スカーフェイスのレビュー・感想・評価
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まぁ〜アルパチーノじゃなきゃ
見てられない映画。ブライアンデパルマの冗長な演出、ジョルジオモロダーのダサいシンセ音楽。とてもとても名作とは言えない。アルパチーノの凄い演技で力作感が出てるが、主人公が普通の役者だったら、メチャクチャダサダサ映画で、最後まで見ていられないようなB級バイオレンス映画。
3時間近いけれど、少々消化不良なところも
The world is yours
キューバから反カストロ主義者として追放されたトニーモンタナという青年がアメリカで成り上がろうという一人の人間のキングオブコメディ。
またこの青年が必ずしも悪と言い切れないところが味がある。やってることは凶悪だが彼には彼なりの美学があって、決して無関係の人間、子供には手をかけないという信念を貫く。そして自らの妹を溺愛するがあまり最終的には彼の相棒すら手にかける。権力を握る前は純朴な青年そのもので惚れた女の前では照れ笑いをし、家族の見舞いまでする。
ボスを消して大金を手にし事業にも手を出すが、豪邸に対して彼自身がちっぽけな存在に見える風呂場のシーンは彼存在そのものがとても空虚なものであると認識できる。
作中で何度も目にする「World is yours」とは誰に対してのものなのか。それは恐らく自分の妹に対しての感情だろう。母親から絶縁を強いられ、それでも妹になけなしの金を渡したり、悪い男から力ずくで奪い返し説教をしたり。彼は妹に対しての感情は過保護なまでに強い。そしてマニーという成り上がりの仲間を殺してまで妹を守ろうとする。それは単なる兄と妹という肉親のラインを超えるような愛憎を伺わせる。その結果は妹が兄に対して自分を欲しているんだという誤解を産んでしまった。
彼の純粋なまでの愛は度重なる破滅を招き、「世界は君のもの」という言葉の下に死体と化してしまうのは諸行無常を感じるが、生き様は十二分に感じられた。
アルパチーノ祭
欲に塗れるな。
そんなにいいか?
ストーリーは関係なし。
最後の銃撃戦だけ見せたかったんじゃないのかと勘繰ってしまう。
ワイルド・バンチの方が数段イイ。
気がふれた演技をしたら演技力があることになるのか?
ギャング映画に限っても、他にもっといい映画はある。
どこまでも拭えない劣等感
Netflixで久々に観賞。
3時間近い大作で、展開も型通りではあるものの、やはり名作だと改めて実感した。
アルパチーノの名演が光ることは言うまでもないが、演じ方、描かれ方は、ゴッドファーザーとは明らかに違う。
言うなれば、どこまでも劣等感を拭えない“小物”。コカインで成り上がり、金と女と組織を手に入れても、家族や仲間を信頼できず、本当の一流とは程遠い。
欲望に従順で、度胸があり、人間臭い魅力に溢れているが、それでも男が惚れる任侠さはなく、そのことにどこか気づいているトニーの悲しさが、ラストの壮絶な死に様に表れている。
そういう小物が主人公であるにも関わらず、長時間の本作を見切ってしまうのは、やはりアルパチーノならではなのだろう。
小物なのに、どこか魅力がある、そういう表現をアルパチーノが可能にしている。
展開の早さやインパクトが重視される昨今、表現の可能性を改めて考えたくなる一作だった。
50点
チンピラからの成り上がり。
まぁ誰にも媚びず自信家で偉そうで
気に入らない物は全て排除の自己中
誰でもこうなるのかこの人だけが
不器用なだけなのか
演出はダサくまぁそんな大きな内容はない
任侠映画好きには好かれそうって感じ!
これならボヘミアンラプソティの方がいい
オレの商売道具はガッツと信用だ!
アルパチーノ演じるトニーモンタナがマフィアとして上り詰め没落する話。移民としてアメリカにやってきたトニーは人種差別を受けるがそんなのをもろともしない姿勢は尊敬できる。この映画はパルプフィックションまではfワードが最も多い映画とされたらしいw。それもそのはずアルパチーノのマシンガントークがとてもコミカルだ。そして有名なラストシーンはラリったトニーがマシンガンをぶっ放すとても爽快なものだ。
トニーモンタナ
堕ちていく様が凄く良かった
・コカインで成り上がっていくキューバ人が主人公っていうのが良かった。
・アル・パチーノがのし上がっていくも堕落していく様が凄く良かった。自宅の防衛に儲けの12%をかけてるのが面白かった。女子供は殺せないと頑なに命令を拒んだのも良かった。
・ミシェル・ファイファーが魅力的だった。
・雨に唄えばを観てから観たせいか、こっちはコカインであっちは俳優で成功して…とダブって観えた。
・妹がそんなに話にかかわらない気がしていたけどかなり本筋に関わってきて最終的に狂って兄貴であるアル・パチーノの家に入るのも嫌でたまらないと絶叫した後、殺そうとしたのが切ないながらも良かった。
・人間、あんなに自己中心的になるとああなるんだよなとしみじみ思った。
ならず者の誕生と最期
これを見ると、アメリカ人がメキシコ国境に壁を建設しろと言う動機が少しわかる。キューバから犯罪者が大量に流れ込み、治安が悪化したというイメージは間違いではないだろう。
しかし、この映画は、麻薬の売買で財産を築く主人公の口から、アメリカ社会の真っ当に見える人たちが、実は数限りない悪事に関係しているにも関わらず、その責任を流れ者のならず者に全て押し付けているという歪みを代弁させている。
暴力に次ぐ暴力で、気が休まらない映画ではあるが、明確なメッセージ性を感じる作品だった。
妹が兄の思いを理解できないところも、非現実的なようで意外とリアリティがあって没頭できたところがある。下品な言葉遣いばかりなのに、不思議と下品さをあまり感じなかった。
圧倒的なアルパチーノの存在感
あんたの手が触れたものはみんな腐っちまうんだよ!主人公の母の言葉だ
肥大化した自我が周囲のもの総てを押し潰す
精一杯背伸びした余裕無さ
ほんの少しでも体に触れられたり、反論されたら破裂したかのように攻撃する
この主人公の性格の理解が半端ない
これを100%以上演技に変換して、最早役者としてのアルパチーノではなくトニーそのものに成りきっており
観ていてアルパチーノを観ているのだという感覚を失うほどだ
映像はデパルマ監督の美しい世界そのもの
音楽はジョルジオ・モルダーの80年代サウンドそのものキラキラ感
オリバー・ストーンの密度とテンポを兼ね備えた素晴らしい脚本
そこにこのアルパチーノの名演技だ
アクション映画、ギャング映画の金字塔と断言できる
ギャングスター
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