「“サスペンス映画は旬の内に観るものだ!”という教訓を得ました。」ソウ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
“サスペンス映画は旬の内に観るものだ!”という教訓を得ました。
一番前の座席に座って云々というキャッチコピーのため、11日にはDVD発売が決まっているにもかかわらず、どうしても映画館で観たかったのです。しかし、座ったのは前から2番目の席。悲しい小市民の性が表れちゃいました。
公開されてからかなりの時が経つと、満点評価が続出したことや、「衝撃のラスト」などという言葉がいやでも目に入ってくるため、先入観や懐疑心を捨てられずに「犯人はお前じゃないだろう?」とか「何か起こるはずだ」といった余計な感情が素直な鑑賞姿勢を崩してしまったのです。最悪だったのは「続編が作られる」というニュース見つけてしまったこと!そうなると、シリアル・キラーは死なないってことなのね・・・とわかってしまうじゃないですか(泣)。
良質のサスペンス・ホラーであることは間違いないのだろうけど、もっと密室心理劇を中心にしたものを期待していたので幾分肩透かしを食らい、ツッコミどころが多かったのも事実。そうは言っても、終盤のゴードン医師の狂気に満ちた心理変化を見事に描いてあったことや、観客を驚かせる手腕に長けていたことは賞賛に値します。
ギコギコギコ・・・痛い!!
時計は10時20分、新品。アダムのポケットにあったテープ。ゴードンのポケットには鍵と弾。死体の手にはカセットプレーヤーとピストル。
ビデオを見てるのは誰だ。
アダムを信じるな。
2への序章。
密室劇の外では普通のサスペンスが演じられているが、ラストに死体が起き上がるという驚愕シーン。ゼップもジョンに脅迫されていただけ、アダムがなんとか撃ち殺すが、ジョンは片足となったゴードンを追いかける。シン刑事を殺されたうらみで刑事を辞めたタップは、ゴードン家を張り込み続け真犯人を追いかけていたのだ。しかし、あっけなくゼップに殺される。ジョンが最後に発した言葉から想像すると、アダムは多分生き残ったのだろう。ゴードンも足を切断しながらも生き残ったのかもしれない。そして、脳腫瘍を患ってるジョンは死期が迫っている。どうなるんだろう・・・
【2005年3月映画館にて】