「う~ん。眠い!」デューン 砂の惑星 Movie Angelさんの映画レビュー(感想・評価)
う~ん。眠い!
作品中の誤訳とも取れる話から始めます。
作中に、よく出て来るスパイス(spice)ですが、香料(または香辛料)と訳してしまうと、普通の人は瓶詰めにされたコショウのようなものを頭に描いてしまいます。
映画に出て来るスパイスとは、その昔、特権階級の人々が所有することのできた特別なもの(香辛料を含む)を指している言葉で、本作では「寿命を伸ばし、超人を生み、宇宙を飛び回る事が可能となる。」エネルギーの原料を意味しているのです。そのスパイスが惑星アラキスの空中に漂っていて、この原料を巡る闘争劇と捉えると話しが分かりやすくなると思います。
作品自体は、アラビア半島をかなり意識しており、女性もヒジャブ(hijab)というイスラム教徒の女性が使う、頭(または顔全体)を隠すスカーフのようなものを被り、原油ではなくスパイスの覇権争いになっていることも上述した通りです。
スパイスの権利をもつ正当な後継者は、悪役の皇帝に追われ
ただ一人となり、青年の一族の持つ権利を奪われた後、
それを取り返し、皇帝を倒し宇宙を救うという、
一見、単純な映画に思うかもしれませんが、
何せSF超大作なのだそうで、映画特有の名詞、何処から得たのだと思える超能力、複雑な人間関係等、「全編を映像で表現しきるのは、かなり難しい。」と評された予備知識通りだと思ったのが実感です。
夜中に見ていたせいもありますが、途中で眠くなりました。
PART 2を見る前にPART 1?の復習をしてから観ると
PART 2の面白さが分かるというreview を見て(但し、私の場合は予習になりますが….)アマゾン・プライムで観ましたが、果たして PART2で感動を受ける事ができるのか疑問です。
映画化か難しいとされた小説を、視聴者に分かりやすい映像として送るのも、制作者の持つべきプロのテクニックだと思います。