スティングのレビュー・感想・評価
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音楽とか街並みとか、最後のどんでん返しとか観やすくて勉強になった。...
音楽とか街並みとか、最後のどんでん返しとか観やすくて勉強になった。クラシックで観ておく作品の一つだなと思った。
当時は衝撃的だったんだろうなぁ
コンゲームの金字塔。 この作品の影響を受けなかったどんでん返し映画はないだろうなぁ。 今見ると、こういうジャンルにちょっと慣れてしまったためあんまり衝撃はなかった。 公開当時観てたらすごいビックリしたんだろうなぁ。
詐欺映画は、この映画が基準になります。
1930年代のアメリカ。イタリアマフィアに仲間を殺された詐欺師が、先輩の詐欺師と組んで復讐を企む物語。 「明日に向かって撃て」のジョーイ・ロイ・ヒル監督が、改めてポール・ニューマンとロバート・レッドフォードを起用したサスペンスです。 さすがに二人とも格好が良いですね。そこに映るだけで画面に釘付けになります。 設定もストーリー展開も秀逸です。 大物マフィア相手の復讐譚。でも、ストーリー展開はリズミカルで軽快。良く練られた詐欺の仕掛けにも関わらず、凄く分かり易い。そしてクライマックスの素晴らしさ。 気になったのは殺し屋サリーノに係るところ。少し冗長に感じられ、軽快なストーリー展開を阻害してしまったように感じます。 あと、少し長かったかな・・・ それ以外は兎に角素晴らしい映画で、一見の価値がある秀作でした。
【”コンゲーム・ムービー”の嚆矢的作品、且つ傑作中の傑作でもある作品。メインテーマ曲の軽妙洒脱な「ジ・エンターテイナー」が彩りを添える粋な作品でもある。】
ー映画好きの父が持つ”マイ・シアター”で幼き頃から幾度も、鑑賞した作品。- ■冒頭の、ドイル・ロネガン(ロバート・ショー)の金、1万1千ドルをフッカー(ロバート・レッドフォード)と老詐欺師ルーサーが”集金係”から掠め取るシーンから物語は始まる。 若きフッカーは、取り分を一晩でロネガンが経営する賭博場のイカサマルーレットで”すって”しまう。 が、分け前を基に詐欺師から引退することを決めていたルーサーは、ロネガンの手下に殺されてしまう・・。 ーフッカーの金遣いの粗さから、二人の身元がバレ、ルーサーが殺されてしまう・・。ルーサーはフッカーに引退すると告げた時、ヘンリー・ゴンドーフ(ポール・ニューマン)を紹介していた・・。ー ■ここからは、章立てで、軽妙に物語は進む。 <Caution 以下、一部ネタバレあり・・。 うーん、この名作にこの言葉、意味があるのかなあ・・> 1.<段取り> ・ロネガンの唯一の嗜好、ポーカーのイカサマの仕方を調べたり・・ 2.<引っ掛け> ・ゴンドーフは”ショー”と名前を偽り、車掌に賄賂を渡し、ロネガンが参加する列車内でのポーカーの座に就く。そしてロネガンの部下の目を欺き、彼のイカサマに対し、イカサマ返しをし、大金をせしめる。が、まだこれは序章。 3.<作り話> ・ゴンドーフの指示で、急ごしらえで、電信賭け屋を作るシーン。 4.<電信屋> ・フッカーが”ケリー”と名乗り、ロネガンに近づき、電信賭けで”少し”勝たせ、信頼を”少しづつ”得ていくシーン。そして、”ケリー”は”ショー”の組織を乗っ取りたいという思いを、少しづつロネガンに刷り込んでいく・・。 ・だが、且つてフッカーに偽札をつかまされたスナイダー警部補が現れ・・。 5.<締め出し> ・用心深いロネガンが再び、電信屋と、”ケリー”の信憑性を確かめようと、賭けに現れるが”時間切れ”で賭けることは出来ず。 だが、情報通りの競馬の結果に満足するロネガン。 6.<とどめの一撃> ・そして、全てを信じ切ったロネガンは50万ドルが入ったトランクを下げ、電信屋に現れる・・。 ー この他にも、フッカーを付け狙うスナイパー、ロレッタ・サリーノの正体が露わになるシーンや、”FBI”を使って、邪魔なスナイダー警部補を騙すシーンなど、ゴンドーフの”先を見越した”打つ手、打つ手が見事である。- <ルーサーの仇を討つために集まった詐欺師たちの数々の見事な連携プレーと、彼らを見事に采配するゴンドーフの姿。 そして、ルーサーの仇を討ったフッカーが ”やっつけただけで、十分だ!(貰っても)どうせ、”すってしまうし!”と言って、50万ドルの分け前を貰わずに、颯爽と去るシーンも実に”粋”な傑作である。>
騙されるのが楽しい映画
???の状態から始まり少しずつ全体像が見えてきて終幕が始まる頃には食い入るように見つめて目が離せなくなっていた。 随所で脚本家の思惑通り騙されたものの、嘘で良かったと思える優しさを感じる映画だった
最高の、華麗なる仕事師
有名なテーマ曲に乗せて、幾重にも入り混じった糸が見事に交差していく。まるであやとりのように、思いもよらない場面が、次々目の前にさっと提示されたかと思えば、次には別の形をみせる。 初見では、えっ!どういうこと? えっ!そういうこと? ラストには大喝采を送ってしまう。 そして、二度目には仕込みの巧みさに唸り、 それ以降は、各役者の表情や、場面の作りこみを楽しむ。 家の中で回るメリーゴーランド。 ポーカーのたねは何度見てもわからない(笑)。 「ルーサーのために!」 しくじれば、命だって狙われかねない仕掛けに、皆、嬉々として参加する。 エリー・キッドも頑張る。 なんて大掛かりな仕掛けなんだ。 ルーサーの温かさ。 そのルーサーの紹介で、ゴンドーフの元を訪れるが、あのゴンドーフのありさまに怪訝な表情を隠せないフッカー。けれど、だんだんとゴンドーフを見る目が変わり、だのに、ルーサーの妻と引き換えに苦渋の…。 そんなフッカーの表情が…。20代の設定なのだろうが、まるで少年のようなうぶな瞳が愛おしい。(それでいて、胸毛・腕毛もさもさの”男”なんですが(笑)) そんなフッカーに対して、ゴンドーフの、1歩も2歩も先を見通す眼。 それでいて茶目っ気も振りまく。さすがの大勝負の前は緊張して眠れない様子すら素敵。アンダーウェアにサスペンダー姿まで決まる。 脇を占める仲間は、己の仕事を淡々とこなす。そのアンサンブルが心地よい。 そんな彼らが張り巡らせた蜘蛛の巣にからめとられるロネガン。 二人の男を常に従え、たくさんの手下を使い、大物ぶりを見せてくれ、 大物としてなりあがるにふさわしい警戒もみせ、 仕掛けが成功するかと、はらはら…。 そこを切り返す詐欺師グループの手腕が見事で笑える。 慎重なはずのロネガンが、ゴンドーフに手玉に取られ、けしかけられて、負けず嫌いでプライドの高さをくすぐられ、欲にかられ、ますます深入りしていく…。 そんな駆け引きが面白い。 ロネガンの片腕も印象に残る。 そんな筋に、冒頭の事件がらみの面々が絡み、どこで周到なる計画が、蟻の穴から破城するのか、ドキドキ、はらはら…。(フッカー=ケリーとばれたら一貫の終わりだし) 主要な女性二人もクールで「姐さん」とお呼びしたくなるほど魅力的。 筋だけ知って、観た気になると勿体ない。 軽妙なテーマソングに影響されているのか、遊園地に招かれたような心躍るひと時。 楽しまなければ、損。 (蛇足) ニューマン氏もレッドフォード氏も、私にとっては往年の名俳優としてひとくくりしていたけれど、11歳の差があるんですね。だから、映画の中ではゴンドーフに比してフッカーが小物(弟子)のように描かれているんですね。知らなかった。
何も言えないけど ただ一言、 "観て‼️"
"後世に残すべき1本"に間違いなく推します。 粋、カッコいい、ストーリー展開の巧さ。 もし未だ観てない方、必見です。 (いいな~、未だ観てないなんて‼️羨ましい😽)
このどんでん返し本当に面白かった!そして、エンタテイナーの音楽もマ...
このどんでん返し本当に面白かった!そして、エンタテイナーの音楽もマッチしてて脚本もしっかりしていて観ていて本当に楽しめる映画だった。
粋でセンス抜群なジョージ・ロイ・ヒル監督の最高傑作
作品数は少ないが安定した演出力と粋なセンスの持ち主ジョージ・ロイ・ヒル監督の最高傑作。「明日に向って撃て」「スローターハウス5」「リトル・ロマンス」「ガープの世界」と多彩なジャンルに秀作ばかりで、大好きな監督の一人。騙して大金をせしめる”スティング”ではフィルダー・クック監督作品「テキサスの五人の仲間」があるが、更に大掛かりな仕掛けと時代背景のセンス抜群な美術・衣装、それに音楽で、最高級のエンターテインメントに仕上げられている。1930年代のノスタルジー作品の中でも、演出の巧さと内容の面白さの絶妙なバランス感覚で傑出した作品。ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードの名コンビが、背景に溶け込んだ演技を見せて、作品の品位を上げる。特に、憎めない愛嬌の良さを醸し出すニューマンの余裕ある演技が素晴らしく、列車内のロバート・ショウとのポーカー対決場面なんて、こちらもニヤリとしてしまう可笑しさに溢れる。贅沢を言えば、女優陣に印象に残るような美女をキャスティングして欲しかった。作品はアカデミー賞の6部門で受賞したが、個人的にはポール・ニューマンに男優賞が与えられるべきと思った。これ以来、アカデミー賞を信用しなくなった。アカデミー賞で客観性が高いものは、外国語映画賞とスタッフの専門的技術の部門に限られる。
ややインパクト不足かな。。
ほぼほぼ50年前ぐらいの作品なので、現代の作品との単純比較はできないし、この令和時代の感覚だと筋違いかもしれないけど、作品としてのインパクト不足は否めないかなぁ。。
ストーリーはなかなかワクワクしました。ロネガンを罠に嵌めてお金を騙し取るために、真綿で首を締めていくように徐々に徐々に嵌めていく過程がじっくり見れた。詐欺師vsギャングという悪vs悪の構図だったので、気兼ねなくというか、罪悪感、嫌悪感なくストーリーが楽しめました。
そして、代名詞のどんでん返しですが、サリーノの正体、FBIポークの正体など、驚かされたポイントはいくつかあったけど、見せ方があっさりしていたこともあって、「それだけ??」感が。。。例えば、ニセの場外競馬場の存在自体を伏せて、最後のタイミングでイッキにネタバラシとされたら、ものすごく驚いたと思いますね。まあ、そうすると、ギャングを嵌めるプロセスの楽しさが半減しちゃうし、、ムズカシイデス・・。とにかく、どんでん返し作品としては、インパクト不足と感じました。
キャストの方々では、ポール・ニューマン、アイリーン・ブレナンあたりがいい感じで、存在感ありましたね。ロバート・レッドフォードはブラッド・ピットと見紛うほどのカッコよさでした!
騙し騙され。
見入ってしまう面白さ。 油断すると騙されてしまうから、初めからしっかりみないとダメ。 悪いことなんだけど、ペテン師かっこいい~ってなる。 実はすごい悪党だけど、隠居?生活から仲間のために動くという設定はおいしい。 こういう映画の定番だけど、みている側も騙すというのは、最高~っとなる。 何度でもみたくなる作品。
おうち-196
おしゃれのごちそう。 実家に帰ったら、「『スティング』もやってたから、録画しといた」と母。ほんと神ですか? というわけで、インディ祭りに挟んでみました。 ちなみに過去2回くらい見ています。 初めてこの映画を観たのは小学生のとき。 もちろん録画なのですが、そのときに印象に残っていたシーンがスパイの女。 当時はこの映画のタイトルすら知らずに見ていたのですが、何年か経って、『ミッション・インポッシブル ゴーストプロトコル』を観た時。 冒頭で、イーサンの仲間のエージェントが、路地裏で女スパイ(レア・セドゥ)にサイレンサー付きのハンドガンで暗殺されるシーンがあって、このシーン、デジャヴだ!と何年か越しに感じました。 幼いながらに初めて「裏切り」を学んだのだと思います。 渋すぎるポール・ニューマンと美しすぎるロバート・レッドフォード(若い頃美しすぎ選手権では、アラン・ドロンといつもいい勝負しています、私の中で)。 どんだけスクリーンに映えるんだろう、この二人。 そして演出に脚本、セットやファッション、音楽、そのすべてがほんとにおしゃれ。 あのテーマ曲をバックに、各チャプターのタイトルが登場人物たちの絵とともに映し出されるのが、絵本のようにクラシカル、かつ粋な演出ですごく好き。 そして何度見ても飽きないストーリー。 何度見ても新鮮だし、さすが!と言ってしまうのはなぜ? 欲を言うなら、公開当時に生きていて見たかった。『オーシャンズ11』など、同じジャンルの映画を見てしまっていたりして目が肥えている分、当時ならもっと楽しめると思う。 リアルタイムで劇場で観た方がうらやましいです。
It's close. もう一捻り欲しかった。
超有名なコンゲーム作品。「午前10時の映画祭」に行こうと思ってたら寝過ごしたのでamazonでレンタルして観賞しました。うーん、現代の視点で言えばもう一捻り欲しかった所ですね。いや、多分公開当時は「おおっ!」ってなったのかも知れませんが、正直今観ると普通ではなかろうか?と思ってしまいます。
往年の名作ってやっぱ不利だと思うんですよ。だってそこから色んな映画が色んなアレンジしてもっと面白い作品作ってしまっているんですし。当時は画期的だったのかも知れませんが観てて「すっげー、騙された」ってなるかと言うとそんな事はなく。
コンゲームというとこれがトリックかも知れないと考えながら観てしまう訳じゃないですか?しかも評判が高ければ高いほどハードルは上がってしまう訳です。そういう視点で観てしまうと最後のドッキリも既に「もしかしたら・・・」って頭の隅で考えてしまってる訳です。で、それ通りにストーリーが進むと評価が高い分「その程度か・・・」とガックリしてしまうんですよね。
若かりし頃のロバート・レッドフォードは間違いなくカッコいいです。ポール・ニューマンも渋いなっと思いました。ただ作品自体が時代を越えて楽しめるか?というと、そこまでではなかったなぁっという感想でした。
文句なしに面白い!!
タイトルだけでは内容がわかりにくいのですが 映画全体はいわゆるコンゲーム! 騙し騙されるやり取りの応酬です。 若い人に解りやすい例としては 今年前半にヒットした「コンフィデンスマンJP」みたいに 大掛かりな仕掛けと絶妙の芝居で ターゲットを罠に嵌めていく〜 そういうめっちゃ面白い脚本を 超カッコいい若かりし頃のロバート・レッドフォードと 最高に渋いポール・ニューマンが仕掛ける映画!! それも1930年代の男のスーツ姿がおしゃれでカッコ良い時代! 面白くない訳がない!! 絶対、観ましょう! で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては ポール・ニューマンの いかさまポーカーのシーンがあまりに有名なので すっかり賭博場の映画だと思ってました(苦笑) お恥ずかしい〜〜 ポール・ニューマンといえば私的には「タワーリング・インフェルノ」 しかちゃんと観てなかったので 「スティング」が観られたことは本当に良かった。 コンゲームの仕掛けにあたり、キャストの面接シーンがある。 「イギリス紳士専門だ」なんていう ちょっとした役のオジさんまで、なりきってて面白い! 本当にいい映画って、ちょっとした役の人まで輝いてるんだよね〜 いい映画観られて良かった! 「午前十時の映画祭」ありがとう!! @お勧めの鑑賞方法は? こんな教科書的な映画は劇場で見ておきましょう。 いろんな映画に絶対にオマージュされてます。
観てよかった‼
54歳の私が小学生ぐらいの時の映画。 題名と、あの音楽は知っていたけど… 引き込まれた~! ポールニューマンが何をやってもカッコいい! 服のままバスタブに浸かって、氷に顔を突っ込んだりからの…スーツスタイルのカッコいいことと言ったらそしてブルーグレーな瞳が見透かしたり、挑発したり、ラスト近くに不安にさまよい安堵…そして… こんな面白い映画に出会わせてくれて『午前10時の映画祭 』ありがとうございます‼
【20世紀の映画遺産】どんでん返しは、こうやりな。
三回は見ていると思いますが劇場では初。午前十時の映画祭で。 面白いわぁ。ほんとに面白い。フェイント、オフサイドトラップ、仕掛けて嵌めて揺さぶりまくって、ラス前に大物トラップ。後はハラハラドキドキかよ!と思わせといて、最後の最後に全部載せ卓袱台返し。この痛快さが、どれだけの人を虜にした事か。今の映画人のバイブルの一本である事は間違いないって、自信を持って言える。 詐欺師のターゲットは冷酷なマフィアのボス。詐欺は犯罪なのに、ココロに響くのは懲悪への応援歌。行け行け気分であっという間の129分。最高だった! でもね、フッカーの最後のセリフの字幕には一言。 字幕では「やっつけただけで十分さ」が、最後のフッカーの台詞になってましたが、原文は "Nah. I'd only blow it." 「イヤ、どうせするだけだから」が直訳。 「俺は復讐出来ただけで満足。分け前なんか貰っても、どうせ賭博でするだけだから」がフッカーの気持ちなんでしょうけど、ここは正確に訳して欲しい所でした。 黒人の仲間の復讐の為に命懸けのトラップに挑んだフッカー。人種問題的にも良い感じの設定だった事がオスカー7本の背景にあった事もリマインド。
詐欺師映画の金字塔
昔の映画の中でもかなりお気に入りの作品です 無駄なシーンなど一切なく綿密に練られた脚本と 名優達(特に主演の二人)による演技と 音楽によって終始オシャレな雰囲気を保つ名作です どんでん返し映画としても名高いので そういったのが好きな人にはオススメできます
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