SHINOBIのレビュー・感想・評価
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これが由緒正しき原作レイプ
封切った当初はコミック版「バジリスク 甲賀忍法帖」の人気があり、そしてそちらの出来が非常に良かったことから原作への注目度が上がっていました。
当時の評判がケチョンケチョンだったので見るのを避けていたのですが、やっと見てみました。
感想。原作知らないならそこそこ楽しめるが、原作を知っているなら改変ぶりに激怒する内容。
それぞれの忍法の内容が変わっているし(特に朧)、小四郎は伊賀方なのに甲賀方になってるし(見ながらずっと「甲賀にこんなのいたっけ?」と思っていて、あとで確認して判明)、原作の外連味があるそれぞれの忍者のやられっぷりがことごとく変なものに置き換わっていたり(これは朧の設定が変わっていたからというのも大きいかと)、エンディングが変なお涙頂戴になってたり。
尺が短い、予算が限られている、時間が足りない……といういいわけでは収まらないくらいの換骨奪胎。
これは評判低くて当然。
ほぼタダで見ている自分ですらこういう感想なのだから、当時ワクワクして劇場でお金払った人の立腹ぶりは想像できます。
映像や演技はまあまあ良い出来なので、誰が悪かったのか、戦犯が浮き彫りになります。
監督や製作はなんでこれでヒットすると思ったのか?
松竹110周年記念作品がこんなもので松竹は納得したのか?
どんな処分が下されたのか?
内容よりも悪評/影響の方に興味が出てくる1本です。
あ、でもこれ見た後に原作かコミック読むと、素晴らしさが再確認できます。そういう楽しみ方もあります。
9割くらい忍者同士のバトルアクション。 朧(仲間由紀恵)と甲賀弦之...
9割くらい忍者同士のバトルアクション。
朧(仲間由紀恵)と甲賀弦之介(オダギリジョー)は恋人同士。服部半蔵正就より甲賀と伊賀5対5で戦うよう下知が出る。戦いを避けようとするが、忍というものは武器であり戦う為のもの。伊賀と甲賀のトップ同士が相討ちで死んで、それを引き継き、朧と弦之介がそれぞれの頭となって戦うことになる。
泰平の世で忍者が必要なくなったから、潰し合いさせる。みたいなのが実際のところ。
ずっと戦って朧以外みな死ぬ。
最後は朧が自分の目をつぶして命がけの訴えで忍者の里への攻撃を止める。
悲しい話。
単純な
ストーリーのおかげで、ある意味気軽に観られる映画になっている。
伊賀と甲賀が力を合わせれば、徳川に勝てると思うが(笑)
ラストで目を潰した仲間由紀恵が、目を開くのはどうかと(^_^;)
戦国時代の忍者版ロミオとジュリエット
そうそうたる面々がキャストにそろっています。短い間にそれぞれの個性が出ていて観ていて非常に興奮しました。もともと男って対決物好きなわけだし、忍者って必ず、興味を引くはず。注目は流石の椎名桔平。妖しさと毒々しい不死身の忍者役。そしてセクシーさ抜群の黒谷友香、小さいころから毒を飲まされた毒を武器とするクノイチの役ですがオダギリジョー演じる甲賀の頭領に想いを寄せていてこれがまた素晴らしい。こんな美女なら毒にあたって死んでもいいかも。仲間由紀恵はもう一方の伊賀の女頭領役ですが脇役で若いころの沢尻エリカも出ています。今と違い可憐な美少女です。りりィ、寺田稔、坂口拓、升毅、虎牙光揮、木下ほうか、伊藤俊、石橋蓮司、松重豊、北村和夫等こゆーい面々がそれぞれいい役だしていて退屈しませんでした。万人に受ける映画ではないが私は大好きです。続編できないかな。
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