ティアーズ・オブ・ザ・サンのレビュー・感想・評価
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命令違反 それでも私は、あなたたちを守りたかった。
原題
Tears of the Sun
感想
『ダイ・ハード』のブルース・ウィリス主演による戦争アクション大作!
内戦下のナイジェリアで史上最も苛酷な救出ミッションに挑む!
神が見捨てた命を、私は救えるのかー?
[女性医師リーナ・ケンドリックスを救出せよ]
ブルースウィリス目当てで観ました。
反乱軍の野蛮さ、ナイジェリアの悲惨な現状と…。なかなかショッキングでした。
子供を育てられないように女性の乳房を切り落とすのはもう人間のやることではないです。恐ろしい。
もうちょっとアクション要素多くてもよかったかもです。
ラストの銃撃戦は見応えありましたが、仲間が倒れていく姿に悲しくならなかったです。
ラストの空爆で敵全滅は呆気なかったですね笑
※善なる人々が行動を怠れば必ず悪が勝利する エドマンド・バーク
戦争映画というよりもアクション映画
人類は変わらないのか
ナイジェリアでクーデターが起き、虐殺が始まる。
アメリカ特殊部隊の主人公(ブルース・ウィルス)は、現地にいるアメリカ国籍の女性(モニカ・ベルッチ)の救出を命じられる。
チームを率いた主人公は惨状を目の当たりにし・・・。
救出劇は面白いのだが、殺し合いは昔も今も変わらない感じで、落ち込んでしまう。
重たい雰囲気の戦争映画
戦争映画の傑作「プライベート・ライアン」によく似たプロットなんですが、どうしてこうテイストが違ってしまうのか。
本来のミッションからすると、簡単に遂行できたようなことでも、人間として、目の前で起きている不条理を見過ごすことができない。というジレンマを余すことなく描いてあります。
女医が出ていなければ、本当に男臭い映画で、興行的にも不振だったのでしょう。
確かに考えさせられるテーマですが、日本人にはあまりピンとこない話です。
政情不安定な地域にボランティアで行く人たちは、どこの国にもいるのでしょう。
それを守ってあげるのは国家の責任なのかもしれませんが、日本では「自己責任」で片付けられ、一人を救出するのに、部隊を振り向ける発想はないでしょう。
「患者たちを見捨てて帰れない。」などというヒロイズムはただのわがままにしか思えません。
結果として、多くの命を危険に晒しているのですから。
とても重いテーマで、ラストも何となく感動の気持ちに包まれますが、何ひとつ解決していません。
世界で起きている、リアルな問題に、胸を痛め、考えさせられる映画でした。
2014.6.19
命令違反はいだだけない。
軍人である以上、上命下服は絶対の原則でしょう。そこを外してしまっては、いけないのではないかと。結局リーナ医師の救出には成功したものの、部下数人に犠牲者を出してしまったのは、その命令違反の結果に他ならないのですから。
ヒューマニズムのために命令に背いた…というのは「カッコイイ」のかも知れませんが、そのヒューマニズムも、ずいぶんと安っぽいなぁと思ってしまいます。評論子は。
百歩譲っても、最初にヘリを離陸させたときに、いっぱいの員数を収容していれば、結末とそう違わない員数の難民も難なく救助できていたのではないでしょうか。
『ルワンダの涙』の国連軍現地部隊指揮官・デロン大尉(ドミニク・ホルヴィッツ)のような選択の方が、評論子は、軍人としてのウォーターズ大尉(ブルース・ウィリス)が執るべき方針だったのだろうと思います。
重かったが、
もっと早よ助けてあげようよ…
指揮官の苦悩
見方は様々あると思うが
米国の好感度アップ
凄惨なシーンが含まれるため一部修正しての放送。それでもなかなかの内...
民兵になってしまった経緯
『神はアフリカを去った・・・』
平和ボケと言われようと「日本人」で良かった・・・。 赤ちゃんを育てなくするために乳房を切り落とすなんて・・・何てことをするんでしょう、何でそんな事を考えついて実際にできるのか。 ジー?が言っていた「それでも人間か?!」その言葉しか思い浮かびません。 助けてあげる勇気も力もない自分が虚しくなります。 レビューでこんなこと書いちゃマズイかもしれませんが、できることならああいう奴らに生まれてきたことを後悔させてやりたいです。
ベトナムの罪滅ぼし?
いまやアクション・スターのレジェンドとも言えるブルース・ウィルスとイタリアの宝石・モニカ・ベルッチ競演と言うことで観てみました。本作ではテーマがテーマだけにブルース・ウィルスも終始シリアス、モニカも色っぽさを封印して別人の様です、キスシーンもカットされたとか。
映画.COMの解説ではアルジェリアとなっていますがナイジェリアの間違いでしょう。IMDbではカナダの陸軍秘密特殊部隊(JTF2)のメンバーが映画会社に売り込んだ話が基になっているようですが概ねフィクションでしょう、舞台はナイジェリアのビアフラ内戦、米軍は大使館員の救出や難民医療にあたる女医らの救出作戦を行います。シールズの空挺部隊が病院につくと女医は難民たちの同行、救出を主張して避難に応じないことから作戦は思わぬ窮地に追い込まれます。
まるでベトナムの罪滅ぼしのような人道主義に目覚めた米軍の難民救出劇でした。
観終わってみると任務達成のカタルシスは余りなく、アフリカ諸国の内政問題は根が深いだけに、焼け石に水的な虚しさも拭えません。
後味の悪さという点では救助をさんざん渋っていた司令官が急変、満面の笑みで登場する演出にもあるかもしれません、ダイハードのウィルスなら一発お見舞いしているでしょう。
ブルースウィリス主演の戦争アクション。軍の命令は絶対だし、隊長だし...
ブルースウィリス主演の戦争アクション。軍の命令は絶対だし、隊長だしで一度は女医のリーナを騙してまで任務遂行する。が、虐殺シーンを見て命令違反して難民も助けることにした。8人の精鋭部隊と女医と28人の難民で国境を目指して歩く。困難な救出ミッションをこなす部隊。
アクションが凄いのだが人間ドラマとしても感動する。
ブルースウィリスの魅力満点です。
ナイジェリア紛争をベースに、ジェノサイドの危険にされされた現地住民を、米軍特殊部隊が助け出すストーリー。
ブルースウィリス主演のミリタリーアクション。事前にある論評で「アメリカ正義のプロパガンダ」と言った趣旨の論評を見ていたので、少し色眼鏡で見てしまいました。
実際に鑑賞した結果ですが、それ程違和感は感じませんでした。ハリウッド映画が海外での撮影をするのですから、アメリカ人が正義の味方を演じるのは致し方ない話で、それはどの国の映画でも一緒でしょう。
ブルースウィリスは格好良く、アクションシーンも迫力があり、反乱軍が追尾する理由もしっかりと押さえていて、楽しめる作品でした。
あえて言えば、ブルースウィリス演じる主人公の責任でしょうか?現地人を助ける為とはいえ、命令を無視した行動の結果として隊員を死に至らしめているわけで、英雄で終わらせていけないように思えます。
後、クライマックスからエンディングの流れも少しあっけない印象で、その分評価を下げました。
最後に、ジェノサイドの惨たらしさについて。ニュース等を見る限り、これは誇張や創作などでなく本当にあったことなのでしょう。人間の持つ残虐性に恐怖を覚えてなりません。
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