きみに読む物語のレビュー・感想・評価
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美しい物語
オープニングからアメリカ南部の豊かな自然が広がる。2人の愛がこの美しい自然の中で育まれたからこそ、この映画はラブストーリーのテッパンみたいになったんじゃないだろうか。もし都会での物語だったら、こんなに評価は高くないと思う。 ただノアとアリーの純愛もほんとに美しくて、こんなに誰かを愛して、誰かに愛される経験って、一体どれくらいの人が経験できるんだろう。初恋はほとんど報われないもので、生涯を通してこんなに愛することができる人と一緒にいられるって、すごい可能性だなと思う。 ストーリーはベタな設定だけど、アリーの両親も婚約者も、ノアのお父さんも、2人の子供たちも、病院のナースも、登場人物みんないい人で、誰も憎むことなく、ただ2人の幸せを願えたことがよかった。
ハッピーエンドであるはずなのに、何所か虚しさを覚えた。若く甘酸っぱ...
ハッピーエンドであるはずなのに、何所か虚しさを覚えた。若く甘酸っぱい愛への未練が捨てきれないせいなのだろう。昔みたいに体も心も自由が利かない二人の愛も好きだが、やはり虚無感に目を閉ざすのは困難だった。年老いた2人の仕草、表情が、若い頃と重なった瞬間涙がこぼれた。
人生の中で同じ瞬間は2度と来ない事を突き付けられた気がする。いまこの瞬間を大切にしよう。。。
笑って楽しめる映画です。
まずまず絵の美しいこと!
冒頭の始まりは重要なところですが、あんな夕日、実際見たいなあ。。と思うぐらいに綺麗です。
印象的なシーンが多い。
道路で寝るだったり、アヒルちゃんとボートだったり、かわいいキスのシーン、美しいキスのシーン。
キスといっても多様な表現で飽きないです。他人のキスシーンでいい気持ちになるってキャラが好きじゃないと出来ませんが、好き嫌い抜きにして良かった。
キャラが立ってる。
アニーがキラキラしてます。その後お付き合いしている二人。演技と現実の境がわからないぐらいにおさまってる。
というところで見て良かったなー!!と思える映画でした。
燃える恋愛をし、かつ二人のキャラが理解出来る人は共感して。それが心のboxに入ってる人は泣いちゃうのかも知れませんね。
こんな名作、なぜ観なかったのか?!
作品の名前は知ってたし、評判がいいのも知ってました。 しかし「どーせ、若者の恋愛ものでしょ」と思って、観てなかったんです。 イヤー、やられました。10年以上前の作品なのに。 メンバーがいいね。ライアン・ゴズリングも若いし、ジェームズ・ガーナー、ジョアン・アレン。そしてジーナ・ローランズ!! 若い時、そして年老いた時のシーンが上手く絡み合っていて。 「30年後、どうしていたいのか」。20代の頃には考えたこともなかったよ。私自身50歳目前にして、改めて考えさせられました。途中から涙止まりませんでしたね。いやー、観てよかったな。
年を重ねるとどんどん選択肢が広がって、ひとつに絞るのは難しいね。
巷で感動傑作と名高いこの映画。 悔しいくらい噂通りの感動作でした。 美人で富豪な女の子と貧乏で田舎暮らしの男の子の恋物語。 富豪で優しい青年との結婚を控え、女の子の心は揺れ動く。 どっちに転んでも悲しむ人がいる。じゃあどっちを選ぶ?安泰?初恋? そんなお話を施設でおじいちゃんが認知症のおばあちゃんに 本を読み聞かせてるお話。 最後に愛が奇跡を生むのだけれど、その奇跡の悲しさに涙が止まりませんでした。 年を重ねるとどんどん選択肢が広がって、ひとつに絞るのは難しいね。 「あの頃君は17歳だった。」 ってのが告知のキャッチコピーみたいだけど、 自分の17歳のときと比べてみてください。
恋愛映画を観るなら1番初めに観るべき
もう、3回も観ました。まぁ、面白いし泣ける。私はこの映画を観て恋愛映画に興味を持ちました。とっても感情移入できます。そして、何より私の1番の推しはサウンドトラックです。また、この音楽が泣けるんです。観終わった後はサントラばっかり聴いてます。
4.4
純粋で王道のラブストーリー。自分たちの境遇の差を超えて愛し合う物語。よくある話だけれど、そのできすぎた話がとても心にしみた。 最近はラブストーリーにもいろいろ種類があっていろんな工夫があるけれど、滑稽なまでにストレートな愛はやっぱりすてき。映画に奥ゆかしさがあった。 音楽につられて感動が一気に込み上げてきた。
こんな爺さんになりたい
2005年の作品だからそんなに古くもなく、かと言って新しさは無いが 久々に良い作品を観た、回顧録は良くあるが いろんなことを想像させ 自分の人生と重ねてみたりして 共感したり 本当にいろんなことを考えさせられた作品だった。 施設に入って本を読み終えた後戻ってきた時は涙が出たね、何度も同じ事を繰り返してるのは戻った時の僅かな時間がかけがえのない時なんだろう。切ないけど幸せな最後だった。
一度きりの人生ならば。
オープニングの夕陽をバックに、ボートを漕ぐシーン。
綺麗過ぎる風景と、落ち着いた音楽も手伝って、いつまでも観ていたいと思ってしまう程の映像美。
初めてこの映画を観た時には、主人公2人が自己中心的過ぎる。と感じていましたが、久し振りに改めて鑑賞してみると、映画の印象は、まるで違うものになりました。
先ず、365日毎日恋人へ手紙を書き送り続けたこと。
認知症になったパートナーへ、最後のその時まで、根気強く2人の愛を語り続けたこと。
何より、彼女が婚約者の元へ戻る別れ際に、彼が彼女へ問い掛けた「人の事は考えるな(俺も婚約者も両親の事も忘れろ)君はどうしたいんだ?」の言葉。
自分が彼女と一緒になりたいからだけで、言ってる言葉には聞こえないし、それは彼女の表情を見ても分かる通り。(彼女自身の本当の気持ちを、大切にして欲しい想いからの言葉。)
それでも去っていく彼女を、責めたりする様子が無かった時点で、自分と一緒にならない選択をした彼女の事も丸ごと、最後迄、信じて(愛して)いたんだなぁ。。と、愛の深さに脱帽。
ここまで長い間、お互いの事を強く深く想い合って、一緒になった2人のことを、誰も責めたり否定する事なんて、私は出来ないと思う。
2人と別れた婚約者・恋人との間に、それぞれの子供が、いなかった事が唯一の救い。
だとしても、やはり自分の周りにこんな2人がいたら、略縛婚だとか騒ぎ立てる人達は出てくるでしょうし、この映画の2人の様な、馴れ初め〜交際期間迄の状況を知れなければ、私自身もやはり色眼鏡で見てしまうと思います。
きっと殆どの人達は、相手方の恋人さん、世間体、常識というものを気にして(無論、それが健全な思考ですが)映画の様なアプローチはせずに、自分の気持ちに蓋をして、諦める人達が大半でしょうし、それが間違いなく正しい選択だと思います。
ただ、映画として観るならば「現実的な正しい選択」を観たいのではなく、日々の中で、殆どの人達が諦めてしまったこと、届かなかった想い、埋もれてしまった声、叶わなかった願いの数々。みたいなものを、全て救って叶えてくれる。(起こって欲しい全ての事が起こる。)
そういう映画を観たいし、映画の中だけはせめて、ハッピーエンドであって欲しい。と思う私のような者には、こういう映画は必要で貴重な存在です。
それにしても、映画って本当に良いものですね。
このラブストーリーには脱帽
ラブストーリーというジャンルには興味は沸かないのだが、これには参った。アメリカ映画にもこんなに奥ゆかしい、初々しい、清々しい、恋愛映画あるんた!身分の釣り合わない恋物語は定番だが、それでも惹き付けるものがある。主役の二人がとても魅力的、映像が綺麗、そして徐々に分かってくる筋書き。大概、邦題は原題を台無しにする感があるが、その点でもこの映画は満足。観て良かった!
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