「Not inside me. マスターピース誕生秘話」真珠の耳飾りの少女 アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
Not inside me. マスターピース誕生秘話
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1人で勝手に「スカヨハ強化月間」の第三回は「真珠の耳飾りの少女」です。言わずと知れたフェルメールのマスターピースの制作秘話。フェルメールの作品は何点か観たことあるのですが、最近上野であった「フェルメール展」に行きそびれたので、代わりに本作を観賞しました。
その43年の生涯でたった36点程しか作品を残してないフェルメールの多分一番有名な「真珠の耳飾りの少女」が制作されるまでを綴った映画です。フェルメールの作品って言うなれば派手さは無くてもとても引き込まれるんですよね。で、本作も全体的に物静かな作品なのですが、17世紀当時の雰囲気が良く出ていて引き込まれる物がありました。
確かに「真珠の耳飾りの少女」ってフェルメールの中ではちょっと異色なんですよね。で、その作品に秘められたストーリーを想像力豊かに描いています。このストーリーだったら異色になっているのも納得というか、そんな感じの落とし所です。作品にカメラ・オブスクラを使ってる所とか知ってる人にはニヤニヤポイントですね。
当時20前後のスカヨハの透き通るような白い肌が美しいですね。手がスゴく荒れてたのが使用人というポジションをリアルに現してました。コリン・フェースが若くってビックリ!そりゃ15年も前なら若いか。スカヨハと良い感じになる肉屋の青年がキリアン・マーフィー!こんな所にも出ていたんですね。
ストーリー的に仕方ないにせよスカヨハはずっと少し困った表情でした。それでも絵のモデルになった時のハッとするような美しさ。将来的に実物を観れる機会があるかどうかは分かりませんが、きっと「真珠の耳飾りの少女」を観ればスカヨハを思い出す事間違いないですね。
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