劇場公開日 2023年12月1日

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戦場のピアニストのレビュー・感想・評価

全86件中、1~20件目を表示

4.5映画的演出の説得力

2020年11月8日
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鑑賞方法:VOD

背後から撃たれお辞儀するようにぺたりと倒れ込む女性、地面に顔をこすりつけおかしな角度で体をよじらせ倒れる子供、処刑される順番を為すすべもなく待つ老人…。 この露悪的なまでの死の描写は、ロマン・ポランスキー監督が幼少時代にまさにこうした現場を体験してきたという事実によって、生臭いリアルを帯び始める。 逆に言えば、体験者ポランスキーの介在がなければ、これらは“映画的”な演出と捉えられてしまいかねない。映画という虚構は常にこうしたリスクと隣り合わせにあると言っていい。 そういう意味で、この「戦場のピアニスト」は有無を言わさぬ本物の説得力でコーティングされていて、ある意味高い下駄を履いている。ただ、この映画でポランスキーが見せる露悪的かつ詩的な演出は、体験者のリアルを超えた美しさに満ちている。

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オスカーノユクエ

5.0今のご時世だからこそ見る価値がある!

2024年10月2日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

悲しい

難しい

CSで録画視聴。 文句なし!素晴らしい作品だった。 ナチスドイツのポーランド侵攻からドイツの敗戦までのストーリーで大変な人生だったのかと思いきや案の上大変なシュピルマンの生涯だった。 生きる事は大変だと改めて再認識させられる作品。 エイドリアン・ブロディの演技が素晴らしかった。

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ナベウーロンティー

現在のピアニストは?

2024年9月20日
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鑑賞方法:映画館

 ナチス占領下のポーランドの首都ワルシャワで、ダビデの星の腕章を強制され、私有財産を押収され、市内のゲットーでの居住を強制され、やがて絶滅収容所へという運命に翻弄されたユダヤ人としてギリギリの環境を生き抜いたピアニストと彼を助けた人々をクールなタッチで描いたロマン・ポランスキー監督の作品です。  ナチスの情け容赦のない暴虐には胸が塞がる思いですが、その銃口に追い詰められて行く彼の運命にギリギリと胃が痛みます。そしてそれだけに、終盤の静かな感動が深く響くのでした。  でも、映画として強い力を持った作品であるだけに、2024年の1月の今それを観るのは複雑な思いがします。パレスチナの人々はイスラエル・ネタニヤフ政権の圧倒的軍事力によって今日も抹殺されているのです。中東問題は単純に誰が悪いとは割り切れないほど入り組んでいるとはいえ、その事実は変わりません。  歴史は直線的に進化・向上するのではなく、螺旋を描きながら少しずつ上昇するのだと弁証法は説いている筈ですが、本当に人間は歴史から学び得ているのでしょうか。上昇する事なく同じ所をグルグル回っているだけでないのかと暗然たる思いがするのでした。

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La Strada

5.0重すぎ

2024年7月27日
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鑑賞方法:VOD

スッキリ終わったわけではなく、登場人物の所在や生きてるかもわからないような終わり方が、戦争の孤独や冷たさを少なからずとも感じさせてくれた。 人の価値観を人種で捉えてはいけないと登場するキャラなどが改めて教えてくれたし、戦争で失ったものはもとに戻ることはないことを映画を通して深く理解した。

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オナキン・スカイウォーカー

5.0何度も感動した作品

2024年7月4日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD

泣ける

悲しい

何度も観てる作品の一つ。 初めて観たのはDVD出てすぐの頃。 それから定期的に観たくなるタイミングがあり観るけど、何回観ても恐怖を感じるし、あのピアノシーンには感動する。

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もちこ

5.0音楽

2024年6月6日
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鑑賞方法:VOD

音楽に国境は無い、と誰かが言った。 こんな素晴らしいピアノを奏でる者を殺めてはならない。 妻に、子供達に聴かせてあげたい。

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capone

5.0全て実話なのが恐ろしい

2024年4月20日
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ドイツ政権に迫害されるユダヤ人の生活 挨拶をしないと殴る、歩道を歩くな、移住区に隔離する(ゲットー) 1番印象に残っているシーンは 車椅子の男を立てと言って、立たなかったから家から突き落としたシーン 命が軽い、常に銃声が聞こえている居住区、ナチス政権の恐ろしさが伝わってきます

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Karin

4.0芸は身を助く

2024年2月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

シュピルマンというピアニストの体験。 さすがBGMは素晴らしい。 カメラワークも良くて迫力があった。 後半の逃げ隠れ缶詰を開けようとして見つかってからのピアノ演奏シーンは、上手い演出だと思った。ひとときの癒しの空間が確かにそこにあった。

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Don-chan

3.0ユダヤ人

2024年2月10日
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鑑賞方法:VOD

ピアニストが戦争に行く映画だとばかり思っていたけど全く違った ユダヤ人というだけで殺される 罵倒され重労働をさせられ、ただ殺される とにかく隠れて、逃げて生き延びた。 頑張った。 ドイツ人将校に聞かせたショパンバラード第一番ト短調 素晴らしかった

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千恵蔵

4.0かけがえのない日常

2024年1月27日
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鑑賞方法:映画館

大戦によって、それまでの暮らしを奪われ迫害されてしまうと人として生きてはいけない。 家があり、仕事があり、人との触れ合い、 花と緑と音楽、ご飯、お風呂…。 人が心身共に健康で暮らす為に必要なもの。 これら全てを失った主人公が、それでも生き延びようとする強さは、誰もが持つ本能なのか、それとも主人公の精神力なのか? 日頃人との関わりで疲れる事があっても、 この映画のように、荒れ果てた街で一人ぼっちを味わうくらいなら、煩わしい人間関係も幸せのうちかな。 戦争になった途端に敵に対して残酷な行動を取るけれど、主人公を救ったピアノの旋律。芸術&才能は時に雄弁に語るよりも人の心を動かすのだと改めて感じました。 元日の地震も思い起こされ、日常のありがたさを実感します。

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銀婚

4.0【対比の妙】

2024年1月8日
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鑑賞方法:映画館

久々に鑑賞、まず4Kデジタルリマスター技術が素晴らしい。巨匠ポランスキー監督自身の戦争体験も相まって、生々しい修羅場の描写と、美しい旋律のショパンピアノ独奏曲のコントラストが印象的。 実話ベースとはいえ相当フィクションも入ってるのを差し引いても、地獄絵図の混沌の最中で全く以て無力非力な姿と、絶体絶命の極限状態からピアノの腕一本で“芸は身を助ける“姿の連続性と照応には色々考えさせられる。

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Chang Koh

5.0ピアニストはウワディスワフ・シュピルマン 音楽は ヴォイチェフ・キラール

2024年1月2日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

難しい

戦場のピアニスト 神戸市内にある映画館「シネ・リーブル神戸」にて鑑賞 2024年1月1日 原作本を入手 ちょっと気になったのですが、ショパンはポーランド生まれの作曲家ということです。 ご存知ないかたおられるのではと察しますが ピアニストの名前はウワディスワフ・シュピルマン 鑑賞しているうちに、あることに気が付いたのです。 クラシック音楽を好む生活40年以上。そのなかで現代音楽を好むようになり ポーランドの現代音楽に強く関心を抱くようになりました。 ヴォイチェフ・キラールという名の現代音楽作曲家です。映画音楽の作曲も じつは「戦場のピアニスト」の曲を作曲しておられ、以前からよく聞いていました。 キラール作品集などのCD(海外輸入盤)に入っています。 ファゴットかオーボエのような木管楽器で演奏されるメロディ。あまりもいい曲とは思えないのです。朗らかさなどが足りないような感じです。キラールのほかの作品は素晴らしいのになぜだろうと。映画を鑑賞すればわかるかなと。ただ、そんなにタイミンぐよく上映されているわけがありません。いったん諦めたのですが、今回は再上映となりましたので、理解できたのです。 この映画のストーリーはあまりにも悲しいユダヤ系住民殺害であった。どうりで朗らかなメロディだと合わないんだろうと。 キラールが作曲した作品で好みなのは「orawa」という作品です。どうゆう意味か調べたところ、ポーランドのある田園地帯をさしているんだとか 弦楽器だけで演奏されているもので、同じメロディを繰り返しますが、少しずつ変化しながらおおきくなっていくイメージのもの 演奏時間10分程度。最後に「ヘイ!」とみんなで掛け声を上げるという作品です。とっても楽しい曲 原作本を開いてみたら、ルービンシュタインの名前がよく登場します。おそらくシュピルマンは接点があったのでしょうね。 実は20世紀を代表するピアニストです。 ルービンシュタインシュタインはもちろんショパン演奏家ですが、じつは多方面で実績があります。 わたしは数えきれないほどのCDを所有していて、演奏の素晴らしさに圧倒してます。 例えばロシアのラフマニノフ作曲した「パガニーニラプソディー」のCDです。 余談となってしまいました。映画に戻ります。 この話のなかで、いちばんスゴイシーンは、シュピルマンを救ったドイツ将校の場面 ここが異なっていることに気が付きました。 ショパン作曲 夜想曲嬰ハ短調 原作本にはそう記載されていますが、 映画館で聴いたときには「ショパン作曲 バラード第1番作品23」です。しかも一部短縮演奏 いずれもショパンの名曲として知られますが、けっこう重要なことではないでしょうか、とかんじました。

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大岸弦

4.0ピアノのシーンよりも

2023年12月17日
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鑑賞方法:映画館

生き残るための行動が印象に残った。 いま世の中で起こっていることを疑って見ることも大事だと感じさせられた。

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こうたんまる

5.0この時期にリバイバル放映されることに意味がある映画

2023年12月14日
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今年417本目(合計1,067本目/今月(2023年12月度)18本目)。 (参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))  実は古い作品であることは知らず見に行って「作品リスト」を見たらそうなっていたのですが、だからといって帰るわけにもいかず見た作品です。結果としては良かったなというところです。  ※ ミニシアター中心に4Kリマスター版で放映されていますが、ミニシアター中心の日本では4Kにおいついていないため結局「当館は2Kです」になるので、余り意味はなかったりしますが…。  まず、史実として実在した人物であり歴史上の事実を参照した映画なのであることないこと加えることはできず、良いことも悪いこともありのままに描かれます。ここは好き嫌いあるかなと思いますが、ことこのタイプの映画(ナチスドイツ関係、日本の先の大戦関係)はそうしないと歴史認識がおかしくなるので仕方がないというところです。  いわゆるユダヤ人の迫害事情(ホロコースト関係)を描いたドイツものの映画で、内容の細かい部分はともかくもこの事実自体は小学社会ですら習う内容なので理解がかなり容易である点は好印象です。一方、今回のリマスター版復刻上映はあくまでも「復刻上映」の扱いで「プログラム化されているのではない」ようで(換言すれば、いつからやりますよ、みたいに何か月も前から予告されているのではない、ということ)、私がみたときは「パンフレットの扱いはありません」でした。もっとも、古い時代の映画ですし最悪ヤフオク等でも購入できると思いますが…(あるいは、パンフにこだわらずともこのレベルの映画が述べるドイツの当時の事情ということであれば、どこの本屋にもおいてある)。  採点に関しては特に気になった点まで見当たらないので減点なしフルスコアです。 なお、課金が必要になりますがアマゾンプライム等にあることを確認しています。どうしても当時の事情「すべて」を理解しきることは難しく、復刻上映ということは2週間もすれば消えてしまうと思いますので、字幕で追いきれなかった部分はそちらで補完するという手もあろうと思います。

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yukispica

3.5私にはこのくらいの評価が妥当だと感じる。

2023年12月9日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

 日本公開時、観ていなかったので鑑賞してみる気になった。ドイツ占領下のポーランドで、ユダヤ人がドイツ軍人により虫けらのように扱われ、虐殺されていく。事実だろうと思うが、私はここ数年ユダヤ人が被った悲劇に同情はするが、関心・感動を持たなくなってきている。逆に虐待するドイツ人に関心を持つようになった。同じ人間なのに、何故差別するのか。戦後、良心の呵責に苦悩することはないのかと。  ポーランド出身の名ピアニストと言えば、アルトゥール・ルービンシュタインだ。この映画の主人公と同じユダヤ人でショパンが十八番だった。  ピシュルツマンの名はこの映画で知った。ポーランド国内では有名であったかもしれないが、国際的には無名だと思う。たまたま、彼の体験が珍しく幸運だったので映画になった。ポーランド出身で同じくユダヤ人の監督が執念で撮ったから、気合が入っていたのだろう。いろいろな映画賞を受賞している。先に書いたようにユダヤ人の悲劇には飽きてしまい、私にはこのぐらいの評価が妥当だ。

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いなかびと

4.5マストで観ておくべき映画

2023年12月7日
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鑑賞方法:映画館

4Kデジタルリマスター版リバイバル公開で初観賞。 今の今まで観てなかったのを後悔するぐらい、今まで自分は何してたんだと思うぐらい、名作感あります。 『シンドラーのリスト』みたいに絶対に観ておくべき映画だと思うのと、 『シンドラーのリスト』に空気感が似てて、暗すぎず明るすぎず観やすかった。 また『シンドラーのリスト』が観たくなりました(笑) 『アウシュビッツのチャンピオン』で、ナチスにボクシングの腕前を気に入られ…みたいに、 ナチスにピアノの腕前を気に入られ…みたいな話かと思ったら、 当時のナチス統治下のポーランドの様子に重点を置き、ナチスの迫害を生き延びた、あるピアニストの半生。 この映画は、ピアニストのウワディスワフ・シュピルマンの自伝を映画化したものだそうです(僕は読んでません) 意外な事に、ピアノの演奏シーンは、ほとんどなく、そこが逆に良かった。 映画的にも面白かったけど、当時のポーランドの様子を知る資料として興味深かった。 あと、エイドリアン・ブロディの演技が素晴らしく、苦手な俳優だったけど、かなり見直した(笑) ポランスキー監督も同じく苦手だったけど、同じく見直した(笑) 観てない方、マストですよ!

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RAIN DOG

5.0意味もなくどんどんユダヤ人を殺していくドイツ兵

Mさん
2023年12月6日
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なんて、本当にいたのだろうか。いくら戦争といえど信じられない。それとも、戦争とはそんなものなのか。殺していく彼らは、映画で見る限りは、心のない(形だけ人間の)ロボット(?)のようにも見える。 映画自体は実話だそうだ。「シンドラーのリスト」や「ヒトラーのための虐殺会議」とあわせて見てほしい。

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M

3.5期待度◎鑑賞後の満足度○ ロマン・ポランスキー監督が映画化したかったのはよく分かる。でもそれ程感銘を受けなかった。

2023年12月5日
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鑑賞方法:映画館

①さすがにロマン・ポランスキー監督である。老練としか言えない演出力。 なのに、数多く描かれてきた第二次世界大戦時のナチスによるユダヤ人ホロコースト映画・TVドラマよりも一等抜きん出ているという程ではない。 ②

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もーさん

5.0戦争の歴史はみんな自分ごととして捉えなくちゃ

2023年12月2日
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鑑賞方法:映画館

ただただ生き抜くことがこんなにも難しいなんて。 決して納得のいく理由があってされたわけではない迫害。つまり明日は我が身かもしれない。ある日突然自分の暮らしがこうなったら……そう考えると身の毛がよだつ。戦争なんて何があっても絶対にしてはならない。それを忘れちゃいけない。とても観ていられないシーンも多く何度も目を覆ったけど、後世にずっと残していきたい、いや、残さなきゃならない映画。 一方で、『生きる』ことさえ諦めなければいつどんな風に好転するかわからないからどんな時でも希望を持つのをやめてはいけないことを教えてくれる作品。 潜伏中にドイツ軍将校に見つかってしまい、言われて演奏した曲がピアニストの魂の叫びとでも言わんばかりの激しさでこちらの魂が揺さぶられまくり。これまで受けてきた仕打ちへの抵抗、この後すぐに待ち受けているであろう自身の死、人生をかけた最後の演奏と言わんばかりの激しさ。あとで調べたらショパンの『バラード1番』とのこと。バラードって……。 完全なるフィクションだと思って観ていたら最後の最後に実話を基にしたお話だと知った。 いくらピアニストでも長年潜伏生活していて突然リクエストされてあんな風に指は動くのかしら?? パルムドール作品と相性悪い私だけど、この作品は文句なし🌟

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らまんば

3.5ゲットーとガザ

2023年10月26日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ナチス占領下のポーランド。迫害に翻弄されるユダヤ人ピアニストの逃亡劇を描く物語。 実話をベースにしたお話のようですね。 ナチスによるホロコーストの映画は、人間の最も醜悪な本質を抉られるようで、重苦しい気持ちになります。 映画は史実に基づいた物語らしく、抑揚は抑え目。それは緊迫感とリアリティを感じますが、半面起伏に乏しくも感じてしまい、148分の上映時間が長く感じてしまいます。 また、決死の逃避行なのですが、最終的に隠れ住んでいただけ・・・というのも、物語のカタルシスを減じているように思えました。 私的評価は、普通にしました。

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よし