デューン 砂の惑星のレビュー・感想・評価
全55件中、21~40件目を表示
砂オオミミズは永遠で不滅です
昔、テレビで観た記憶があり、それをまた見れたことが嬉しいです。
下記は過去3本の鑑賞経緯と⭐️です。
DUNE デューン 砂の惑星 2021
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
テレビで観たのとの違い比べるため劇場で観た。綺麗な画像でびっくりした。
さらに、パート2を観る前に複雑な人間関係の復習のためAmazonで吹替を観た。
デューン 砂の惑星 PART2 2024
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
IMAXで更に広大映像と音響を楽しんだ。
ますます、人間関係が複雑で数日後吹替も観た。
デューン 砂の惑星 1984
⭐️⭐️⭐️⭐️.5
ビルヌーブ作品2本5時間が2時間17分1本にまとまったため、筋は分かり良いが、登場人物の情念の行間が希薄で、文脈も随分と端折っている。
映像も40年も古いが、入り込むと気にはならない。
それにしても二人の監督は、ポールの妹と恋人の扱いが随分と違い、次回作への展開がその答えを見せてくれるのか?
⭐️数が0.5少ないのは、レベッカ・ファーガソンが出演していなかったからです。
( ・∇・)
デューン 砂の惑星
劇場公開日:2024年8月2日 137分
映像化不可能と言われたフランク・ハーバートによる大河SF小説を、「エレファント・マン」で成功をおさめたデビッド・リンチの監督・脚本で映画化。
「デューン」と呼ばれる、砂に覆われた惑星アラキスを舞台に繰り広げられる勢力争いを、壮大なスケールで描く。
時は1万191年。
宇宙を支配する皇帝シャッダム4世は、自身の地位を脅かす救世主の出現を恐れていた。
宇宙移動に欠かせない貴重な資源である「メランジ」と呼ばれるスパイスが採取できる、砂の惑星アラキスには、皇帝のいとこであるアトレイデス公爵の一家が暮らしていたが、同家の息子ポールこそが救世主と判明し、皇帝は公爵の敵であるハルコネン男爵と手を組み、アトレイデスの失脚を図る。
公爵は自害に追い込まれ、母ジェシカとともに砂漠に逃れたポールは、アラキスの原住民であるフレーメンと合流し、皇帝とハルコネン男爵の軍に挑んでいく。
「エル・トポ」のアレハンドロ・ホドロフスキーも映画化を進めていたが実現には至らなかった作品を、鬼才デビッド・リンチが独自の映像美学で映画化。
しかし、最終的な編集権がスタジオ側にあり、意図しない編集などが施されたことから、リンチ監督にとっては不本意な作品になったという逸話でも知られる。
主演は、本作の後にテレビシリーズ「ツイン・ピークス」でもリンチ監督とタッグを組み、同作のデイル・クーパー役でブレイクするカイル・マクラクラン。
後にテレビ放映用にナレーションと未公開シーンを加えた長尺版「デューン スーパープレミアム 砂の惑星・特別篇」も発表された。
1985年の日本初公開時の邦題は「砂の惑星」。2024年、4Kリマスター版でリバイバル公開。
デューン 砂の惑星
劇場公開日:2024年8月2日 137分
TOTO
の演奏を聴きたいと思って観に行きました。
リアルタイムでは劇場で鑑賞してないので、ワクワクでしたー
今でも活躍してる、見たことある俳優さんいっぱい出演されています。
建築、美術、衣装はがんばってると感じました。
原作は読んだことありまして、日本の有名な漫画家さんがイラストレーションしていて
イメージはどうしてもそっちに引き込まれているので、なじめないこともあるのですが、
安っぽくは感じません。しっかり世界が存在してると思います。
新版二作も観ているので、それだけにストーリーはよくまとめたと思います。
あと特殊効果ではなく特殊撮影でここまでやってくれてリスペクトしかありません。
やっぱり哀愁を感じさせる最後のキャスト紹介にも使われてる曲、
「Take My Hand」がぐっときちゃうんです♪
デビッド・リンチが好きなので・・・
ヴィルヌーヴのDUNEを見た後、どうしてもあの紆余曲折あったリンチDUNEが見直したくなって、貪って手に入れたのが4KUHDスチールブック仕様の格好いいヤツ。内容よりもその箱の姿形が素敵で、正直封を切りたくないとまで・・・。でも別にコレクターでもないので、丁寧に開封して久しぶりに再確認。
音楽がブライアン・イーノとTOTOって知っていました?スティングが出ているからそればかりに気が行っていましたが、まさに80年代を飾るような作品だったのですねー。でも、ハンス・ジマーのと比べるとかなり弱いです。覚えてなくて当然か・・・。
映像もかなり歴史を感じてしまう合成っぷりなのですけど、美的センスとか細かいキモ演出とかにめちゃめちゃそそられます。それが合わないのであれば、見ていてつらいだけなのでは・・・実際、惨たる評価ですから・・・
内容の深みは希薄、でも作品全体の構図はシンプルで分かりやすいので、どんな奇妙奇天烈な事柄が絡んできても、素直にストーリーを把握して楽しめるし、様々異物も存分に咀嚼できる、別の意味で味わい深いDUNEです。でも、展開や締め方はちょっと強引な感じがしちゃいますけど、色んな制約があるわけですからねぇ。
ヴィルヌーヴDUNEpart1part2は確かに上質で歴史的な記念碑的雰囲気を醸し出していますが、2本で5時間超、もう1本だと8時間なのか?
一方、このリンチのは映画版で2時間ちょっとで、しかも非常に分かりやすい。本を読むのも面倒だし、もしかしたらDUNEを手っ取り早く楽しみたいのであればこの作品こそベストなのかもしれないと思うのはこのコンテンツへの冒涜なのでしょうか・・・監督自身も後悔の念を抱いているようですし・・・。
この映画、リバイバルでまた劇場公開するそうですが、さすがに劇場での観賞で比べてしまうと最新のものには敵わない気がしますが、家庭での観賞あるいはスマホなんかでの観賞となると果たしてどちらのDUNEが選ばれるのか─微妙だと思うんですが・・・。結構この作品、何度も見たくなると思うんですけどね。
酷評されてもしかたがない
初めて観る方へ。まず、リンチらしさに期待しないほうがよい。「リンチでもこんなクソみたいな(実際にはクソではないです)映画撮るんだ」というくらいの期待値で観るとちょうどよいと思います。
はっきり言ってTVドラマの総集編のような作りです。俳優は全員人形みたいだしセットも安っぽい(何なら安っぽさを強調するような撮り方までしている)。いったいどこに凄い予算をつぎ込んだのかと不思議になるくらいです。
あと、心の中で思ったことを俳優たちが説明ナレーションすることが多く、直接的すぎるうえぎこちないので、かなりドン引きします。
ただ、退屈なのか面白くないのかと問われば、退屈じゃないしまあまあ面白いと答えます。カルト映画として観ても見どころはそんなに多くないですが、あの原作を映像化してくれたというだけで100%(近く)満足できるのです。
素晴らしい音と映像
う~ん。眠い!
作品中の誤訳とも取れる話から始めます。
作中に、よく出て来るスパイス(spice)ですが、香料(または香辛料)と訳してしまうと、普通の人は瓶詰めにされたコショウのようなものを頭に描いてしまいます。
映画に出て来るスパイスとは、その昔、特権階級の人々が所有することのできた特別なもの(香辛料を含む)を指している言葉で、本作では「寿命を伸ばし、超人を生み、宇宙を飛び回る事が可能となる。」エネルギーの原料を意味しているのです。そのスパイスが惑星アラキスの空中に漂っていて、この原料を巡る闘争劇と捉えると話しが分かりやすくなると思います。
作品自体は、アラビア半島をかなり意識しており、女性もヒジャブ(hijab)というイスラム教徒の女性が使う、頭(または顔全体)を隠すスカーフのようなものを被り、原油ではなくスパイスの覇権争いになっていることも上述した通りです。
スパイスの権利をもつ正当な後継者は、悪役の皇帝に追われ
ただ一人となり、青年の一族の持つ権利を奪われた後、
それを取り返し、皇帝を倒し宇宙を救うという、
一見、単純な映画に思うかもしれませんが、
何せSF超大作なのだそうで、映画特有の名詞、何処から得たのだと思える超能力、複雑な人間関係等、「全編を映像で表現しきるのは、かなり難しい。」と評された予備知識通りだと思ったのが実感です。
夜中に見ていたせいもありますが、途中で眠くなりました。
PART 2を見る前にPART 1?の復習をしてから観ると
PART 2の面白さが分かるというreview を見て(但し、私の場合は予習になりますが….)アマゾン・プライムで観ましたが、果たして PART2で感動を受ける事ができるのか疑問です。
映画化か難しいとされた小説を、視聴者に分かりやすい映像として送るのも、制作者の持つべきプロのテクニックだと思います。
タイトルなし(ネタバレ)
ビルヌーブ版が2もめちゃくちゃ面白かったのでこっちも見とこと視聴。
1・2の3時間づつの計6時間が3時間で一気に見れるので見れて台詞で説明もしてくれるし先に見ておけば予習にちょうど良かったのか、いや、でも、後半めちゃくちゃ早足になるのでビルヌーブ版が結果予習になったのかも?
こっちはこっちでレトロで面白かったし映像技術の進化を如実に感じられるので見て良かった^ ^
現代版の後に鑑賞。ビルヌーブ版の内容を理解
主人公をイエスになぞらえたか…
近々、ドゥニ・ヴィルヌーヴのリメイク版の
初鑑賞を予定しているので、
約40年前のロードショー以来にはなるが
この作品を先に再鑑賞した。
しかし、原作がどのような意味合いを
持つ作品なのか、
かなりの長編と聞いているので
この先も読むことはないだろうが、
今回も良く解らないまま
鑑賞を終えてしまった。
“生命の水”によって能力を備えた主人公は、
まるでヨハネの洗礼を受けたイエスに
なぞらえたような人物にも見えるし、
最終的に彼が率いることになるフレーメンは
信者の意味合いなのだろうか。
一方で、彼に敗北した支配者グループから
見るととんでもない破壊者に見えたが。
それにしても、
この手の映画で違和感があるのが、
「スター・ウォーズ」でも
多少感じることだが、
巨大な兵器と人間との闘いに
ギャップがありすぎて、
特にこの作品ではその違和感が甚だしく、
巨大な砂虫の映像以外の特撮には
なんら魅力を感じなかった。
この原作ついては、
デヴィッド・リーンやリドリー・スコットに
よる映画化の検討もあったとのこと。
おどろおどろしいディヴィッド・リンチ風
よりも、
リーン演出では、美しい壮大な画面と
確かなストーリー展開での大作感が、
スコット演出では、より熟れたSF感を
醸し出す作品になったのではなかったかと、
そちらも観たかったな、との
無い物ねだり的想いが頭をもたげた。
そんな意味で、この後に鑑賞予定の
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督のリメイク版が
どんな観点・映像で、この「砂の惑星」物語を
魅せてくれるかが楽しみになってきた。
ジョージ・ルーカスに先を越された!!
原作者は「スターウォーズ」に多数流用されたと話したそうです。
私も第一印象は「スターウォーズ」に似ているな!!でした。
原作者のフランク・ハーバートは「スターウォーズ」にはデューンからの流用した設定が
20数ヶ所あると語っています。
(原作は1965年から始まっています)
でもそれは負け惜しみでしょう。
「スターウォーズ」は壮大な宇宙での戦いを主に描き、1977年、この映画より6年も早く公開され、
内容もこの作品より数段イマジネーション溢れて面白いのですから。
宇宙船《ミレニアム・ファルコン》の形態やライトセーバーを使った戦いなど、
面白さが多岐に渡り飽きさせない。
対して「砂の惑星」はスターウォーズに較べれば楽しさに欠ける。
壮大な宇宙よりメランジ(スパイス)が第一価値では、スケール感を欠くのだ。
この映画「デューン砂の惑星」は、
1984年(アメリカ)監督・脚本:デビッド・リンチ
“デューン“と呼ばれる砂の惑星アラキスを舞台に繰り広げられる勢力争いを壮大なスケールで描いている。
砂の惑星“デューン“にはメランジと呼ばれる香料(スパイス)が、金塊より貨幣より価値があるとされる。
それを支配しているのが「砂の惑星“デューン“」なのです。
メランジとは、体を動かさずに自由に旅が出来る。
また老化せずに永遠の若さを保つことも出来る。
その争奪戦の顛末が描かれる。
カイル・マクラクラン演じる救世主となるポウルが、壮大な物語を締めくくり、
勝利者となるのだが、甘いマスクのカイル・マクラクランのアイドル的魅力が
良かったのか?悪かったのか?
出来栄えにも賛否が分かれるが、カルト的人気は不動のものである。
ダイジェストかな?
失敗作。そんな評価ばかりを耳にするが、流石デビッドリンチ。美術やキャラクター造形は素晴らしい。
ヌメヌメやブツブツのハルコンネン家、謎形状の航宙士。そしてサンドワーム。2022年に観ても、色々なデザインに大きな影響を与えている事がよくわかる。
惜しむらくは時間。長大な物語を2時間に納めるのは、やはり無理がある。話運びはドンドン加速して、ただただ説明的ですらある。結果、ダイジェストと言っても過言ではない。
とは言え、当時のSFってこの手の感じ多かったよね。そう言う意味では、失敗作って程でもない様な。原作が名作な分、評価が厳しかったんだろうな。
私は嫌いじゃないよ。
さて、ホドロフスキーのデューンも続けて観ようかな。
TOTOの音楽が嬉しい
最初にTOTOを観たのが1985年の武道館ライブ、それから2006年、2019年の金沢公演を観たのですが、最後に観た時に初めて「DUNE」を聴いた♪ルカサーフリークだった俺にとっては初めての体験で興奮したものです。
てなことで、この不評の嵐である作品もTOTOの音楽のおかげでのめり込むことができました(劇場で観てないのが残念)。ディミニッシュスケールの不気味なメロディから圧倒されるわけですが、とにかく最初の設定を覚えるのが大変で、何度も見直してしまった。簡単に言えばアトレイデス家とハルコネン家の確執、それを皇帝が政略結婚による和睦しなかったことによりハルコネン男爵とともに陰謀を企てたというシェイクスピア劇風のストーリー。
宇宙の4惑星を巡る壮大な叙事詩をデビッド・リンチが仕上げたのに、コンパクト過ぎるという不評が多かったみたいで、見終わるとすぐに忘れてしまいそうな内容でした。しかし、CGの無い時代に大掛かりなセットを組んだり、巨大な砂漠虫の迫力があったりして映像も素晴らしいし、重低音が響き心臓バクバクものでした。それにリンチらしいキショい造形も印象に残ります。
前半はかなり丁寧に描いていたのに、父が殺されてからはかなりテンポが速くなって感情移入もしにくい。惑星間の復讐劇、そしてフレメンたちとの共同戦線などの見どころも満載。ようやく人物相関図を頭に描いたと思った直後に終わってしまった感じでした。出来れば「ヴォイス」という技とか、念力派みたいな技の説明が欲しい。
Also known as "DUNE". チャークサ❗
ドゥニ・ヴィルヌーヴ版「デューン」が公開される前に予習として鑑賞しました。んー、不思議な作品でしたが、公開当時ウケなかったのも納得しました。王道SFなハズなのにリンチ監督っぽく気味が悪くて対象年齢が何処を狙っているのかわからない。でも、一部にカルト的な人気があるのは何となく納得しました。
とりあえず小説の一部分を映画化している為かブツ切り感が否めません。途中早回しでストーリー飛ばしてたし。後、心の声が妙に多い。各自心情を解説してくれます。「鬼滅の刃」は本作を参考にしてる?あ、それとワームってトレマーズの元ネタですよね、きっと。
ホドロフスキーが作ろうとしていた映画がデヴィット・リンチに回ってきたみたいですけど、リンチは単に空飛ぶ男爵を描きたかったに違いない‼️
【この原作の映画化の難しさを証明してしまった作品】
デヴィッド・リンチの言葉からも推察される通り、この作品は、編集が多くて、SF大河小説「砂の惑星」のあらすじを追うような感じて、内容や表現について評価できるような状況ではないと思う。
40年近く前の作品なので、ハイテク技術も未発達だし、そうした陳腐に見えることを除いても、やっぱり、ちょっと辛い気がする。
どちらかというと過度な編集前の長尺版の方を観る方が良いように思う。
ただ、キャラクターや建物、都市、宇宙船(ものによるけど)デザインは、デヴィッド・リンチならではで、デザインをこのままで、現在の技術で作り直しても、古臭さなどないような斬新さを持っていることは確かだ。
それに、若いパトリック・スチュワートや、スティングを見られるのは楽しい。
この原作でSF大河小説の金字塔とも言われる「砂の惑星」は、昨今の宇宙物理学の最新の情報を取り入れたり、哲学的に昇華されたSF小説と比べて、大味に感じられるかもしれない。
どちらかというと、シェイクスピアやギリシャ神話の戯曲のような構成やテンポだ。
家柄、領主同士の対立、後継ぎ、愚鈍な王、昔ながらの家臣、預言者然と振舞う占い師、裏切り者、既得権益の維持に躍起な組織。
これに、合理主義と神秘主義の対立、合理主義と非理性主義の対立、リーダーと部下の信頼と対立、血筋、裏切り、暗殺、復讐などの要素をちりばめて重層的な物語展開になっているのだ。
そして、ポールがフレメンを率いるところは、実は、イスラムのムハマンドにヒントを得ているのではないかと思う。
西洋的な社会の知識を持ちながら、砂漠の民を率いるのだが、一神教であるキリスト教を知り、ムハマンドは、アッラーを一神教としてイスラム教を強大に組織化していくのだ。
そして、原作では、それぞれの物語が個性を持って主張され、特にフレメンについては、理解を深めるようにアレンジされているように思えて、この映画のあらすじを追うような通常版のこの作品は、こころが踊らないのだ。
2021年10月15日公開の「DUNE」は、実は、前編らしい(との情報)。
だから、もし、先のストーリーが気になる人は、大変に読み易くなった新訳版の「砂の惑星」1-3巻を読むことをお勧めするし、映画だったら、可能であればデヴィッド・リンチの「DUNE(長尺版)」をご覧になられた方が良いように思う。
デヴィッドリンチに敬意を表して、ちょっと加点😁
全55件中、21~40件目を表示