劇場公開日 2005年7月16日

「予告編の常盤貴子の号泣シーンでウルウルしてしまった」星になった少年 Shining Boy and Little Randy kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0予告編の常盤貴子の号泣シーンでウルウルしてしまった

2018年12月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 予告編の常盤貴子の号泣シーンでウルウルしてしまったけど、本編でもやはりやられてしまった・・・何だか騙されてる?

 「ムツゴロウとゆかいな仲間たち」は好きです。彼は犬や馬の心が読めるのですよ!すごいじゃありませんか。今までも、“子犬に餌を与えるときに手に餌を乗せて食べさせるとよい”という裏技は役に立ちましたし、ペットの飼い方については大変参考になる番組でした。この『星になった少年』も柳楽優弥くんが象の言葉を理解するのです。そして唐突にタイへ行って象使いになると言い出す優弥くん。家計は苦しかったけど、彼を単身タイへ行かせてあげる家族。タイ語の勉強、留学決定のターニングポイントや心の葛藤をほとんど端折って、タイでの修行に励みます。

 あっという間に次々とシーンは変わり、日本で初めての象使いのショーを開催することになるのですが、この展開に小さなお子様たちはついていけたのでしょうか。ドキュメンタリータッチにするなら許される手法なのでしょうけど、これはファミリー映画です。大人が観れば伏線も理解でき、目を潤す準備もできるのでしょうけど、幼い観客は、動物を使ったあざとさと若くして死ぬ主人公に感動できたのでしょうか?

 なんだかんだ言っても、武田鉄矢の劇中劇、常盤貴子・蒼井優の自然な演技によって救われ、坂本龍一の音楽の効果もあって、泣かされてしまいます。意外と良かったのは親子の愛…中でも継父との関係や、義理の弟も上手く演出されていました。

kossy