スカーフェイスのレビュー・感想・評価
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アルパチーノの異様な存在感
チンピラなのに自信満々で麻薬を扱うマフィアの中でのしあがっていく。
けれん味たっぷりの男のドラマが好きな男性は相当楽しめる。
ただ、欲求にストレートなチンピラが成り上がっていくのだが金、女、薬といつ転けるか?いつ転けるか?心配になる。
金を得て、権力を得ても、彼の不安は尽きず、特に妹への心配は酷い。
母親の息子への怒りや妹の中途半端なビッチっぷりなど、チンピラだった主人公の行状がよくわかる。
ラストは儚いマフィアの世界で主人公も同じ定めで死んでいく。
作品として、魅せる力はあるが内容に深みはない感じで、のしあがる過程にもカタルシスがない。
なんだかあっさりしている。
アル・パチーノの一人舞台!!
主人公が小柄なので絵的にも違和感を感じましたが、逆に小柄なのに自己肯定感や上昇志向が非常に強く、それは自分にはない部分なので参考にするべく注目しながら観ました。序盤からボスを軽視して、誰かをリスペクトするという事もなくずっと同じ調子なので、個人的には熱い内容ではなく、尺も長いため他人には薦めづらい映画だと思います。一人では成り立たない事業なのに、ビッグになってもずっとチンピラ時代の相棒一人とのやり取りが続きますし、成り上がりの高揚感も弱く、薄っぺらさを感じます。映画と言うより、アル・パチーノの舞台劇だと思った方が楽しめると思います。
後からくる
最初は?と思ったけど、
次の日になってみると
良さが沁みだしてくる。
最悪の環境で、犯罪に手を染めてでも「這い上がってやる」と思って
全てを手にし、銃弾を浴びて死んでしまった主人公。
何を手にしたかったのだろう。
お金を手にし、権力を手にすれば幸せになれると思ったのだろうか。
貧しさは幸せになる切符を手にしがたい。
最愛の人を失い、己の生も奪ってしまうから。
例えお金を手に入れても。
途方もなく美しく悲しい男の生き様を描いている秀作。
ただただ、悲しいと思う。
得るということは失うことへのフラグである。
だってそれは社会に反したものを土台にしてるんだもの。
悪い道に走っちゃしょうがない。
それしか生きていけなくても。
でもダメ。
でもアル・パチーノならOK
そんな感じ。
マイケルと全然違う!
舐めてんじゃねーぞ
とにかく名言連発。 「さあ、悪党におやすみをいいな、俺ほどの悪党に...
全てを手に入れ、全てを失った男
最近ヒップホップカルチャーが流行ってきているなか、スカーフェイスがヒップホップの原点に近い作品であると聞いて鑑賞。
アル・パチーノ演じるトニー・モンタナがコカインの密売でアンダーグラウンドから這い上がり、破天荒ぶりから自滅していく様を描いたもの。
とにかく、脚本が緻密に練られてる印象。マイアミ裏社会での密売人たちの人間関係、ヒエラルキーを見ていてとても面白い。すぐ人殺ししたり、一気に地位が上がったり、信頼関係がこじれたり…
この映画の一番の注目すべき点は、舞台をマイアミに設定したり、音楽がディスコ調であったり、闇社会を180度反対側から描いた点である。クライム映画独特のジメジメ感が上手く払拭されている。
マフィア系映画のあっけなさはホントにクセになる。
ギラついてた
トニー・モンタナ映画史に残るキャラクターと言う事は知ってたが、初めてみた。
アルパチーノが案外老けてて、これで20代くらいかと思ってたら44歳だった。
最初のトニーモンタナが何歳の設定かは分からなけど、この作品を見た教訓は40代でもギラギラしてて良いのだなと言う事。
ハッキリ言って、どこも良い所のない自分の欲に正直な悪い奴だけど、何か憎めないむしろ格好良さすらあったのは、やはり自分が失った若い頃のギラギラをずっと持っていたからだと思う。
誰にも悩みを打ち明けずに一人で酒を飲みドラッグを吸入し遠い所を見つめる表情がこの人も人間なんだなと思えた。
登り詰め、富を得た代わりに疑心暗鬼になり仲間を失って落ちて行く様が魅力的に描かれて面白くラスト何と無く寂しい気持ちになった。
キープするのが一番難しいのだな…
Fuck!!
男のこだわりとは
大画面スクリーンでのトニー・モンタナ
やっぱり、アル・パチーノは好かん
見事な落ちっぷり!
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