劇場公開日 2005年9月17日

SHINOBI : 映画評論・批評

2005年9月20日更新

2005年9月17日より丸の内プラゼールほか全国松竹・東急系にてロードショー

久々に、普通にかっちょいいオダジョー万歳!

山田風太郎の忍者小説を最新VFXを駆使して実写化と知り、「HERO」や「LOVERS」風の様式美アクションを想像したが、結果はさほど裏切られず。アクション自体は本家の迫力に及ばないが、袖口から出す伸縮自在の糸で戦う忍者や全身毒女、変幻自在男など忍術がエキゾチック・ジャパン! 個性派役者たちの頑張りもあり、ついつい引き込まれてしまう。

なかでも目を引くのが、久々にイケメンを演じているオダジョーである。演じるのは、甲賀忍者の頭目の孫、弦之介。伊賀忍者の朧と恋に落ちながらも、戦うことになる宿命だ。忍者版「ロミオ&ジュリエット」は美男美女だから成立し、オダジョーの面目躍如なり! 戦いは無益と考える男なので、忍術の見せ場がほんの5秒くらいなのが物足りないが、満月を背景に戦う姿はため息つくほどかっちょいい。

オダジョーといえば、デビュー直後はそうでもなかったが、最近は異色俳優(というよりもキワモノ路線?)指向の強さを感じる作品が続いている。顔がいいだけの役者と言われたくない、美形ゆえの苦悩もあるだろう。でも、凝りすぎるのも逆に痛い……。と、感じていた矢先に登場したのがこの作品で、デビュー時からのファンも満足するはずだ。

(山縣みどり)

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