スカーフェイスのレビュー・感想・評価
全87件中、61~80件目を表示
マイケルと全然違う!
ゴッドファーザーのマイケルと全然違うパチーノ!パチーノ出演映画はゴッドファーザー以降何本か見ましたが、演技力がある上手い役者だと言うことがいやでもわかります。この映画はテーマ的に怖くて頭がヘラヘラしましたが、パチーノすごかったです。
舐めてんじゃねーぞ
トニーモンタナ、という1人のマフィアが成り上がり、落ちぶれていく様子を描いた映画。
見終わった印象は、切ない、悲しい、あるいは痛い。
派手なアクションや怖いシーンはもちろんありますが、トニーが楽しそう、という映像がほとんどない気がします。
成り上がり、と描いた様に金も女も地位も手に入れていますが満たされているように見えない。
結局トニーは「舐められたくない」だけだったんだろうなと思います。
唯一の武器であるその価値観により全てを手に入れ、全てを失ってしまう。
狼の世界に犬が1匹迷い込んだような、その逆のような、見ていて胸が痛くなる映画でした。
とにかく名言連発。 「さあ、悪党におやすみをいいな、俺ほどの悪党に...
とにかく名言連発。
「さあ、悪党におやすみをいいな、俺ほどの悪党にはもう会えない」
「俺はいつも真実を話す ウソをつく時もだ」
でもやっぱりラストシーンのセリフが最高。
ミシェルファイファーが最初登場した時は絶世の美女なんだけど、妻になってからはただの整形ジャンキーにしか見えない演出力に、映画って凄いなーとあらめて感心。
それにしてもコカインあんなにやったら鼻イカレるだろ。
「Say hello to my little friend!(俺の友達に挨拶しな!)」
全てを手に入れ、全てを失った男
最近ヒップホップカルチャーが流行ってきているなか、スカーフェイスがヒップホップの原点に近い作品であると聞いて鑑賞。
アル・パチーノ演じるトニー・モンタナがコカインの密売でアンダーグラウンドから這い上がり、破天荒ぶりから自滅していく様を描いたもの。
とにかく、脚本が緻密に練られてる印象。マイアミ裏社会での密売人たちの人間関係、ヒエラルキーを見ていてとても面白い。すぐ人殺ししたり、一気に地位が上がったり、信頼関係がこじれたり…
この映画の一番の注目すべき点は、舞台をマイアミに設定したり、音楽がディスコ調であったり、闇社会を180度反対側から描いた点である。クライム映画独特のジメジメ感が上手く払拭されている。
マフィア系映画のあっけなさはホントにクセになる。
ギラついてた
トニー・モンタナ映画史に残るキャラクターと言う事は知ってたが、初めてみた。
アルパチーノが案外老けてて、これで20代くらいかと思ってたら44歳だった。
最初のトニーモンタナが何歳の設定かは分からなけど、この作品を見た教訓は40代でもギラギラしてて良いのだなと言う事。
ハッキリ言って、どこも良い所のない自分の欲に正直な悪い奴だけど、何か憎めないむしろ格好良さすらあったのは、やはり自分が失った若い頃のギラギラをずっと持っていたからだと思う。
誰にも悩みを打ち明けずに一人で酒を飲みドラッグを吸入し遠い所を見つめる表情がこの人も人間なんだなと思えた。
登り詰め、富を得た代わりに疑心暗鬼になり仲間を失って落ちて行く様が魅力的に描かれて面白くラスト何と無く寂しい気持ちになった。
キープするのが一番難しいのだな…
Fuck!!
公開が30年以上前なので、当然見ていたのだろうと思いきや、前半の残酷なシーン以外は全て忘れていた。監督がデ・パルマ、脚本がオリバーストーンで180分という時間を忘れさせるスリリングさ。エンディングの素晴らしさ。完全な悪役なのに感情移入させるモンタナ役のアルパチーノ。そして傑出すべきは80年代ディスコサウンドっぽいジョルジオ・モルダーの音楽。こんな良い映画を映画館で観ていなかったのが悔やまれる。でも、当時は大学生だから彼女と一緒に観に行ったら、一発で別れられるかも。
男のこだわりとは
視聴:1回目
推薦:男向け
感想:女性厳禁映画じゃないですか(笑)?引き込まれる絵力がありました。アル・パチーノの素晴らしさを改めて知り、久しぶりに巡り会えて良かった作品だと実感。眼力すごいです。男の生き様を3時間で語り尽くします。ラストのエンドロールに入る余韻が忘れられません。エンドロールの曲も素晴らしい!エンドロールを迎えて観た〜⤴と味わう数少ない映画。また観たい。
大画面スクリーンでのトニー・モンタナ
異常なまでの向上心に出世欲が災いし全てを手に入れても人の愛情だけは何とも空回りな不器用な男。
最後に見せた人間らしい優しさの行動で全てが崩壊し戦慄の銃撃戦に死へと向かう。
代表的なマイケル・コルレオーネに後年のカリート・ブリガンテとも違うギンギンな危うさを哀愁を漂わすトニー・モンタナを演じきったA・パチーノに感涙。
B・デ・パルマの80年代的なダサい演出シーンが所々気になるが今一度デ・パルマとパチーノのコンビを観てみたい。
やっぱり、アル・パチーノは好かん
なぜこの映画の評価は高いのだろう。全編説明的で、ラストがまたひどい。主人公も人間のクズ。最後に献辞があるが、映画界の黒幕のために作ったおべんちゃら映画にしか思えないが・・・。
オリバー・ストーンの脚本だが、名前を貸した?と思えるくらいの出来。プラトーンでのアカデミー賞はこのご褒美かと思ってしまう。
見事な落ちっぷり!
冒頭からあからさまに勢いがあり、カリスマ性のある演技から
薬漬けで悪い意味で感情的で自己中で、、
この人もうダメだな、、、
とあからさまに思わせてくれる
アルパチーノの演技は凄かった。
すさまじい落ちっぷりにびっくりしたけど
それでも芯までは腐らせず
死ぬ間際までかっこ良かった。
ただ演出と音楽はすこしダサめ。笑
でもそういう時代だったんだろうと思えば
そこまで気にはならなかった。
1人の男のすさまじいエネルギーを感じられる映画。
3時間を感じさせない
最近ウルフオブウォールストリートを観て凄いなあと思っていたが、同じ衝撃だった。なんだこの人間臭さは。ただ、この時代あるいはウルフオブもそうだがこの野心てのはどこから生まれるものなのだろうか。現代人はなぜ少ないのだろうか。良い悪いではないが、映画、演劇としては間違ってる方が断然面白いだろう。馬鹿を見てホッとしたり笑ったり、共感して感動したり。合理的でないのが人間であり、魅力である。その理由は情熱。そう感じさせる映画でした。
圧巻の堕ち様…!!
途中で見るに耐えなくなるほどの見事な堕ちぶりです。 トニーというキャラクターに惹かれれば惹かれるほど心が痛む。
「おれの武器はガッツと信用、それを汚すことはしねえ。」
しかし、どんなに心が痛んでも最後まで見届けてほしい。
彼を哀れに思った人なら余計に。
エンディングを迎えなければこの映画を語ることはできない…。
全87件中、61~80件目を表示