蝉しぐれのレビュー・感想・評価
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良くも悪くも藤沢氏らしい作品
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初めての鑑賞
他の方のレビューを読むと小説やドラマに比べて
評価が落ちるようだが
どちらも見たことがなく、予備知識なしで見た
「隠し剣・鬼の爪」「たそがれ清兵衛」と同じ海坂藩の下級武士の物語
主人公の文四郎は下級武士の養子
隣に住む幼馴染のふくのことが好きで、ふくも文四郎のことが好きだった
剣術の稽古に励む文四郎だったが、ある日、父が藩の勢力争いに巻き込まれ切腹させられる
家禄を減らされ、長屋暮らしを強いられる
そのころ、ふくは藩主の正室に奉公することになる
最後に文四郎に会いに来るが、文四郎は外出中で会うことが出来ないまま
江戸に向かうことになる
自分ではどうすることも出来ない、下級武士の恋心という
藤沢作品の定番ストーリーで
嫌いな人は「ワンパターン」と思うかもしれないが
自分は好きだ
藩主の死後、文四郎とふくは再会を果たす
もう進む道は変えられない
ふくは出家し、別々の道を生きることになる
ここにきて、序盤の花火を見に行き
ふくが文四郎の袖を握るシーンなどが良い感じで思い出された
ドラマの再放送があれば是非見たいと思う
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