか、アメリカの暗部がこれでもかってくらい詰まってるのに、明るい。温かい。

人間みんな、人には隠しておきたいことの1つや2つある。
それでも、自分に正直に生き、その自分を丸ごと受け入れてくれる人が1人でもいれば、きっと大丈夫なんだと思う。

それにしても、トランスジェンダーな男性を女優にやらせたキャスティング担当者、えらい!
本人女性なのに、「女性になろうとしている男性」に見えるフェリシティ・ハフマンすごい。
お化粧もよく研究してて、口紅のひき方とか感心したけど、すっぴんになるとやっぱり女の人なのが惜しい(笑)。

UNEmi