パプリカのレビュー・感想・評価
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頭の堅い私には、理解不能でした(笑)
なんというか、アート系の映画作品を見たような感覚。。早い話がよく分からなかった(笑) アーティスティックな時代を先取りするような人たちの考えや表現は頭の堅い僕には分からん。。
前半から、夢と現実の境があやふやで、現実に戻ったと思わせといて、また夢の世界に行ってたの繰り返しでもはや順序立てて考える意味はないなと途中で諦めた。
映像は、色鮮やかで斬新だったけど、これまた先進的なモダンアートの作品を見てるような理解不能な絵でした。
声優陣は、本職の声優さんを揃えてたから、安定していてよかったです。
精神を乗っ取られた人たちの意味不明な言動が意味不明すぎておもしろかった(笑)
映像にごまかされるが話自体は特に面白くない
夢と現実ん境界が曖昧で、映像もすごいのはわかる。前半はこれどういう展開になるんだろう? と好奇心が掻き立てられた。
けれど、SF的なギミックの設定はあの当時ですらありきたりだし、話自体は単調で、オチもクソおもしろくもないんだよね。後半に行くに従ってがっかりする映画でした。
お話は、パーフェクトブルーとか千年女優、ゴットファーザーズのが良く出来てる。
この映画を見た日、女友達に異性として頼られる夢を見た...
いやー面白い映画だった!
原作がある映画だが、作品の持つプロットが魅力的。他人に夢に入り込み、精神治療を施すことができる世界観。それだけでもなんだかワクワクするし、誰にとっても不可解で奇怪な「夢」の表現が、ものすごいレベルの高いアニメーションで見れるのも良い。
作中で、パプリカが「ネットと夢は似ていると思う。どちらも抑圧された欲望が現れる、という意味では」といったことをいう。 作中で描かれる夢の性質は「自分の中で抑圧された何か」である。
作中の黒幕は、現実世界では自分で力を及ぼすことができないため、夢に入りこめる機械を使って、「夢の中」で、自分の野望を果たそうとする。
主人公の「パプリカ」はまさに、もう一人の主人公の「抑圧された理想の姿」なのである。おそらくは、現実ではエリート女医として、気丈にふるまう。行動や発言は理性的。
対してパプリカは、カジュアルなファッションに身を包み、言動も軽い。メイクも派手
め。
パプリカは、そんな理知的な本来の自分の夢の姿。そんな姿が、他人の夢と戦い、他人の夢から救っていく。
あと、これは全然映画に関係ないのだが...この映画を見た日に、仲の良い女友達に、異性として頼られる夢をみた。 そいつと仲が良いころ、そいつには彼氏がいたが、私には彼女はいなかった...。もし、その女友達に彼氏がいなければ、付き合っていたかもしれないなぁ、とは勝手によく思っていた。
それが、そんな感じで夢に出てくるとは、、。この夢を見たとき、「女友達が異性として(彼氏のように)自分を頼る」という設定が衝撃的過ぎて、夢か!!と思ったのだが。
そんな夢を見させられるくらい、不思議で力のある映画だった。
そんな説明が多い映画ではなく、いろいろなところに解釈の余地が残っていて、何度も見て楽しめる。あのときの一人一人の行動、なぜ監督はあのような描写をしたのか、等。
攻殻機動隊は超えられた
これは映画館で観たら何が何だかわからなかっただろう(結局なにがなんだかわからないところは残るけれど)、まぁまぁ面白かったし映像的にはすごいなぁと感心した。全体的に人物描写がのっぺりしてあまり彫が薄かった印象(特に敵役が)、あと大きなお世話だし若い人からしたら当たり前のことだが、押井守はすでに過去の人であることを見て痛感(最初に攻殻機動隊を観たときにショックはデカかったけど今じゃ氾濫してますよね)。
オセアニアじゃあ常識なんだよ
夢が現実に侵食していくさまが奇妙だった。色彩も毒々しいほど鮮やかで悪夢みたいだった。気持ち悪い行進と音楽が混ざりあって、気色悪いけど美しいと思いました。原作は読んだことありませんが、カエルたちの笛や太鼓に合わせて回収中の不燃ゴミが吹き出してくる様は圧巻で、
まるでコンピューター・グラフィックスなんだ、それが!
なんで猿なんですか?!
感動を覚えた『千年女優』でのクライマックスパターンが冒頭から惜しげもなく使われているような感じでした。見事なコスプレチェンジ。これはもうキューティーハニーどころではありません。また、何度も繰り返し出てくる夢の中の不可解なシークエンスは、そのままデジャヴュ効果として現実にも投影される。人間の深層心理を探るフロイト(よく知りません)の夢判断みたいな内容だと思っていたら、流行のタイムスパイラルムービーのようでもあり、「それがそこに繋がるのか」などと妙に感心してしまいました。
筒井康隆の原作本は映像化不可能とも言われたらしいですけれど、逆もまた真なりで、このアニメを文章化するのは不可能なんじゃないかと・・・夢と現実、そして時間が4次元的に絡み合って、なんとも不思議な気分にさせられるのです。他人の夢の中に入って体験を共有するなんてことは恋人同士であれば夢のようなおとぎ話のようですけど、見知らぬオッサンに自分の夢を牛耳られるかと思うと腹立たしくなりますね。ましてや、コンプレックスを抱えたゲイが侵入してくるとなると身震いしてしまいそうです。
夢と現実を行ったり来たりする映画はいくつもあると思いますが、観客が混乱してしまうという欠点もあります。ましてやこの作品では、現実の世界にまで夢が進出してくるのだから、さあ大変です。三種の神器や自由の女神がパレードしてるんですもん、混乱を通り越して発狂してしまうおそれもあるのです。ただし、スピーディな展開と拳銃を持った刑事も絡んでくるので、『エルム街の悪夢』のように緊張感を醸し出し、多少はパプリカちゃんに萌えさせてくれるために何とかついてくことができました。
『ローマの休日』や『地上最大のショー』といった映画の看板もいっぱい出てくるし、数々のアニメや映画へのオマージュがあるので飽きることはありません。特に氷室の部屋が『ブレードランナー』じゃないかと気付けば監督は大喜びするらしいです(公式ブログより)。ちょっと物足りなかったのは音響効果でしたが、その他は満足でした。で、続きはどうなるんだ?
オセアニアじゃぁ常識なんだよ!
今敏作品の、妄想と現実が文字どおりごちゃ混ぜになってゆく、お馴染みの映像表現の集大成。
特に 冒頭3分の夢から夢へ渡ってゆくシーンと 作中幾度となく登場する、悪夢のパレードの描写は圧巻。所長が発狂するシーンの長台詞は映画オリジナルだそうで。
子供たちは、かつて大人が夢に描いたそれを吸い込み成長し、失意の大人は、かつて自身が夢に描いたそれと今一度向き合うことで再び日常へと還ってゆく 案外 ありふれたテーマですが あの音楽と映像美でもって魅せることで 、他とは一線を画す作品となっているのではないのでしょうか。
何回でも見れる普及の名作
・夢を映像化する装置を開発した時田、夢に自分の分身パプリカを操れる敦子
・映像化しにくい題材をこうも見事にアニメにした今の手腕に唸る、また平沢の音楽もより世界観を深めてて癖になった
・おもちゃの大名行列が強烈に残る
・敦子が時田の背中を引っ張るシーンが冒頭と重なって涙でた
・現実に夢の世界が侵食してくるインパクトが凄い
・ホテルの床がぐわんぐわんなったり、カーペットや大地の底が抜けて重力が下がる表現が凄かった
・夢やらうつつやらこんがらがって混乱するがそれが良い、映像にただ身を任せるだけでも楽しい
うわ〜。最後まで観るんじゃなかった。よくわからなかったし。夢に出て...
うわ〜。最後まで観るんじゃなかった。よくわからなかったし。夢に出てきそう。
(途中で気持ち悪くて断念しようかと思ったけど、投稿のため鑑賞)
特に、デブの時田がこっちを見ている時は気持ち悪かった。
色彩は凄かった。
想像以上のビジョンはなく
原作は未読で鑑賞。
夢と現実の境が曖昧に…というようなテーマや物語はSFアニメとしてはうってつけの題材だと思うのだけど、活かせていたとは言い難いかなぁ。
夢の表現は規制がまったくないから逆に難しいのかもしれない。こちらの予想を超えてきたものはありませんでした。物語としての枠組みも平凡だったし。
パプリカが可愛かったので星はオマケ。
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