サウンド・オブ・サンダーのレビュー・感想・評価
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2004年12月〈お正月〉ロードショー
レイ・ブラッドベリの短編小説『雷のような音(英語版)』(短編小説集『太陽の黄金の林檎』収録)原作。タイムトラベルのSFながらバック・トゥ・ザ・フューチャーのような爽快感とは真逆のハラハラ・ドキドキ。タイムウェーブ等の専門用語の説明がないのが残念だがアイデアは面白い(しかも爽快なハッピーエンド)。日本語吹替版のナレーションは津嘉山正種。CGがチープに感じるのは東宝ではなく松竹配給で予算をケチったか!?令和の現代に解明された真相は撮影中に制作会社が倒産してしまい資金が少なくなったための影響だそうです。とにかく今更撮影はやめられないからとにかく映画を上映してしまえばスポンサーは納得するという良くも悪くもハリウッドらしい考え方ですね(苦笑)。
全てはライオンのホログラムが間違いのもとだった。おかげで全てがホログラムに見えてしょうがない・・・
2055年には記録媒体が全てホログラムなのでしょう。未だにVHSビデオを楽しむ者にとっては夢の夢でしかありませんが、あのライオンほど鮮明に映し出されれば文句のつけようがありません。絶滅種を救うために研究を重ねるトラヴィス・ライヤー博士(エドワード・バーンズ)はこうしたライオンなどを記録して、ソニア・ランド博士を茶目っ気たっぷりで驚かせたりするのですが、白亜紀の可愛い恐竜だってこのホログラムに見えてしまうわけです。さすがに漫画チックではありませんでしたけど、噛まれても透り抜けちゃいそうな映像でした。 さらに未来の道路には風変わりな車がいっぱい走っていて夢のような世界を描きつつも、これもまたホログラムっぽい映像になっていまして、これじゃ車にぶつかっても痛くも痒くもくすぐったくもありませんよね。ベン・キングズレーあたりが「よ~し、試しにぶつかってみようか?」などと言って車道に飛び出してもビックリしなかったかもしれません。 虫がいっぱい出てくるシーンもあるのですが、さすがは『レリック』の監督さんです。もしかすると『ハムナプトラ』の虫を借りてきたのかもしれませんけど、ちょっと気持ち悪かったですね。そしてヘンテコな恐竜・・・顔がマントヒヒのようでしたけど、マントヒヒザウルスと命名してもいいのでしょうか。これもホログラムっぽかったです。 ストーリーはレイ・ブラッドベリ原作なのでさすがに引きこまれるものがありましたけど、終盤になって「死んだって、過去を修復すれば生き返る」といった人命軽視につながる内容はいただけません。そして、絶滅種の研究者を登場させるなら捕食や食物連鎖についても考えないと、世の中狂暴な生物ばかりになって・・・と、考えるだけ無駄か・・・ タイムトラベル3原則+1 ルール1:過去を変えるな ルール2:過去に何も残すな ルール3:過去から何も持ちかえるな ルール4:製作会社がつぶれたのなら無理に映画を完成させなくてもいい! 【2006年3月映画館にて】
タイムトラベルでの恐竜狩りツアー。 客の一人が誤って蝶を踏みつぶし...
タイムトラベルでの恐竜狩りツアー。 客の一人が誤って蝶を踏みつぶし、そのまま現代に持ち込んだことから未来が変化し、現代が大混乱に。 蝶を一羽殺したくらいで、なぜ恐竜が絶滅せずに進化を繰り返して現代まで生き残ったのか、話を大きくし過ぎではあるが、緊迫感は大いに伝わってきた。
題材は良い
タイムトラベルを取り扱うSFはかなり頭を使う。適当に観ていると置いていかれること間違いなしだが、本作は違った。タイムトラベル特有の「変化」がタイム・ウェーブという波によって変わっていくという設定だ。アドベンチャー的な要素が多いため、細かな突っ込み所は無視するとして、分かりやすくて良いじゃないかと思う。第1波、第2波と波が来るにあたって未知の生物が出てくるなんて夢がある話だ。何でもかんでも凶暴な怪物になっているが、未知との遭遇として穏やかな性格の生物も出して良かった気がする。公開は2006年だがCGは恐らく虚しいレベル。壮大なスケールで描いたものの、比較的低予算だったことが伺えてならない。また、ストーリーに起伏があるんだか無いんだか微妙なところであり、全体的にどこを評価してもぼわっとしているということが分かった。しかし、評価の割には私個人は楽しめた方だと思う。
進化が雑
2006年でこのCG感…。 そこが酷すぎてなんとも…。 話の内容は面白かったし興味ある。 過去を変えると現在も変わる系である。 まぁ正にバタフライエフェクトだったわけですが、 あれで全ての生命の進化が変わるというのはいかがなものか。 時間の波とやらで都合よく次第に現代が変わっていくんだけど、 これは本当に都合よくて、 本当なら彼が蝶を踏んだ瞬間に現代が変わるはずで、 過去から帰れなくなるはずで、 更に言えば彼らは存在しないんだから タイムトラベルしてないはずで、 だから蝶を踏まないはずなんだよね。 所謂タイムトラベルのパラドクスが 非常に分かりやすい程に無視されてて心地よい。 そして恐竜の進化に哺乳類が混ざっているのが変で、 百歩譲っても、だとしたら、 一瞬映った人類の進化がうーばーるーぱーみたいなのが意味分からん。
とにかくCGが!
こ、これがB級映画か! 初めて観たかもちゃんとB級映画!ストーリーとかその発想とか面白いんだけど、とにかくB級映画でCGがチープで作品が薄く感じちゃう!ひゃっほーい! ちなみに当方エドワードバーンズはプライベートライアンの時から好きです〜。
The wave is coming! 時間旅行を取り扱ったSF作品
しっかりB級作品でした。その割には頑張ってた方だと思います。ストーリーには突っ込んじゃダメなタイプの映画ですね。 タイムトラベルをする前の注意事項とか説得力あったのですが、過去が変わってからが段々とおかしな方向へ進んでました。過去が変わると突然現代が変わる?「進化の波」も説明がいまいち納得がいかないのですが、まぁ深く考えない方が吉でしょう。爬虫類とマントヒヒのミックスはなかなかないアイディアで良かったです。造形はアレですが・・・ なんとなくダラダラB級SFでも観ようかなって時に観る作品ですね。
若干安っちい
超大作っぽく作られているものの、CG等においては微妙。ストーリーは悪くはないが、普通と言った所か。 …とまぁ他に大作があれば、本作に登場する「進化の波」(タイム・ウェーブ)みたいにザバーッと飲み込まれてしまいそうな作品。クリーチャー造形は好きです。ゴリラ+恐竜が特に。 良いところはいっぱいあるんですが、なんかショボくって良い箇所が目立ってないと思うんですよね。 でも、タイムトラベルもののSFアクション映画としては、良くまとまっている方だと思います。
俺は大いに評価する
映画評価:70点 確かに画質は汚く、大作という割りには安そう だが内容は非常に魅力的でした。 この手の作品には矛盾と、訳のわからない設定、無理矢理なこじつけが付き物だが この作品は違った、 タイムトラベルを実現させた経緯 何故、タイムトラベルを行うのか がハッキリとしているし ある事故で未来に変化が起きるが、原因もハッキリとしていた。 なにより、タイムウェーブの説明で妙に納得する事が出来た。 上記で述べた事だけでもSF作品では合格点 そこにハラハラするシチュエーションや、主人公のキャラクター等含めて、とても素晴らしい作品でした。 私の評価基準は、あくまでストーリーですので良かったと感じました。 最後に現世に戻った主人公はどうなるのか、とても気になりますね。 【2014.6.25鑑賞】
超大作…? え? え?
昔テレビでやたらとSF超大作として取り上げられていて、タイムマシンの話題が上がるたび取り上げられていたので気になってみてみたら まぁ残念な感じ。 スターウォーズエピソード3の放映された2005年の映画とはとても思えないほど前時代的な3Dでとことんチープ、大金かけてこのクオリティならいっそお蔵入りにすべきだったと思う。 B級ならそれらしく宣伝も質素な感じなら納得もできたが、なまじ大作として取り上げられていただけに落差が激しくがっかり度では過去見た映画の中でダントツだった 原作がレイ・ブラッドベリでこの程度の映画しかできないというのは…
時間旅行の代償は大きい。
時間旅行が可能になった未来。 白亜紀で恐竜狩りを楽しんだ一行が、ある忘れ物をしたばかりに 「進化の波」が起こって、人類消滅の危機が迫る。 という、スケールの大きな物語です。 タイムトラベル物のSF映画としては、普通に面白かったですね。 「進化の波」が押し寄せて、主人公達の時代の生態系が 文字通り書き換えられていく中、どうやって時間の流れを元に戻すのか? 単純なんですけど、ハラハラドキドキして観れました。 大作では無いですけど軽く見れて良い作品だと思います。
あったら怖いが、内容は微妙。
時は2055年。人類は、タイムトラベル技術をついに手に入れ、時間を超えた観光旅行を楽しんでいる時代の話。しかし、そのタイムトラベルは、人類滅亡への旅でもあったと言うのが設定。まぁ、タイムマシンで過去の時空を歪めると、現在も無くなってしまうと言う設定は良くありますが、正にそれです。 ただ、現在の消失の仕方が新鮮。既に存在している時代に”時間の波”が来て、それにより、過去との違いを埋める”進化”が生じていくと言うもの。その”時間の波”が、諸歌時空のゆがみを補正する役割を担っていると言う説明の様です。しかし、その”時間の波”による”進化”によって、この場合は、人類の滅亡に繋がっていってしまうんですけどね。 背景には、CGではなく、なぜか”絵”を多用しています。レイ・ブラッドベリの小説を下敷きにしているのですが、その世界を体現したと言う事なのでしょうか? 画面がパンするシーンがいくつかあるんですが、ちょっと気持ち悪くなりました。 ドイツ・チェコ・UK・アメリカの合作の様です。最後のエンドスクロールに見慣れない文字が沢山あったので、なんだろうと思ったんですよね。
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