「何度見ても寝る」デューン 砂の惑星 吉泉知彦さんの映画レビュー(感想・評価)
何度見ても寝る
クリックして本文を読む
劇場で見てこれまで5回は見ている。そしてその度に寝てしまう。今回はリンチの伝記本『夢見る部屋』を読んで臨んだので、どのシーンも興味深く見ることができたのだけどそれでも47分が限界で寝てしまう。結局3回に分けて3日掛かりで見終える。ストーリーは近年の『DUNE』を見ているので分かりやすい。しかし、それを見ていなかったら理解できてないかもしれない。この映画だけだと誰がどの勢力なのか分からないかもしれない。伝記本で見るも無残に切り刻まれて理解に必要なシーンがなくなり、ナレーションで説明を加えたとある。そのモノローグが曲者でひそひそ声でしゃべっているため、聞いていると気持ちよくなって寝てしまう。
プロデューサーにイタリアに連れて行かれて刺激を受けたそうで、確かに美術はイタリアのテイストで、ベニスの建築みたいだ。ヒロインがショーン・ヤングであったことに初めて気づいた。しかし『ブレードランナー』の時のようなガツンとくる感じはない。
ディレクターズカットは大体つまらないのだけど、もしこの映画のディレクターズカットがあったら4時間版でも見てみたい。ひそひそ声のナレーションがなければもしかしたらそっちの方が眠くならないかもしれない。
コメントする