「長回しと寓話的な世界」トゥモロー・ワールド Nana Shinozakiさんの映画レビュー(感想・評価)
長回しと寓話的な世界
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冒頭のシーンから、長回しの緊張感がすごい!と思ったら、撮影がゼロ・グラビティやバードマンのエマニュエル・ルベツキさんだった。(レヴェナントも観なくては)
戦闘シーンがとても恐かった。デストピアな世界観も、SFだけどありえそうな気がしてきて恐かったし、実際に過去に世界で起こったことがあったり、今も起こっているような光景も描かれていた。
でも映画全体はとても寓話的で、そのバランスが変なんだけど凄く良くて、赤ちゃんの泣き声で戦闘が止むシーンと、そんなことはなかったかのようにまた銃撃が始まるところと・・
現実では赤ちゃんが泣いていたって銃撃は止まないということは、なんて残酷なんだろうと思う。
あと、子どもの声がうるさいからと近所に保育園を建てるのに反対する人たちに観てほしいとエンドロールで思った。
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