「少女の成長の物語」千と千尋の神隠し ホラー好き2さんの映画レビュー(感想・評価)
少女の成長の物語
誰しも宮崎駿は天才だと言う。
大人になって、何度か観て改めて天才なんだと認識した。
彼が作り出す、彼だけの世界。
豊かなイマジネーションに、生き生きと動き出すキャラクター。
千と千尋は最初は好きじゃなかった。
甘ったれな子供の千尋。
身勝手な親。
異界に迷い込んだ千尋は親から引き離され、強制的に仕事をさせられることになる。
挨拶すら出来なかった子供が、生きるために自ら考え、行動しだす。
そして、よくよく見ると、千の周りにいる大人たちの優しさよ。さりげなく手助けし、彼女の成長を見守る。
初見では、やや唐突に思えた電車での旅立ちも、
彼女の独り立ちで、来るべくしてきた時だと分かった。
見てるようで、何も見ずに
ただ流されてきた千尋は、
周りに助けられていたことに気付き、
そして、物事の真贋を見抜く。
父母を取り戻した千尋は、異界の出来事を忘れてしまっても、
経験した大切な気持ちはきっと忘れない。
銭婆が、仲間と編んでくれた髪ゴムがきらり✨と光っているから。
コメントする
