「観る側、創る側のどちらから見ても際立つ傑作」フォーン・ブース たび☆びとさんの映画レビュー(感想・評価)
観る側、創る側のどちらから見ても際立つ傑作
もう何度か観てますが、いや、もう…
こんなに費用をかけずに、こんなに面白い作品をよく創ったなぁ、と感嘆しかありません。
(ま、有名どこが出演してますので、言うほど低予算ではないようですが…w)
電話ボックスという限られた場所に追いつめられ、その一カ所で進むストーリー。
口八丁で生きてきた主人公と狡猾な敵役との駆け引きを中心に、数人しか登場しないメインキャスト。
状況の全てを支配する敵役の予想もしない要求に、体も心もどんどん追いつめられる主人公。
最終的には人生で築きあげた(虚像を含む)全てのモノを手放さざる負えなくなる。
なのに、そのどん底で感じる、得も言われぬ解放感や救済感♪
それが単純明快なストーリーに深みを与えます。
で。
極めつけの、打ち覆い(故人の顔に掛ける白い布)をサラリとめくってゆくような最後のどんでん返し♪
例えるなら「カメラを止めるな!」的な企画(設定)勝ちの作品で、観る側、創る側のどちらから見ても際立つ傑作です♪
単純で分かりやすい設定、予想のつきずらいストーリー展開とスピード感、メインキャストのしっかりした演技、気軽に観られる上映時間(無理に時間を伸ばさなかったところ)、そこからくるリピート視聴のハードルの低さ…
など、色々合計(マイナスポイントが見当たらないw)して ★5つ(満点) としました。
ご覧になっていない方は、ぜひ一度!
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