「良い映画」千と千尋の神隠し stoneageさんの映画レビュー(感想・評価)
良い映画
みんな大好き宮崎アニメ…(笑)
かつて『カリオストロの城』を初めて観たときは胸がときめき、『未来少年コナン』で愛とか犠牲とかを知った…純粋な頃は、良いものを素直に楽しめた…あれからン十年(笑)
『千と千尋の神隠し』…最初の公開から19年。コロナ自粛明けの2020年初夏、いくつかの宮崎作品がリバイバル公開されてるようなので、この機会にと思い、出かけてみた。
…初見です…(笑)
初めて観た『ナウシカ』がはまらなかったせいか、以来宮崎作品はノーマーク…まぁ、大人になり、映画の嗜好が変わったと言った方が正解かも知れない…。しかしながら、メディアや世間での大騒ぎや、色んな映画賞を取り、なんだか敷居が随分高くなったような空気感もあり、あまり好きになれず、遠ざけてきた感はある…「食わず嫌い」なんですかね(笑)
で、どうだったのか、この作品?
ん〜、色々と"含み"があるんでしょうなぁ…という感じです…そして、なんだか"くどい"、"しつこい"…(笑)
もっと素直に感情移入出来る作品をと期待してたんですが、そうは問屋が卸してくれなかった…(笑)
世界的な映画賞をいくつも取っている作品にケチをつけるのも何だか大人気ないかなと思うので、愚痴はここまでにしときます(笑)
宮崎アニメが三度の飯よりも好きという方は、どうぞ!(笑)
*異界の世界に迷い込んだ千尋が、散々振り回された挙句、やっと一息つける場面で、ハクから貰ったおにぎりを泣きながら食べる場面が前半にあるが、なかなか良かった…一緒に泣けた(笑)
*この作品、新しい土地へ引っ越して来た小学生の女の子(小学生には見えなかったが…笑)が、その移動の車中で見た夢の世界を映像化したんでは?…人は不安なとき、訳のわからん夢とか見ますから…宮崎駿はきっと、つげ義春の『ねじ式』をヒントにしたに違いない(笑)