劇場公開日 2004年4月10日

「総合芸術」真珠の耳飾りの少女 二階堂さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5総合芸術

2014年12月26日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

知的

幸せ

真珠の耳飾りの少女(2014-12-26)
★★★★☆
フィメールの真珠の耳飾りの少女は、なぜあんなにも人を引きつけるのだろうか。
何か見透かされたような目と言いたげな唇青と黄色の静かなコントラスト
その全ての魅力を最大限に引き出し、さらに多くのプラスアルファを加えたものがこの作品である。

スカーレット・ヨハンソンは相変わらずの美人であるが、この作品では色っぽさをましている。
口で口説くとか、身体であからさまな表現をしているとかではないけれど
だからこそなおさらの甘美な甘さが感じられる。
しっとりとした目つきだとか、髪を見られたときの表情だとか

共感してくれる人が欲しかったんだろうな
自分の妻に「そんなこと」と言われることを木にかけてくれる存在がどれほど貴重で且つ待ち望んでいたか
これは愛情だとか欲情だとか そんなレベルの欲求ではないのだ

1時間40分をかけて1枚の絵画を見ている感覚
最後にクローズアップされる真珠の中身に入ったように錯覚をした
瞳に魅入られている私は、また瞳の中に存在しているのだと

二階堂
珠美さんのコメント
2020年4月24日

素敵なコメントです。

珠美