「結末を言うな と言うから何も話せない」情婦 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
結末を言うな と言うから何も話せない
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マレーネ・ディートリヒの『ダミオ!』って『この野郎、呪ってやる』と訳されるが、多分汚い言葉何でしょうね。ヒヤリング駄目なんで、残念。
迫力ある。この時、マレーネ・ディートリッヒは55歳。かっこいいですね。
こんな役をやれるのは、マレーネ・ディートリッヒだけかもしれない。
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Gustavさんのコメント
2022年12月1日
マサシさんへ、共感とコメントありがとうございます。
ディートリヒの女心の表現力が素晴らしいですね。初期の「嘆きの天使」「モロッコ」「間諜X27」「上海特急」の魅力と遜色なく、年齢を感じさせません。キャスティングについては、監督ビリー・ワイルダーの好みと云うか、筋金入りの映画愛と興行の為の話題作りの両方を考えてしまいます。「サンセット大通り」でサイレント時代の大スターであるグロリア・スワンソンにスポットライトを当てたように、トーキー初期の二大スターの一人、ディートリヒの個性を最大限に生かしたと思います。心残りはもう一人のグレタ・ガルボ出演の作品が撮れなかったこと。完全に引退していましたから仕方ないのですが、オマージュ映画の「悲愁」を晩年制作しました。ハリウッドで地位を確立するまで大変な苦労を重ねて、映画とスター女優を愛する監督としての心構えには強い意志を感じます。芸術的な作品ではない娯楽色の強いジャンルでは、ヒッチコック監督に並びますね。オードリー・ヘプバーン、マリリン・モンロー、シャーリー・マクレーンと、女優の好みもいい。ジャック・レモン始め男優も大切にしました。