劇場公開日 2006年11月18日

「サブスクで3回寝落ちしたのに、早戻しで完走できた珍しい作品」トゥモロー・ワールド ソビエト蓮舫さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0サブスクで3回寝落ちしたのに、早戻しで完走できた珍しい作品

2025年2月26日
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鑑賞方法:VOD

2027年を舞台にした作品を、2025年にサブスクで鑑賞したのだけれども、
3 回寝落ちした。

もし映画館で観た作品ならば、寝落ちは命取りだが、
この作品は、終盤の見せ場が良い、という声が異様に多いのと、
どうしてもオチの部分が気になり、寝落ちのたびに珍しく早戻しを繰り返し、無事完走。

まさに、自分の鑑賞スタイルこそが「トゥモロー・ワールド」だったわけだが、
この邦題は、実によろしく無い。

2025時点の私から見ると、この映画に、未来の事なんて何も描いてない。
原題は「Children of Men」で、邦題よりはマシだけれど、
これもちょっと違う。子供達の話でもないからだ。

私が観た限り、この作品は、アタマからケツまで、
ずっと「赤ちゃん」の話をしてる映画だなと思った。
序盤から、赤ちゃんが生まれない、産めない人達が出てきて、
中盤は、赤ちゃんをどうするかという話が続き、
終盤は、実際に赤ちゃんが登場する。

赤ちゃんが話の主軸なのだから、
邦題は
「ベイビーなんとか」
「なんとかベイビー」
だろって思った。
個人的には
「our baby」
「アワベイビー」
がしっくりくる。

そして、寝落ちした3回は、いずれも赤ちゃんの登場以前の部分。
赤ちゃん登場以降は眠くなるどころか、食い入るように観た。
噂通り、終盤の戦闘シーンの長回しは圧巻で、

結局、この映画は「赤ちゃん」と「戦争」が肝だった。
それ以外は、ほんとどうでもよくて退屈だ。

ネットをググったら、
「我々は泣きながら生まれ、文句を言いながら生き、失望しながら死ぬ」

なんて哲学めいた名言が出てきたけれど、
それをこの作品で、本当かどうかを確かめるのは、
退屈だけれど、悪くはない。

ソビエト蓮舫
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