星になった少年 Shining Boy and Little Randyのレビュー・感想・評価
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アジアゾウとテツ
柳楽優弥さんが扮する小川哲夢は、実在した坂本哲夢さんがモデルになっています。生前の坂本哲夢さんのことを 母親である坂本小百合さんが『ちび象ランディと星になった少年』という本にしています。それをもとにして、登場人物の名前を変え ファンタジーとして映画製作したものです。登場する動物たちは 全て CGを使用せず 本物に演技をさせて 撮影しました。
柳楽優弥さんが 実際にタイ語を覚えたり、本当にアジアゾウと戯れていて、素朴で素晴らしい作品です。
冒頭、小さい人や老人向けのような愉快なギャグで、明るい雰囲氣を感じました。音楽は坂本龍一さんが担当していて、どんな場面なのか説明不足の部分をカバーしていたと思います。
タイに行くまでの間、学校でイジメられたり、佐藤二朗さん扮する先生から嫌がらせ行為をされたりして引き込まれました。母親からタイに行く許可をもらった場面、ここで感動しました。
タイに滞在中パートの、アジアゾウのファーとテツの交流も 感動しました。
タイから戻ってきて、動物園で懐かしい「Diamonds <ダイアモンド>」(プリンセスプリンセス)の後、哲夢が蒼井優さん扮する村上絵美と出会う場面は なんだか ちょっとワクワクしました。アジアゾウとテツヤ(武田鉄矢さん)の映画制作のシーンも良かったです。
哲夢の事故の後、屋根の上での二人の女性の会話も良かったです。
ラスト、哲夢がアジアゾウになったような描写で終わり、ファンタジーとは このことかと 納得しました。
20年
スピリチュアルだゾウ
象と会話する少年。
予告編の常盤貴子の号泣シーンでウルウルしてしまった
予告編の常盤貴子の号泣シーンでウルウルしてしまったけど、本編でもやはりやられてしまった・・・何だか騙されてる?
「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」は好きです。彼は犬や馬の心が読めるのですよ!すごいじゃありませんか。今までも、“子犬に餌を与えるときに手に餌を乗せて食べさせるとよい”という裏技は役に立ちましたし、ペットの飼い方については大変参考になる番組でした。この『星になった少年』も柳楽優弥くんが象の言葉を理解するのです。そして唐突にタイへ行って象使いになると言い出す優弥くん。家計は苦しかったけど、彼を単身タイへ行かせてあげる家族。タイ語の勉強、留学決定のターニングポイントや心の葛藤をほとんど端折って、タイでの修行に励みます。
あっという間に次々とシーンは変わり、日本で初めての象使いのショーを開催することになるのですが、この展開に小さなお子様たちはついていけたのでしょうか。ドキュメンタリータッチにするなら許される手法なのでしょうけど、これはファミリー映画です。大人が観れば伏線も理解でき、目を潤す準備もできるのでしょうけど、幼い観客は、動物を使ったあざとさと若くして死ぬ主人公に感動できたのでしょうか?
なんだかんだ言っても、武田鉄矢の劇中劇、常盤貴子・蒼井優の自然な演技によって救われ、坂本龍一の音楽の効果もあって、泣かされてしまいます。意外と良かったのは親子の愛…中でも継父との関係や、義理の弟も上手く演出されていました。
DVD200円ゲットシリーズ。若き柳楽優弥。 そろそろ泣ける映画を...
ゾウ使いの少年とゾウの絆
予想を超えるものではありませんでした
ふ~ん、へぇ~、ほ~。。。
「誰も知らない」で一躍世に躍り出た柳楽優弥の新作。
象の楽園づくりを夢見、タイにいって象使いを目指した実在した少年の映画化だとか。片親の母親を常盤貴子が演じ、ヒロインは蒼井優。
感想は、観ている途中から消化不良感がつねに心に宿っている。題材の素材を監督さんがまったく活かしてないからなのでしょう。適当につくったと受け止められてもおかしくないくらいだらけた展開。坂本龍一氏の音楽は妙にセンチメンタルすぎる。とりあえず豪華な顔ぶれをそろえて惨敗したオリンピックチームみたいな映画。1時間53分がとにかく長かった。
でも「誰も知らない」以降それとなくウォッチしつづけた柳楽優弥くん、俳優としてたどってきた道は間違ってない。ゆっくりいきましょう。
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