デューン 砂の惑星のレビュー・感想・評価
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昔テレビで観た記憶が微かにあって、評判が悪かったのは知っていたが、...
昔テレビで観た記憶が微かにあって、評判が悪かったのは知っていたが、映画館で観直すと予想以上に良かった。特に荘厳なセット美術と斬新な衣装は今でも通用するセンス。VFXや戦闘シーンがチープな出来に見えるのはこの時代的に仕方ないが、リンチ監督のこだわりも随所に見られる。今の技術があればもっと評価されていたかも。本作がデビューのカイル・マクラクランの初々しさ、名優マックス・フォン・シドー、ホセ・ファーラー、パトリック・スチュアートらの演技も貫禄がある。あとブライアン・イーノとTOTOの音楽、スティングのヌードもなかなか。アカデミー賞は録音賞ノミネートのみ。『アマデウス』や『インディ・ジョーンズ』が相手じゃ仕方ない。
伝説の映画を観てきました。
デビットリンチ監督の世紀の失敗作と言われる、名作?です。
市内の名画座にかかっていたのだから、名作の筈です。
小松左京の、さよならジュピターを思い浮かべてしまったよ。
原作はいいのに、なぜ、こんなになってしまったのか本当に謎である。
(よくある話といえば、それまでですけど)
監督の意志とは別に、いろいろな力が働いて山に登ってしまったのだろう。
モノローグ連発で、きちんと説明してくれるから、置いてけぼりにはならないから、
とっても親切といえば親切だけど……。それにしてもね。
1984年の封切りらしいけど、この当時の特撮って、こんなに、陳腐だったたかな。
キャプテンウルトラレベルの特撮ですぞ、これは。
エイリアンの方が、古いはずだけど、特撮はしっかりしていたよね。
まぁ、それでも、伝説の映画を観ることができたのはいい体験だったと思う。
4Kリマスター
目黒シネマで鑑賞
中盤まではビルヌーブ版と比較しつつ楽しめました
ワームが出てきてからは、ふーむとなってしまい
ストーリーはビルヌーブ版のパート2までの話で尻すぼみ感あり
1984年当時としては頑張っていたのかな
長大な予告編
そもそも原作が長大らしいので、話をとにかく先に進めようとする余り、台詞で状況を説明し内面の声で心情を語り、その結果、137分の壮大な予告編の様な、ブツ切りでテンポの悪い作品になってしまいました。折角の迫力映像がもったいない。CGなど殆どない時代の豪壮なセットはいい感じなのになぁ。
公開当時大コケしたのは間違いなく作品自身のせいだったんだな。でも、歴史的作品をスクリーンで鑑賞できて満足。
デビット・リンチの美学と哲学が詰まった唯一無二の世界
ドゥニ・ヴィルヌーブ版と観比べてからレビューしようと思ったわけだが、鬼才デビット・リンチ監督の方が感情を揺さぶる作品であり、どっぷりと映画の世界観に浸れる映画で面白いと感じました。相変わらず世間の評判は芳しくないのは残念です。改めて三本分を一本にまとめ上げた手腕は流石だと思う。ハルコネン家との対決までのフレメンとの交流生活があっさりとして短い所に賛否両論があるのかもしれない。原作を読んでいない(これから読むつもり)推測でしか言えないが、原作の方が、生態系SFと評されているとのことなので、砂漠での住人との生活面から文化人類学的視点や環境学や生態学等の生物学的考察が反映されているのが原作に沿った「砂の惑星」なのかもしれない。そもそも論として映画を総合芸術としての視点で捉えるなら、デビット・リンチの「砂の惑星」はそれこそスペースオペラと呼ぶにふさわしい作品なのではないか。静寂な宇宙のイメージとアンビエント系テクノの大御所であるブライアン・イーノのBGMが見事な交響曲となり、劇中をTOTOの音楽が盛り上げる。また、演じる俳優陣が豪華なことにも目を見張る。主役のカイル・マクラクランが華々しいデビューを飾ったのは言うまでもなく、名優マックス・フォン・シドー、ユルゲン・プロホノフ、パトリック・ヒューズ・スチュワート等、個人的には「ブレード・ランナー」のレイチェル役のショーン・ヤングの大ファンなので(実際には何かとお騒がせの女優らしいが)美しさが際立っていた。またスティングもポリスからの音楽ファンでもあります。砂漠の背景の中で役者がご挨拶するエンドロールの演出もユニークだと思う。キャラクターデザインや美術も含めて、デビット・リンチの美学と哲学が詰まった唯一無二の世界が本作DUNEである。(※余談だが、ブライアン・イーノといえばWINDOWS95の起動時のBGMに使われていたのが懐かしいですね。)
今見ると、、
内容詰め込みすぎで、特に後半はダイジェスト版みたいでしたね。映像も40年前はこんな感じでしたかね?
ビルヌーブ版と比べると、映像も音響も隔世の感があります。
当時も評価低かったと言われるのも納得です。
「STING出演」
今年191本目。
この映画館でテアトル・クラシックスACT.4の特集で。1984年の作品。新作が2021年に第一作、今年3月に第二作。2作目見て面白かったので興味を持って今作。実は新聞に紹介されていて映画見た後記事読みたいから、それがほとんどの理由です。STING出演EDで知る。これが最初の原作なんだと知れて良かった。
よくぞここまでまとめあげたな!
現代版でいうと約3本分ですぞ。無理繰りな展開に???なこともありましたが。多分、初見だとなんじゃこりゃで終わるでしょうな。現代版パート3への良い復習・予習になったかな。今までのデヴィッド・リンチ感覚で観たら、ダラダラしていないことに驚きだし、まともにきちんとまとめられているのにビックリだ!
キャストもポールがどっかで観たイケメンだと思ったらツイン・ピークスの捜査官じゃないの!現代版でジョシュ・ブローリンにあたる人はX-MENの車椅子おじさんだし。プレスリー刺客兄さんはスティング先輩だったし。そんな感じで40年前の作品でも充分贅沢でしたね。
ヴィルヌーブ版と比べちゃうと・・・
ドゥニ・ヴィルヌーブ版と比べちゃうと、かなり残念な感じではありますが、
それでも1984年公開作ということを考慮すると、すごく頑張っているのだろうなと感じました。
ヴィルヌーブ版での2作分を、本作は2時間強でまとめているので、
後半の駆け足っぷりがすごい。
ある意味ハイライトであり、悪い言い方だと雑な印象を受けました。
ポールとフェイドのラストの戦いも、あっさり決着がついてしまいますし、
盛り上がりに欠けると言いますか、なんとも終わらせなきゃ的な感じがしましたね。
それでも当時の技術の粋を集めたであろう映像は、見どころでもありますし、
劇場公開してくださって本当にありがたいと思いました。
(配信だったら観る気がしなかったですね)
それにしてもポールの妹、めっちゃ活躍していました(ちと怖かったです(笑))ので、
ヴィルヌーブ版のアニャ・テイラー=ジョイの活躍にも期待しつつ次作を待ちたいと思います。
愛すべき作品
設定の説明とか丁寧で好感持てた。セットが美しかった。CGがない分、舞台劇っぽさがあって、それはそれでいいのよ。最後、カーテンコールみたいになってたし。まあでも途中から(ワイプで繋ぎだしたあたりから)ヤケクソだよね。終わらせることだけが目的というか、終わらせたことをもって評価されるべき作品か。/ヴィルヌーヴ版の方が、そりゃあ映像としては洗練されてはいるが、じゃあこれより面白いかと言うと……。/2時間強×1では窮屈。2時間半×3では間延び。∴2時間×2でどうか。なんかでも、ビジュアライズしたいという意味での映画化欲は分かるが、ストーリーはどうやっても、まあ、多分。
今見ると味
DUNE
フランク・ハーバートのSF小説
相当壮大なスケールで知られ
1965年の「砂の惑星」から
20年かけて6巻刊行され
映画化されたのはほんの序章
スターウォーズや様々な
SF名作の元ネタにもなった
とも言われている
その壮大さから
映像化は困難と言われ
10年製作に費やして結局
断念したアレハンドロ・ホドロフスキー
版はドキュメンタリーが
映画になってしまうほど
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督により
二部作でこないだリメイクされたが
このデヴィッド・リンチ版は
1984年に初めて映像化したもの
音楽はTOTOやブライアン・イーノ
時代なりのSFXはよく出来ているし
サンドワームの迫力も見事
キャストも若いころの
パット・スチュワート(言うても
今とそう変わらんけど)
スティングなど魅力たっぷり
だがストーリー的には
詰め込みすぎな感じが否めない
時代的なものか冒頭から
口頭説明に終始してしまい
世界観があんまり見えてこない
印象はあった
同時期の「ブレードランナー」の
冒頭のあの重厚な世界観の演出と
比べてしまうとねぇ
ロードショー化にあたり
だいぶぶった切ってしまう前の
フル尺版はドラマで放映した
事もあるそうだけど
まぁ話の内容的には
仁義なき戦いみたいなもんで
王道すぎてそんなに面白くない
ってのは正直あります
ヴィルヌーヴ監督版も
そうだったから
とはいえたまにはこうした
ノスタルジックを大画面で
楽しむのもいいと思います
TOTOとスティング
デューンは超苦手だけどポスターよく見たら音楽TOTO、そしてスティングのクレジット有るので確か評判良くなかったような記憶が有るけどデビット・リンチ版見てみました
のっけからあらレイア姫?相変わらずSWみたい いや原作こっちが先か... ダイジェスト版のようですが、人間関係や背景についてはこちらの方が親切設計だと思いました
他作品のレビューでなんだけど、ブレードランナーの時もドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品は映像化が素晴らしい、そして前作品を鑑賞した方が作品の世界観分かりやすいのだと実感
しかし自分は音楽TOTO感エンドロール以外あまり感じられず残念だった
正直何の映画かが判らなくなった
が、原作観てみないと評価できないよね。
と思わせた時点でもう成功な映画だと思う。
ただし、判らないなりに個人的な理解に基づき
ストーリーの趣旨を理解するならば
人はわずかなものを巡って思い込みを軸に争いをする
生き物で有ると言うこと
またそれぞれが理解できないものには恐れや
畏怖を感じる生き物で有る。
と言うことかなぁ。
古書で映画パンフを手配して後日復習だ!
リンチ版が良き
初公開、ビデオ、レーザーディスク、DVD.ブルーレイと見続けてまさかのリマスター公開!!川崎チネチッタのライブザウンド、大スクリーンで鑑賞!!ダンカンの最後、ガーニーのぼっちゃま、ミッドナイトエキスプレスの極悪所長ラバン、セリフの少ないスティング、すべて最高!!
傑作だ。やはり傑作だ。
過去に鑑賞してストーリーは解っているがスクリーンで観れるとは良い体験。
たしかSFファンや原作ファン、原作者のハーバートにも不評で、興行的にも失敗したのは覚えている。
過去にこの作品を観て「何となく覚えている」とか「微妙だったかな〜」、「ビルヌーブ版と比較したい」と言う方々にはお勧めで ぜひ映画館で観て欲しい。
制作費がビルヌーブ版(PART 1)の4分の1程で40年前のSF映画なので本気で比べるのはNGだろうが。
今回も1984年の137分版だが、どうせなら189分バージョンからいくつかシーンを追加しても良かったかも。
4Kリマスター版で映画館で観れる経験は貴重である。(私が観た映画館では2K)
スパイスを征する者が宇宙を征する!みたいな作品。 本年度ベスト級。
「DUNE/砂の惑星」ってティモシー・シャラメさんの2作品が全てだと思ってたけど違った(汗)
1984年にデヴィット・リンチ監督が最初に作った作品だった(笑)
本作はその4Kリマスター版での再上映でした。
1984年の映画を調べたら「インディー・ジョーンズ/魔宮の伝説」や「ターミネーター」がヒット。
当時、それらの作品を劇場で観ていたけど本作を知らなかった自分が情けない(笑)
映画の世界観はティモシーVer.と変わらない感じだったけど1984年の作品とあってか古臭い感じは否めなかった。
状況説明の独り言が多かったのが気になる感じ。
それでも当時はVFX等の映像を加工する手法も無かったのに、迫力ある映像は凄かった。
主役のポールを演じるカイル・マクラクマン。
ティモシー・シャラメさんに匹敵するイケメン(笑)
サンドワームはかなりデカイ!
それを操るポールがティモシーさんを彷彿とさせる。
本作を観てからティモシーVerを観た方が絶対に良かった感じが悔やまれる。
登場人物にどこかで見たことのあるカッコ良い方が登場したけど誰だか思い出せず。
エンドロールでミュージシャンのスティングさんと知りテンション上がる。
鑑賞中、壮大な音楽が繰り返し流れる感じは微妙でした( ´∀`)
「砂の惑星2」等の前の作品。こちらも見るのがおすすめ
今年280本目(合計1,372本目/今月(2024年8月度)5本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
(前の作品 「ツイスターズ」→この作品「デューン 砂の惑星」→次の作品「???」)
日本ではこの作品は実は映画館では放映が小規模だったらしく(ヒットするとは思っていなかった?)、2023年だったか「砂の惑星2」以降はこの作品を下敷きにしているわけですが、当然続編が存在する以上は前作である、いわば「1」の作品を見る必要があるところ、2が放映されていた当時に「1」は復刻上映されておらず、少なからずの方が展開に理解につまづいたのではないかな…と思います(私もそのひとり)。
この「1」は1990年ころの作品で、今から見ると確かにちょっとしょぼいなと思う点もあるし、今の2023~24年のクオリティに求められるレベルに達しているかというと微妙なところはありましょうが、古典作品に触れることにも意義があったし、今では「2」もVODになっていますが「1」を見たことで「2」を当時映画館で見たとき、よくわからないな…と思った点もクリアになったし良かったです。展開自体は「2」の世界観と共有していますが、いかんせん90年ころの作品なので字幕がわかりづらかったり、あるいは当時のリアル世界の思想を反映したことがら(民主主義 vs 共産主義、冷戦ほかを彷彿させるような発言がいくつか)が出る部分もありますが、仕方がないだろうといったところです。
採点に関しては特段気になる点まではなかったのでフルスコアです。
本作は旧作扱いで1200円でした(重度身障だと1000円)。ちょっと古い作品ですが、今みても良い映画ですしおすすめです。
割とよかった
テアトル・クラッシックスで初鑑賞。
公開当時は大学生だった。スティングが出演していることなど、色々と話題になっていた記憶があるが、結局劇場には行かなかった。
衣装、建物、乗り物のデザインが独特というかゴシック調というか。
終始、ビルヌーブ版のシーンを思い出しながら鑑賞。
結構よかったです。
砂オオミミズは永遠で不滅です
昔、テレビで観た記憶があり、それをまた見れたことが嬉しいです。
下記は過去3本の鑑賞経緯と⭐️です。
DUNE デューン 砂の惑星 2021
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
テレビで観たのとの違い比べるため劇場で観た。綺麗な画像でびっくりした。
さらに、パート2を観る前に複雑な人間関係の復習のためAmazonで吹替を観た。
デューン 砂の惑星 PART2 2024
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
IMAXで更に広大映像と音響を楽しんだ。
ますます、人間関係が複雑で数日後吹替も観た。
デューン 砂の惑星 1984
⭐️⭐️⭐️⭐️.5
ビルヌーブ作品2本5時間が2時間17分1本にまとまったため、筋は分かり良いが、登場人物の情念の行間が希薄で、文脈も随分と端折っている。
映像も40年も古いが、入り込むと気にはならない。
それにしても二人の監督は、ポールの妹と恋人の扱いが随分と違い、次回作への展開がその答えを見せてくれるのか?
⭐️数が0.5少ないのは、レベッカ・ファーガソンが出演していなかったからです。
( ・∇・)
デューン 砂の惑星
劇場公開日:2024年8月2日 137分
映像化不可能と言われたフランク・ハーバートによる大河SF小説を、「エレファント・マン」で成功をおさめたデビッド・リンチの監督・脚本で映画化。
「デューン」と呼ばれる、砂に覆われた惑星アラキスを舞台に繰り広げられる勢力争いを、壮大なスケールで描く。
時は1万191年。
宇宙を支配する皇帝シャッダム4世は、自身の地位を脅かす救世主の出現を恐れていた。
宇宙移動に欠かせない貴重な資源である「メランジ」と呼ばれるスパイスが採取できる、砂の惑星アラキスには、皇帝のいとこであるアトレイデス公爵の一家が暮らしていたが、同家の息子ポールこそが救世主と判明し、皇帝は公爵の敵であるハルコネン男爵と手を組み、アトレイデスの失脚を図る。
公爵は自害に追い込まれ、母ジェシカとともに砂漠に逃れたポールは、アラキスの原住民であるフレーメンと合流し、皇帝とハルコネン男爵の軍に挑んでいく。
「エル・トポ」のアレハンドロ・ホドロフスキーも映画化を進めていたが実現には至らなかった作品を、鬼才デビッド・リンチが独自の映像美学で映画化。
しかし、最終的な編集権がスタジオ側にあり、意図しない編集などが施されたことから、リンチ監督にとっては不本意な作品になったという逸話でも知られる。
主演は、本作の後にテレビシリーズ「ツイン・ピークス」でもリンチ監督とタッグを組み、同作のデイル・クーパー役でブレイクするカイル・マクラクラン。
後にテレビ放映用にナレーションと未公開シーンを加えた長尺版「デューン スーパープレミアム 砂の惑星・特別篇」も発表された。
1985年の日本初公開時の邦題は「砂の惑星」。2024年、4Kリマスター版でリバイバル公開。
デューン 砂の惑星
劇場公開日:2024年8月2日 137分
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