劇場公開日 2006年3月4日

「拭えぬ「学芸会感」〜ブレンバスターはだめよ」力道山 Haihaiさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0拭えぬ「学芸会感」〜ブレンバスターはだめよ

2025年5月10日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

2004(日本は2006 )年公開、日本・韓国映画。

【監督】:ソン・ヘソン

主な配役
【力道山】:ソル・ギョング
【力道山の妻 綾】:中谷美紀
【吉町譲】:萩原聖人
【沖浜子(岸惠子)】:鈴木砂羽
【葛西紘一(村田勝志)】:山本太郎
【井村昌彦(木村政彦)】:船木誠勝
【大木金太郎】:ノ・ジュノ
【遠藤幸吉】:秋山準
【豊登】:モハメド・ヨネ
【ハロルド坂田】:武藤敬司
【東浪(東富士)】:橋本真也

1.力道山は確かに戦後日本のヒーローだった

◆力道山
◆王貞治
◆大山倍達
◆張本勲
◆大鵬
◆松田優作

子供たちを熱狂させた彼らは、純然たる日本人ではない。
皮肉なものではないか。

力道山も最初は相撲部屋で苛烈なイジメを受ける。
そんな中でトップに辿り着くのは、
並の精神力ではない。
日本人の根底にある差別意識を知る力道山は、
長崎出身と偽っていた。

2.まとめ〜映画としての出来映え

力道山の生涯を丁寧に描いてみせた。
すべてを描き切ろうとしたために、
表面をなぞるような作品になってしまった。
純粋な「伝記」としては及第点なのだろう。

プロレス界のスターたちも出演し、
熱演していたが、「学芸会感」は拭えない。

当時は「空手チョップ」が華々しい時代。
ブレンバスターなんてダメでしょ(笑)

藤竜也の存在感が際だっていた。
着流しの似合う人だ。
☆2.0

Haihai
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