英雄の条件
劇場公開日:2000年8月12日
解説
28年前にベトナム戦争で戦友チルダース大佐に命を救われたホッジス少尉は、その後引退して弁護士となるが、今では離婚が原因で自滅的な生活を送っていた。一方、海兵隊屈指の勇士として知られたチルダースは、暴徒に囲まれたイエメンのアメリカ大使館から大使家族を救出する命を受け、作戦を決行。一家の命と引き換えに女子供を含む一般市民多数の死傷者を出し、事件は軍事裁判にかけられることとなる。責任を追求されたチルダースはホッジスに自分の弁護を依頼する。
2000年製作/128分/アメリカ
原題:Rules of Engagement
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
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2022年10月18日
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鑑賞方法:DVD/BD、映画館、TV地上波
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しかし、取り上げてるキモになる部分が海兵隊の絆で固まっており、悪役は事務次官や政治家となっている。
撃ち殺された側が怨みに思い、さらに戦火が拡がる可能性もあるけれど、何しろ大使館に銃撃してくる民衆相手に手加減は出来ないだろうとは思う。
当時アメリカは世界の警察を標榜しており、他国へ入った海兵隊がトラブルを起こしたり見舞われたりしたのは想像に固くない。
大佐の罪を拭いとる事は出来たが、戦争行為とは殺し合いである。
裁判で無罪となったものの、それだけで済む筈もない。
どうしたらこんな世の中でなくなるのか?
未だに答えは見つからない。
交戦規定や武器の携帯など色々ルールはあるが始まれば殺し合いである。
良いも悪いもない。
一概に一緒とは言わないがヤクザ映画の類いでやくざやギャングがカッコいいとこ見せたりしているが、違法行為なしにヤクザやギャングたちがリッチな暮らしを出来る筈もないし何処かに迷惑かけてる人をカッコいいとは思わない…。
撃ち倒してもまた撃ち返してくるのが人の世。
話し合う必要がある
結局はそうなってしまう「アメリカ世界警察は絶対正義!」的な一種の国威発揚的映画なのだろう。
まぁ裁判の結果はある程度予想できたとしても、容認できなかったのがベトナム戦争当時のベトナム軍人が戦犯被告人サミュエルLジャクソンに対し〝敬礼”をした場面。見た瞬間悪態をつきたくなったよ。
何れにしろ中東も含むアジアはアメリカに軽んじられているのは間違いないだろう。
2021年10月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
こういう作品では命を懸けて戦地で戦っている軍人さんとアメリカ本土の安全な場所にいる政治家との違いを毎回思います
実際に戦っていない、保身しか考えていないように思える政治家に何がわかるのでしょうか
民間人の犠牲を出さないのは重要ですが、攻撃してくる民間人を前に平常心でいる事ができるのでしょうか
軍法会議がわりとあっさりしていて物足りなかったです
もっとそのシーンを深く観たかったです
この作品でも思いましたが、アメリカと日本とじゃ国旗に対しての思いが全然違いますね
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チルダース大佐(サミュエル・L・ジャクソン)率いる海兵隊は、イエメンにある米大使館で起き群集デモから大使ファミリーを救出。暴動は収まらず暴徒と化した市民83人を殺してしまう。
軍法会議にかけられ勝ち目がない裁判をする。チルダースは1968年ベトナムで共に戦った以来の親友ホッジス元大佐(トミー・リー・ジョーンズ)に弁護を依頼する。
チルダースの命令が正当なものであったかの裁判。治安破壊、越権行為、83件の殺人。
証拠となる大使館襲撃の様子を映した監視カメラのビデオテープを政府が隠蔽したということ以外はおかしな事もなく全部が想定内。実話だから仕方ないかもしれないが凄く現実的な内容だった。ドラマ的かといえばストーリーを軍人同士の絆の方に置いていると感じた。
邦題は映画の内容に似つかわしくない。