「アイデア賞というより努力賞」フォーン・ブース 読む映画 城戸朗賢さんの映画レビュー(感想・評価)
アイデア賞というより努力賞
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主人公が電話ボックスに入るまでのシーンがとても凝っていて、まぁ見ていてよくわからないわけだが…そこのところが扱いがうまかったせいで、こちらの頭はかなり混乱させられたよな気がする。つまりこいつは誰なのかとか何をやってるやつなのかとかいうことを一所懸命考えさせられたせいで。見てる人が冷静になっちゃう、この映画を持たないので、どうやって主人公のこんなに巻き込むかというところが大事なのですが、映画のスタートの部分からその辺がよくできていたと思います。また、ボックスに入ってからの長い長い時間をあの手この手で埋めていくシナリオライターの努力は大変だったんじゃないだろうか。私も1人の作家だから作家目線でいますと普通このアイデアが浮かんでも1時間は持つとは思わないので書き始める前に諦めます0だからこの作家は諦めずによく頑張ったなという印象です。低予算映画というと、ネタは大体似てきてしまうのですが、この映画は独創的で参りました。
私はミステリファンなので、真ん中あたりからこれは何かのおとり作戦で犯人たちは他のことやってんじゃないかと思いましたが違いましたね。もしかしたらシナリオライターはそのつもりで書き始めだけども、別の犯罪が裏になくても映画として持つことがわかって.このようにまとめたのかもしれません。まぁお酒を飲みながらみると楽しい映画だと思います。
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